インディーシーンでクィアな映画作品を発表し続けている白田さんの最新作、『ブライトロード303号室奥田美紀様宛て』を紹介します。 白田監督の作品を初めて拝見したのは、2021年の関西クィア映画祭(僕は当時実行委員をしておりました)。映画祭のいち企画「国内作品コンペティション」にて応募された白田さんの『みんなバカ野郎だ』、この作品が特に強く心に残り、その後も個人的に白田さんのご活動を追っていました。 今作が初めての長編作ということで、既にいくつかの映画祭で受賞されていますが、先日「日本映像グランプリ2023」の記念上映会でようやく鑑賞の機会を得ました。結論から申し上げると、間違いなく素晴らしい作品…