米国就労ビザの理不尽はよく知るところなので、そこに興味を惹かれて見た。 もちろんトレス自身の身近な物語でもあるのだろうけど、作品の中ではビザスポンサーのごたごた自体はアレハンドロをエリザベスから去らせないための物語の障害にすぎない。面白かったけれど、SNLのコメディライターによるコメディ映画として成功していたかというといまいちだったかも。どうも笑えなくて。 たとえば、ちょこっとヒットしたネタを引っ張るの寒くない...?ちょいちょいウケてる人はいたけど、半分内輪っぽかった。何より、エピローグが惜しい。 『ショーシャンクの空に』や『ノマドランド』を連想させる野暮天ぶり。 いつかどこかで再会できるに…