オリンピックの日本対韓国戦、観客席の政治活動はOKなのか?

オリンピックの日本対韓国戦で、韓国の選手1人が政治的メッセージの書かれたボードを掲げて問題になっています。
このボードは観客席から渡されたものと釈明していますが、そもそも観客席を含めたオリンピック会場での政治活動は禁止されています。
これまで、観客が対戦相手に対してこれほどあからさまに政治活動をした例はありません。
IOCは観客席での政治活動に関しても、何らかの意思を表明すべきでしょう。
これがまかり通れば、オリンピックは代理戦争の場になってしまいます。

無料で使える超絶便利な『キングソフト辞書』がとてもあやしい件!

このソフト、インストール時に以下の使用規約があります。

8.アンインストール時の残存ファイルについて
本ソフトウェアは、お客様が本ソフトウェアをアンインストール(削除)された後も、レジストリ等、若干残存ファイルをハードディスク内に残します。ただし、これらはコンピュータの動作に影響を及ぼすものではありません。主として、インストールが行われた日時の記録が目的となります。

9.広告媒体としての利用
キングソフト株式会社は、本ソフトウェアの使用中に表示される画面(アップデート更新時のポップアップ画面等を含み、これに限定されません。)を、広告媒体として利用することができます。キングソフト株式会社がこの広告媒体において配信する広告には、キングソフト株式会社の製品、サービス等に関する広告、キングソフト株式会社の業務提携先の製品、サービス等に関する広告、キングソフト株式会社が提携する広告代理店等から掲載を依頼された広告などが含まれるものとし、お客様は本ソフトウェアの使用期間中かかる広告が配信されることについて、予め同意するものとします。

10.情報収集ポリシーについて
ユーザーは、本ソフトウェアの使用許諾を受ける前提として、キングソフト株式会社が別途定める「キングソフト辞書 情報収集ポリシー」(以下「情報収集ポリシー」といいます。)の内容に同意するものとします。情報収集ポリシーは、通知なく変更する場合がありますので、最新の内容については、Webサイトhttp://www.kingsoft.jp/にアクセスしてご確認下さい。ユーザーは、最新の情報収集ポリシーに同意しているものとみなします。

”8”は文書の記述が曖昧です。
”若干残存ファイル”の若干などという規約に有効性があるのでしょうか?疑問です。
若干って、1kb? 1MB? 文学的な表現ですね。
”コンピュータの動作に影響を及ぼすものではありません”とは書いてありますが、動作に影響がないけど、他のことでは影響ないのか不安です。

”9”は、個人的には無料の代わりに広告が出るのはしょうがないと思います。

”10”は問題が多いようです。リンク先はホームページトップで、”キングソフト辞書 情報収集ポリシー”という物は存在しません。
トップページから辿れるリンクに ”情報収集ポリシー” というのがあるので、それを開くと、「キングソフトインターネットセキュリティ 情報収集ポリシー」が表示されます。おそらく、これと同じ内容であると推測されます。
この中には、

1:収集する情報

弊社は、本ソフトウェアのユーザーから、個人が特定できない状態で以下の情報を収集します。

* 1-1:本ソフトウェアのID 番号、パートナー番号、バージョン番号およびインストールに関するステータス
* 1-2:本ソフトウェアの使用開始に際してご登録いただいたユーザー属性情報
* 1-3:ユーザーのWebサイト利用履歴等に基づき本ソフトウェアが分析したユーザーの興味関心分野のカテゴリー情報

上記情報は、本ソフトウェアを通じて収集し、弊社および弊社と秘密保持契約を結んだ業務提携先のサーバー (以下「サーバー」といいます。) に送信します。

という記述、そして、

1-3:ユーザーのWebサイト利用履歴等に基づき本ソフトウェアが分析したユーザーの興味関心分野のカテゴリー情報

本ソフトウェアは、ユーザーがアクセスしたWebサイトの利用履歴及び弊社が指定する特定のサイトにおけるユーザーの検索履歴の情報を収集し、これに基づきユーザーの興味関心分野のカテゴリー情報を分析します。この分析結果であるカテゴリー情報を、サーバーに送信します。

・・・という記述があります。


情報使用目的には以下の記述があります。

3:本ソフトウェアにより収集した情報の第三者への提供

弊社は、本ソフトウェアによってユーザーを特定することができる個人情報を収集しませんが、弊社は原則としてユーザーご本人の同意を得ることなく収集した情報を第三者に提供することはありません。本ソフトウェアによって収集した情報は、ユーザーの同意を得た場合に限り、提供先や提供内容を特定して提供しますが、以下の場合及び『4.本ソフトウェアにより収集した情報の業務提携先・業務委託先への提供』に定める場合は、この限りではありません。

4:本ソフトウェアにより収集した情報の業務提携先・業務委託先への提供

上記にかかわらず、弊社は、本ソフトウェアによって収集する情報を、弊社の業務提携先または業務委託先に提供し提携業務または委託業務のために、『2.本ソフトウェアにより収集した情報の利用目的』の範囲内で利用させます。その場合、弊社は関係法令(ガイドラインを含む。)によって要求される要件を満たす内容の契約を締結し、弊社が必要且つ適切な監督を行うための最善の注意を払います。

