ドイツのAbleton社が開発する音楽制作ソフトウェア。Ableton Live。
ドラムやベース、ギターなどの音声ファイルを組み合わせたパターンを、画面上に配置することで直感的に楽曲を作ることが出来る。
Mac OSXとWindowsに対応。現在の最新バージョンは9.1。日本の代理店は株式会社ハイ・リゾリューション。
楽曲制作向けの「アレンジャービュー」、ライヴ演奏向けの「セッションビュー」という二種類の画面が最大の特徴。二つの画面はシームレスに連携することができ、セッションビューでリアルタイムに試したアイデアを、そのままアレンジャービューにレコーディングすることも可能。
さらに、これらのパターンや音声ファイルにコンピュータのキーボードやMIDI鍵盤などを割り当てることで、リアルタイムに再生することができる。この再生結果はシーケンス情報として記録されるので、まさに楽器を演奏するかのような感覚で楽曲を作成できる。
音声ファイルをMIDI鍵盤の任意のキーレンジ、つまり複数のキーに割り当てることができるようになった。単なる再生だけでなく、音声ファイルのメロディー演奏も可能になった。
MIDIシーケンサー機能が加わり、リズムマシンとしての用途に特化したサンプラーImpulseと、音階楽器向けのオーソドックスなサンプラーSimplerを標準で搭載し、VSTiにも対応。これにより、ループベースでの音楽製作を超えた幅広い表現力を得た。
「Create・Produce・Perform」をコンセプトに、音楽制作から編集、パフォーマンスまで、すべての音楽活動を完全にサポートすることを目標とし、大幅な改良が加えられた。DAW機能の拡充(フリーズ機能、ブラウザビューの操作性の向上など)と、MP3の読み込みと自動テンポマッチに対応、長尺のファイル用のワープアルゴリズム「Complex」を実装し、DJ用ツールとしても本格的な機能を装備。エフェクターの追加や、エフェクターをグループ化する機能など、総合的な音楽制作ツールとしての地位を築いた。Live 6 29 Sep 2006[10]
ABLETON DAW Live9 Suite DTM・DAWソフト