[英] Sukhoi Su-27 Flanker
Su-27(スホーイ27、スホイ27)は、ソビエト連邦で設計・製造された戦闘機である。
現在でもロシアを中心とする旧ソ連諸国や第三世界で使用され、極めて強力な格闘性能、長大な航続距離を有する。
スホーイ設計局によるフランカーシリーズの原型で、これを元として、攻撃機、爆撃機、練習機などが作成された。
バーベル・スホーイの主導により1969年に開発が始まり、試作機T-10-1(Su-27フランカーの最初の15機)の製造が、ミハイル・シーモノフの監督によって1974年に開始され、ウラジミール・イリューシンの操縦により1977年5月20日に初飛行した。
試作機は、曲線の主翼端、後方引き込み式の前脚、エンジン収納部中央上に装備された垂直安定板といった特徴を有していた。開発は容易ではなく、量産型の仕様となった主要な機体フレームの再設計完成までに、パイロット2名が命を落とした。
母体になったのはプロトタイプのT-10と呼ばれる機体で、現在のSu-27と比べるとかなり異なったスタイルをしており、むしろ同時期に開発されたMig-29に似ている。その後航空力学的に問題が生じたため、大幅な改修がほどこされている。
量産は1979年に開始され、1985年に就役した。
現在の生産は、輸出用のみが行われていて、ハバロフスク地方にあるコムソモルスク工場で集中して作られている。
「超時空要塞マクロス」シリーズの可変戦闘機バルキリーシリーズのデザイナーとして有名なアニメメカデザイナーの河森正治氏は、同機シリーズのファンである*1。
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.57 ロシア空軍 SU-27 B2 シーフランカー プラモデル 60757
*1:特にVF-11やSV-51に影響。