ヴィクトリアマイル


老いさらばえた牝馬三冠馬アパパネが目下の人気としても、
4年前までのVCを見るに、やはり頭にはしにくい。


強い古馬でも、スタミナ消耗が不得手な馬は消すべきレースで、
ピークを越えてしまったカワカミプリンセススイープトウショウ
このレースで大敗している。
(後にエリ女で連に絡むが、ここがこのレースとエリ女のスタミナ消耗の度合いの違いだろう)
とにかくラップが刻まれ続け緩まないレース展開は古参にはしんどいのだ。


アパパネはまだ走るキモチがある馬ではあるが、
成長のピークは過ぎたろうし。でも連には来れるだろう。

ここは前走あと200mあったらってフツーに想像して、
フミノイマージンを予想の中心に置きたいと思います。
ヤネが心配ですが、直線の追いを信じたい。

ホエールキャプチャには秋華賞のようなレース運びを期待。
オールザットジャズは今が伸び盛り、ここはメイチだね。


マルセリーナとクイーンズバーンはどうすればいいもんか…。

ヴィクトリアマイル

2006年から施行されている新しいレース。
歳とったらエリ女しか突破口のなかった牝馬
『春の女王』という新しい目標を示したレースだ。


場所は府中、距離はマイル。
結構タフなコースなだけあって、やはり強い馬が勝つレースだ。


戦績を見て強い馬、上がり調子で強い馬。
今のところこの2パターンで決着している。


1年目のダンスインザムードは地力で内を突き、勝利。
2年目のコイウタは内馬場のグリーンベルトを利用して勝利。
3年目のエイジアンウインズは、遂に実力を発揮したという形で差し切る。
4年目のウオッカは言わずもがな。(実は同レース初の1番人気決着)
5年目はブエナビスタ。これも言わずもがな。(1番人気)
6年目がアパパネ三冠馬。これも言わずもがな。(ブエナを抑えた1番人気)


勝ち馬の傾向だけを見ていると、最初3年間は地力ある馬が、
叩きで勝ってきて、更に芝状態のイイとこから突いてきた馬が勝利。


ここ3年はとにかく強い馬がコンディション万全できたから当然の勝利。
・・・という流れになっている。


つまり、先にあげた2パターンである。
しかもデータが少ないので浮き彫りになるんだが、
人気勢の連対に関して、近三年はウオッカとブエナによる成績であって、
それまではもう惨憺たる結果なのである。
近3年の勝ち馬、人気馬達が破格の女帝・女傑キャラなので、
こういうキャラが居ない場合は要注意。元の荒れレースを意識したい。


ステップ考察をしようにも、最重要とされるのが高松宮記念のステップでもある
阪神牝馬Sというのも心もとないが、他にステップらしいレースもなく…


こうなると馬一頭一頭と向き合って、この舞台、馬場状況等々を加味して
考えないと絶対にとれないレースだ。


大雑把にこのレースに向いているのは、
能力がありながらも勝ち切れていない…とか、
明けて4歳、クラシックでは届かなかったけど実は今がイチバン
身が入っている充実馬(調教を見る)…とか、
脚質でいうなら、内を先行・差しのポジションから
グイグイ割って出てこれそうなそういう馬。
また、そういうレース運びが出来る騎手が乗っている馬。



何にせよ、歴史も浅いし、ここに至るまでのレース体系が
しっかりしていない分難しいレースです。


馬場は、だいたいBコースに移行したての時期なので、
内からスクッと抜け出る馬に注意が必要。
差しが決まる馬場でも、内から戦車みたいにグイグイこられたらキツいもの。

 NHKマイルカップ


毎年手を出さないようにしてるムズいレースです。
今年もムズいけど、やってみようかなーと思います。


血統的に見ても毎年毎年まー傾向が掴めない。
フレンチデピュティフジキセキもバクシンオーも来る…
ひとえに、展開と馬場状況で大きく左右されると言う事か。


今年はとりあえず大雨明けの良馬場になりそうで、
芝が青々としそうだからね。
力強さも素軽さもバランスよく必要かもしれない。



◎はマウントシャスタ
1800ばっか使ってきてのマイル。
馬場考慮&出走馬から、前にブリブリ行きそうなのが
いないから超高速にはなりそうにない。
そうなるとこれまでの位置取り→前に出てくる正攻法が良い。


