Mooseとは、Perl5にオブジェクトシステムを導入するためのライブラリである。
Perl5に元々備わっているオブジェクトシステムは非常に基本的なもののみである。そのため、オブジェクト指向プログラミングを行うためには、オブジェクトシステム自体をユーザーサイドで実装する必要がある。これは非常にわずらわしいため、いくつものオブジェクトシステムを実装したライブラリが開発され、CPAN に登録されることになった。
Mooseはそのようなオブジェクトシステムを提供するライブラリの一つであり、Perl6やCLOS、Smalltalkのオブジェクトシステムをベースにしている。特徴としては、メタオブジェクトプロトコル、ロール、型制約・型変換といった機能が挙げられる。