あー頭痛い。

 あまり調子がよくないのでこの更新は宣伝だけです。しかし、小泉に関しては国民が見たくないものを見ないでいいように忘れさせてくれるという意味ではまだこの国は彼を必要としていつのかな。「詐欺師を必要とする国」というのは「英雄を必要とする国」より幸福なんでしょうか。まあ、政権交代選挙よりは郵政民営化選挙というのはまだ「リアリティ」があるのは確かですね、選挙互助会の以外の何者でもない民主党に政策を提言する宮台氏*1はどうしようもなくこっけいなことをしていると思うけど、本人もそれは分かっているのでしょう。

 31日の東京新聞小林良彰氏が「政策の分かりやすさ競え」(かなり中身を誤解させる題名のような…)という文章を書いているけど、この文章を読む限り、「まだ選挙の結論を語るには早すぎる」と書かれているにもかかわらず、すでに選挙の行方は決まっているような…。ちなみに「ワンフレーズの分かりやすさ」ばかり追求していると批判されているのは、昔の前で出ていますばりに10年以上前からの「政権交代」しか言えない民主党もだったりする。現在の政治状況の問題のかなりの部分は直接には93年の「政治改革」に起因しているわけですし、小選挙区制に一貫して反対してきた小林氏としては「安心して(?)」批判もできるでしょうがやはり徒労感は否めないでしょうね「良識がある」のはつらいものです*2。その点、(私の見るところ90年代の変化を基本的には肯定しているために)「楽観的なを前提」で発言せざるを得ない宮台氏はいまだにメディアに対してある種の「大法螺」を吹き続けられる(続けざるを得ない)のでしょう。

 ただ、小泉という人は実は「何もしない」人なのだなーと思います。どの政策を見ても「靖国」以外は実は特に彼でなければしないことは何一つやってない、他のすべての政策はそれ以前の政権との連続性の上で理解できる。にもかかわらず、彼が長期に政権を維持できているのは、やっと、今の(93年)体制(要するに選択は存在しないということ)にふさわしい人物が首相になったせいかと思えてきました。ロシアの同年に成立した体制とどちらが先に崩壊するかは興味があります。初めから大惨事を起こしたロシアの体制が定着したように、この4年間に人々の多くは(ネット上の騒動と今回の選挙は奇妙に似てるし)は何かを受け入れたようです。まあ、現物を突きつけられれば気が変わるひともいるでしょうが…。適当に書いていったら長くなりました。前のエントリーのコメントへの返答などはそのうちしますので…。

ヴィルジニー・ルコラン公演「忘れられた壁」

[アラブ世界伝統の官能的舞踊ベリーダンスを新しい東方(オリエント)のダンスと
して再生する]

伝統芸術が生きている芸術であるためには、絶え間なく再演し、再創作すべ
である。博物館向きにならないように・・・ヴィルジニー・ルコラン

 アラビック・コンテンポラリー・ダンスのヴィルジニー・ルコラン初来日公演。内
と外、伝統と現代、東と西・・・官能と幻想のアラビックダンスとクラシック・バレ
エ、コンテンポラリー・ダンスの融合によって創造された東方(オリエント)のダン
ス。
 それは、かつて西洋のダンスとの出会いによってButoh(舞踏)という日本独
自の身体表現が創造されたことと同じように、文化的アイデンティティの発見であり、
同時に世界への衝撃でもある。新しい身体表現の可能性をぜひ体感してください。

出演 ヴィルジニー・ルコラン(アル・マジラ・カンパニー)

会場  愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下2階)
日時  9月13日(火)・14日(水)・15日(木)
    午後7時30分開演(30分前開場)
料金 前売2,500円 当日3,000円
発売 チケットぴあ・愛知芸術文化センタープレイガイド

◎シンポジウム テーマ「伝統と現代の再発見」
日時 9月15日(木)午後2時から
会場 愛知芸術文化センター小ホール
パネラー ヴィルジニー・ルコラン、山田せつ子、秦かのこ、宮田優子(司会)
入場無料(予約不要 直接会場へお越しください)

◎アラビックダンス・ワークショップ
日時 9月16日(金)午後6時から午後9時まで
参加費 3,000円 要事前申込(電話又はファックス)
電話&FAX052−262−2775

主催 NPO法人PAFA=ドラコーン・フェスティバル組織委員会
   愛知芸術文化センター企画事業実行委員会

問い合わせ PAFA事務局 052−262−2775
      PAFA 080−5123−5934

http://www.geocities.jp/drakoon_festival/

<プロフィール>
ヴィルジニー・ルコラン
ヴィルジニー・ルコランは、ソルボンヌ大学で、哲学、文学、演劇を学ぶ一方、コン
テンポラリー・ダンスやクラシック・バレエを基礎としながら、トルコ、エジプト、
シリアなど伝統的なアラブ舞踊を学びました。フランスを拠点として、大地のリズム
から生まれたアラブ舞踊を現代的なダンスへと再創造する活動を続けています。
ルコランの主宰するダンス・カンパニー「アルマジラ」とは、アラビア語で「道のり」
を意味します。その「道のり」は、世界共通の身体言語であるコンテンポラリー・ダ
ンスとアラブ伝統の舞踊とを融合し、新しいオリエント(東方)のダンスを切り拓こ
うとする道のりなのです。
 今回の上演作品「忘れられた壁」は、パレスチナの国民的詩人マハマード・ダルウ
ィッシュの詩をもとに、ルコラン自らが振り付けた作品で、アビニョン・フェスティ
バルをはじめフランス各地のフェスティバルなどで上演され、絶賛を浴びた作品です。

 「ジェノサイド研究の展開」*1のホームページを見ていたら、「インド」と「コートディボアール」の内戦や虐殺を扱ったドキュメンタリーの上映の紹介がありました勝手にこちらからリンクします。

 http://www.aa.tufs.ac.jp/humsecr/seminar.html#050829