ディープとフレンチという血統も力と瞬発力のバランスよさげだし。


2,3番手にはブライトラインジャスタウェイ
とりあえず5日の芝は後半戦から後ろからの伸びがイイので、
脚使える、前走までにイイ差し追込み方したコイツらを。



あとはレオアクティブ、カレン、ハナズ、セイクレット。
もしやのアルフレードでしょうけどね。ん〜。どうでしょうか。

 京都新聞杯


とりあえず◎のトーセンホマレボシが来てキブンよしb
馬連ですがとったのでOKですね。プラス街道開始。


個人的にはククイナッツレイが2着なら言うことナシやってんけど。
幸さん、もうちょい早い仕掛けでもよかったっすよー;_;


まあ、京都のコースと馬場状態が味方したのが大きいね。
勝ち馬は2200mのレコード出したけど、
これでダービーでガチで買えるかと言われると不安。
4〜5番手からブーンて出てきて突き放してのレコードなら
買ったかもしれないけどね。


東京で逃げるってのは難しいよね。

 新潟の芝2000m

新潟と言えば、意味不明な程長い直線。
恐らく海外のコースを意識した作りです。

その長さは1000m!その直線と第4コーナーの
接続部分から200m先まで何故か高低差50cmの登り、
そしてそこからゴール3ハロン前まで降りがある。

この辺りで先頭集団がフワッと抜け出しにかかるが、
同じくこの辺りで加速してグイグイ追込勢の猛襲が始まる。

他の競馬場に比べて、圧倒的に後続が届く競馬場で有名。
また、直線が長いので後続の中でも良馬場大好きっ子は
超大外、外ラチ沿いをスゴイ勢いで上がってきて、
追込みきるといったパターンが多い。

2000mのコースだと、実は向正面が何気に1000mあるんです。
で、最後の直線は700〜800mくらい。それでも充分長いw

このコースはリピーター率が高い。
また東京コース巧者も結構走れるコースである。
騎手も同じで、このコースが得意なのは、
松岡正海、タナカツ、北村友、福永など東京巧者だったりする。

 東京 芝1600m


芝1600mは向正面の第二コーナーからスタート。

向正面の直線が約500m、オーバルを600m、
最後の直線が約525mと三分割して考える。

まず第一直線が先行争い&ポジ争い。
オーバルの前半ではその調整、
後半では早め差し舞台&マクリ系が動く。
最後直線前半で仕掛け合いの火花が散り、
坂以降に一着を争う追い合いとなる。

この坂前後での立ち回りが重要であり、
その為にオーバル出口では早め部隊と逃げ部隊の
デッドヒートが発生する、

とにもかくにも『実力』が要求されるのだが、
それは『東京コースを勝つ為の実力』である。
坂と長い直線を耐えうるラストスパート力の事だ。
それはスタミナで押し切るか?と、
坂辺りから瞬発力出せるか?である。

故にド生粋のマイラーよりもスタミナがある
中距離が得意な馬の方が良く走るイメージ。


コース自体が広いのと、オーバル半径が広いので、
枠による有利不利はほぼ無いと見て良い。
しかし外枠が若干不利なのは仕方の無い事。


脚質では、内枠転圧ゴリゴリなら逃げ馬でも勝機アリ。
逆にパンパンの良馬場なら追込、マクリがアッサリ決まる。

しかし、元々東京マイルは先行〜早目差しが独壇場。
つまりは、デュランダルみたいにスパッと切れる馬よりも、
グイグイ伸び残るテレグノシスダンスインザムード
選ぶのが正解という事だ。

 京都 ダ1800m

これまた逃げ・先行主体のコースである。
最初のコーナーまでの距離が短いため、
うまく立ち回った先行馬にスキが生じにくい。
多頭数だと外枠は不利になってくる。
内枠の逃げ・先行勢に強いのがいたら、ソレを買えばよい。