・・・・基本的に無断で第三者に開示しないが、Kingsoftの業務提携先には無断で開示する・・という意味にとることも可能ですね。

無料ソフトではありますが、いわゆるフリーソフトとは言い難いかな、といった印象を受けました。
私はインストールを見送りました。

こういう発言は偏見かも知れませんが、中国の会社ということは、純粋な民間企業ではないし(社会主義国)、正直いって信用していいものかどうか・・・と、感じてしまします。

と言いながらも、私は中国製LenovoThinkpadを使用していますが。

この国の技術を根腐れさせる病巣

 ここ数年来、談合事件の頻発により、官公庁のほとんどの案件は入札にかけられます。数十万の案件でさえ、入札です。

 一般競争入札になると、まったくノウハウのない会社や、内容をよく理解していない会社も入り込み、通常ではあり得ない金額が出てきます。競争の激しい案件では、入札予定価格の3割程度の価格が付くことも珍しくありません。これは、一見するととても節約できているように見えますが、本当は違います。

 本来、入札予定価格は、一定の標準単価を元に、通常通りに仕事を行った場合の見積金額です。入札で争われるのは、その普通の価格よりどれだけ節約して仕事を完成できるかという、ノウハウの勝負であるはずです。しかし、どんなに努力しても、本来かかる予算の3割程度でちゃんとした物が出来るはず有りません。

 では、どのようにして、そんなに安くしているのか?

 善良な業者は赤字で仕事をしています。私の業界でも、それで倒産した技術力の高い会社が沢山ありました。そうでないところは、下請けをたたくか、抜け道を探します。下請けなど、さらに体力がないので、すぐに潰れます。つぶれたら、別の下請けを探してたたきます。入札案件が取れない状況では、下請けは買いたたかれても、元請けの仕事を請けざるおえないのです。

 確信犯の業者は仕様書の抜け道を突きます。仕様書に書いてないことは一切やりません。たとえ、それで完成品に欠陥があったとしても。

 さて、そんな状況で、まともな物が作られるでしょうか?
 日本は、バブル崩壊後、ず〜っとそんなことをやり続けているのです。

 もう、いい加減目を覚まさないと、本当に産業が死に絶えてしまいます。今からでも遅いです。


 そして、さらに何より問題なのは、開発的な案件、先進的な技術が求められる案件まで競争入札になってしまったことです。これは、マスコミのいわゆる ”随意契約”たたき に端を発しています。

 本来、とてもお金のかかる最先端の事業や、研究開発案件でも急激な価格下落が起こっています。入札では、仕様書さえ満たしていれば良いという最も安い業者が落札します。技術の優劣は問題にならないのです。そのために、各業者は、数世代前の、"枯れた"、安価な技術で応札します。そして、官公庁に納入される物は、世界から数世代遅れた、過去の技術ばかりになっています。
 
 この状態が続けば、どのメーカーも開発のために予算を割くことをしなくなり、官公庁も世界から数年遅れた物しか持てなくなります。というか、すでにそうなり始めています。これは、放っておくと、死に至る病となるでしょう。

ネットはバーチャルではなくリアルです

トラックバック先の「はてなに絶望しました。もうブログやめます。」という日記を読んで、ちょっと言いたくなったことです。

私は、ネットでもそれ以外でも、ろくでもない物は相手にしない、係わらない、自分の周りに害のある場合は排除するようにしているのですが、今回は気の迷いで、いろいろ書いてみたくなりました。

私も人のことを言えた義理じゃないんですが、まともなコミュニケーションを取れない人間が多いですよね。
ネットの掲示板やブログを見ていると、小説の悪役でもなかなか言わないような、とても下劣な書き込みが横行しています。
相手の気持ちを考える能力が極端に欠けているのでしょう。

相手の気持ちを考える能力は、社会生活をする動物は、必ず持っている能力です。
たとえば犬や猿の動きを観察すると、相手の視線や顔の動きを観察し、鳴き声の質も変化させていることが分かると思います。
集団生活する動物は、この能力が無いと、野生では生き残ることが困難です。

人間も社会生活を送る動物です。
社会性の欠如した人間でも、きちんと生活できるのは、おそらく、そういった人にさえ思いやりを持てる人がいるからなのでしょう。
くだらない人間、必要ない人間は死ねばいいという世界では、誰も生きることは出来ないと思います。
それは、そういった発言をしている人も、住めない世界だということです。

私たちがこうして文字を書き込んでいる、その先には、沢山の人間が繋がっています。
インターネットはリアルな世界で、バーチャルな世界ではないのです。
書き込む文字は、面と向かってしゃべる言葉と、何も変わらないのです。
たとえ、自分や相手の顔が見えなくとも。

あなたの人生で一番つらいこと、悔しいことを思い出してみてください。
そして、そのあなたに対して、どんな言葉を投げかけるか、考えてみてください。
あなたは、どんな言葉を掛けますか?