NEC(日本電気株式会社)が1981年に発表したマイコン。NEC製のZ80コンパチCPU搭載。当時としては珍しいグラフィックとPSG3和音が扱え、なおかつ9万円を切る低価格だった。また、カートリッジROMを採用し、ホビーパソコンとして一気に普及することに。
PC-6x01シリーズの略式名称として「P6(ぴーろく)」と呼ばれる。初代機(PC-6001)はNECが最初から「パピコン」と呼んで売り出していた。PC-6601SRにはNECが付けた「六本木パソコン」「Mr.PC」という愛称もある。PC-6001以外は武田鉄矢がCMをやっていた。
6601シリーズは時代を先取りしすぎて3.5インチFDを搭載。1Dと1DD(SR)というレアな仕様だった。
また、SRにはFM音源が内蔵され、PSG3声+FM音源3声+ノイズの7声が同時出力できた。互換機と噂されていたサンヨーPHC-25とセイコーMAP-1010(多分)は互換機ではないことが近年発覚。
初めてゼビウス(電波新聞社から発売されたタイニーゼビウス)が移植されたパソコンはP6だった。
なお、P6にはいくつかエミュレータが存在する。
PC-6001mkII以降では内蔵された音声合成チップにより、BASICから簡単にしゃべらせることができ、PC-6001mkII以降の最大の特徴となった(PC-6001はオプション)。PC-6601、PC-6001mkIISR、PC-6601SRは歌うこともできた。