なんどめだ架空請求

まだ懲りずに暗躍しているようです、ちんけな詐欺組織。
例によって例のごとく、「インクジェット紙はがき(再生紙)」に下記の文面を印刷したものが届きました。


不良債権請求督促通達書
(督促状)

第1 債権に対する権利の変更
 貴方様のお持ちの不良債権について運営業者様(消費者金融、通信業社等)から債権譲渡を承りました。
第2 裁判決議実施について
 期日までに回答がない債務者につきまして、裁判決議に同意したとみなし、弊社顧問弁護士と共に協議の結果、次の通り最終和解案(債権額処置、免責)を決定し最悪の場合、裁判所の許可の下に担当回収員がご自宅に直接お伺いします。尚、ご自宅不在の場合にはお客様の近隣調査を行い、会社等へ給料や財産等の差し押さえ手続きを行わせて頂きます。尚、ご本人様もしくは和解交渉の意思のある方は、大至急ご連絡して頂けるようお願いします

この通達書は最終通告になります。

  担当者直通           090-9930-8495
                   090-9930-8205
                   090-9930-8362
                   090-9930-8380
                   090-9930-8501
                 最終受付期限 平成16年6月28日(月)
                 営業時間   平日 9:00〜17:00
                        土曜10:00〜15:00
                 休日     日曜 祝日
                 お客様番号  059-******
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-2
日東債権管理回収株式会社
登録番号 関東財務局(4)0103号

赤い文字の部分は太字で代用してあります。また、「******」の部分は6桁の数字です。ほとんど意味無いとは思いますが、万が一のための防衛策として、伏せ字にさせていただきました。

文面自体については、とりあえずノーコメントということで。もういい加減ウンザリしているので。

ちなみに、「期日」はちょうど先ほど過ぎました。あとは「担当回収員」を待つばかりです――今までに一度もお会いしたことが無いんですけどね。

参考までに、過去3度に渡る「晒し」記事もご覧下さい。

http://d.hatena.ne.jp/CO-RE/20040326
http://d.hatena.ne.jp/CO-RE/20031207
http://d.hatena.ne.jp/CO-RE/20031023

「京極堂シリーズ映画化! 第1弾主演は堤」

http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20040628-00000031-nks-ent

ぬをっ! とうとう来ましたか!
で、肝心の配役は・・・

京極堂には「知性が表現できる演技力の持ち主」として堤が抜てき。京極堂の友人で事件にかかわるきっかけをつくる小説家役は「巻き込まれキャラクターが似合う」と評価された永瀬に決まった。財閥の御曹司で不思議な能力を持つ私立探偵・榎木津礼二郎には阿部、榎木津の幼なじみの刑事に宮迫、

京極堂役に堤真一というのは、必ずしも(飽くまでも僕個人の)イメージ通りというわけではないけど、まあ、分からないでもない・・・が! 関口役に永瀬正敏というのはどうだろう? 「巻き込まれキャラ」という観点もそりゃ大事だけど、その根底にある(?)のは例の病的な性格なわけで、その点からすると、やっぱりちょっと永瀬のイメージじゃないような・・・。榎木津役に阿部寛というのは、すらっとしたイメージだけはピッタリだけど、でもあんまり「麗人」ぽくない・・・。それに、個人的にはなぜか榎木津の声はちょっと高めの凛々しい感じでイメージしていたので、その点からしても、阿部のあの独特の低い声は完全にイメージを外してしまっている*1。そして最後に木場・・・ですよね、この刑事って? えっと、なぜに宮迫博之? その発想が一体どこからやって来たのか、まさか、宇宙の彼方からやって来たと思しき妙な電波とかをキャッチしちゃったわけではないのでしょうが、イメージの差ってこれほどまでに千差万別なのかと、今さらながらに愕然とさせてくれます。宮迫自身の俳優としての力量自体は決して悪くないと思っているんですが、いかんせん、個人的に持っている木場のイメージはと言うと――(今いる日本の俳優の中では)渡辺謙(!)に近いんです。彼くらいの「重厚な渋さ」を出せなきゃダメだ! とダダをこねくり回したい*2

まあもちろん、原作読者すべてを納得させるようなキャスティングをすることなんて絶対的に不可能なわけだし、そもそも原作読者のイメージを大切にしなくちゃイケナイという法もないので、最終的には製作側の好きにやっていただきたいと思います。「イメージが違う!」とかほざいている僕のようなクソやかましい原作読者を(もちろん比喩的な意味で)ギャフンと言わせて下さい――出来るものなら

ところで、

製作側は横溝正史金田一耕助」のようなシリーズ化を予定している。

ということなんですが、あの分量の原作各々を(恐らく)2時間程度の映画にするなんて、それこそ想像を絶します。せいぜい3時間にして下さい――間に休憩を入れるとかしてでも。特に『塗仏の宴』なんかは、それぞれ2時間半程度の2部構成(「宴の支度」と「宴の始末」)にするなどして、原作の「長さ」や「重厚さ」を映画でも出来るだけ体感させて欲しいと願わずにはいられません。

なお、注目のシリーズ第1作目である姑獲鳥の夏は、来夏公開予定とのこと。

あ、そうそう、さらに肝心な監督は実相寺昭雄とのこと。作品の「雰囲気」との相性はバッチリといったところでしょうか。期待出来そうです。

*1:かつて『ダ・ヴィンチ』という雑誌で、このシリーズのキャラクターを演じるなら誰が良いかという典型的なミーハー企画があって、そこで榎木津役に選ばれたのはなんと、今井雅之だった・・・。その「衝撃」は未だに忘れられない。だからそれに比べたら、今回の配役はまだ「真っ当」のような気がする。

*2:あ、でもそうそう、『新選組!』で芹沢鴨を堂々と演じ抜いた(という表現を敢えて使いたい!)佐藤浩市なら、悪くないかも。話しは逸れるけど、前回の「新選組誕生」はさすがだった。これまで「今回の大河はダメだ」とか思って視て来なかった人、代わりにザマを見(視)ろって感じ。