ザスパ草津が1月16日に初蹴り。手塚監督体制が始動。

地元紙上毛新聞より。細かい情報も写真入りで掲載してくれるのは、ありがたいことです。

ザスパが始動
今季J2入りするザスパ草津のイレブンが16日、前橋市堀越町の旧大胡町総合運動公園で始動した。今月4日にドリームマッチを戦ったザスパだが、15日の新体制発表後、チームとしてはこの日が今季の初蹴り。手塚聡監督以下イレブンは午前中にミーティング、午後2時から約2時間の練習に取り組んだ。練習はランニングを中心にミニゲーム、ストレッチなどのメニューを集中的にこなした。
チームを引っ張るMF鳥居塚伸人は「一からのスタート。チームとしても個人としても1年間戦える準備をしたい」と話した。ザスパは19日から2月3日までハワイ・オアフ島でキャンプ、同14日から22日まで宮崎で第2次キャンプを張り、3月5日の開幕戦に備える。

前橋市、旧大胡町総合運動公園」と記されているのは、前橋市が昨年12月5日に、大胡町宮城村・粕川村と合併したため。この合併によって新・前橋市の人口は約32万人に。ザスパ草津の選手は、みなケガのなくリーグ開幕を迎えてもらいたいところですよ。ちなみに本日のザスパ草津公式では。http://www.thespa.co.jp/top.html

●2005年01月17日(月) 本日の練習
午前:宮城村総合運動公園 勢多郡宮城村 9:30〜
午後:午後の練習会場につきましては駐車場および見学スペースがない為、大変申し訳ありませんがお知らせする事ができません。見学が可能な会場は決定次第お知らせしていきますのでご了承お願いいたします。

雪のない&少ない練習場を求めて県内あちらこちらを彷徨う「流浪の番組タモリ倶楽部」状態は、ハワイに行くまでの辛抱だ。

徳島ヴォルティスは本日から始動。新加入選手とキャプテンも発表に。

徳島新聞1月15日付より。http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0115-2.html

●“渦の戦士”始動 J2開幕に向け、体力測定や筋トレで汗
J2開幕に向けて自主トレーニングに励んでいる徳島ヴォルティスの選手が14日、鳴門県民体育館で体力測定を行った。参加したのは、前大塚製薬サッカー部から入団した14人。トレーニング器具などを使い、筋力や柔軟性、反射神経などのデータを取った。反復横跳びで素早い動きをみせたMF原田は「スピードと筋力アップが課題。今日のデータを練習に生かしたい」と話した。
昨年末までに契約を済ませた各選手は年末年始に帰郷するなどしていたが、ほとんどの選手が7日ごろから徳島市川内町の大塚製薬グラウンドで始動。走り込みや筋力トレーニングを精力的にこなしている。

渦の戦士たちは、10日も前から秘密裏に行動を起こしていたのだった!(←大袈裟)

元日からランニングを始めたMF片岡は「J2は年間44試合の長丁場。積極的に走り込んでスタミナをつける」と意欲満々。FW林は「シーズンを通して出場できる体づくりをして、キャンプに臨みたい」と意気込んでいた。チームの初練習は、17日午後3時から同グラウンドで行う。

MF片岡に到っては16日も前から!秘密裏に!(←シツコイ) それはともかく、右ヒザに不安を抱えながらも、Jの舞台を選んだJFL得点王の林威宏をはじめ、徳島ヴォルティスの各選手もケガのないように。ちなみにチーム練習始動の本日17日に、新加入選手の加入記者会見を行なうそうで。徳島ヴォルティス公式より。
http://www.vortis.jp/news/press20050114_1.html

●新加入選手会見のお知らせ
1月17日(月)チーム始動日に新加入選手の会見を行うことが決定いたしましたので、お知らせいたします。
日時:2005年1月17日(月)13:30〜
場所:大塚製薬(株)徳島本部グラウンド横ブラジルクラブ)
選手:新加入選手(大塚製薬以外からの移籍選手、8名の予定。小峯隆幸選手につきましては、指導者講習会参加のため欠席いたします)
新キャプテンにつきましては、1月17日のミーティングで発表予定です。新背番号につきましては、1月30日のお披露目パーティーで発表予定です。

気になるのは「新加入選手8名の予定、小峰選手は欠席」の解釈。大塚製薬以外からの新加入選手は、小峰選手を入れて8名なのだよね。「出席者は7名だけど、新加入は8名だよ」なのか、「小峰選手は欠席だけど、新加入選手は8名出席するよ。ミスターXがいるよ」なのか。当日入団サプライズがあれば、面白いけど。

「岩手から目指せJ」グルージャ盛岡、地域密着を邁進中。

ちょっと前のニュースですが。グルージャ盛岡公式より。
http://www.grulla.jp/news/index.shtml

●女性限定 エンジョイサッカー参加者募集!!●
サッカーボールに親しんでいただく女性限定のサッカー教室です。初心者・経験者共に大歓迎です! グルージャの選手と一緒にボールを蹴って、楽しく体を動かしましょう。
日時:2005年1月22日(土)13:00〜15:00
参加資格:サッカー・フットサルに興味のある小学生以上の女性の方*初心者・経験者は問いません。
募集人数:40名 参加料:無料

サッカーを通じた、地域密着と新サポーター層の開拓ですよ。しかしグルージャはそれだけに留まりませんよ。

★バレンタイン★手作りチョコレート教室参加者募集!!
そろそろバレンタインが気になる季節。「タルトタタン専属パティシエの指導のもと手作りチョコレートを作ってみませんか! ちょっと気になるあの人に贈ったり、お世話になっている人に感謝の気持ちを添えて贈ってみてはいかがでしょうか。親子でのご参加大歓迎いたします。当日はグルージャ盛岡の選手も一緒に参加します。
開催日時:2月5日(土)14:00開講 16:00終了予定
場所:盛岡市西部公民館 
参加費:1500円(材料費・税込)※但し、グルージャ盛岡会員証をお持ちの方は1300円(税込)です。
持ち物:スリッパ、エプロン(グルージャ会員証お持ちの方は会員証をお持ち下さい)
募集人数:30名(先着順) 参加資格:どなたでも参加できます!
講師:お菓子のアトリエ・タルトタタン専属パティシエ
内容:『クロカンショコラ』チョコレート作り コーンフレーク・アーモンド・クルミの入ったチョコレートを作ります。
募集締切:平成17年2月1日(月)

ムトゥ様にバレンタインチョコ進呈式キター!(←多分違う)グルージャ盛岡の会員さんは割引がある、てのが良いですね。さらにこんな催しも。

あさ開グルージャ盛岡OSAKE SCHOOL受講生募集!!
女性のための日本酒講座です。日本酒は健康のため、美容のため、とても優秀なアルコール飲料です。是非この機会に日本酒についておいしく学び、さらに美しくなりましょう。
開催日時:第1回2月6日(日)  第2回2月20日(日)時間:14:00開講 16:00終了予定
場所:あさ開敷地内『十一代目源三屋』
参加費:一回:1500円(税込)※但し、グルージャ盛岡会員証をお持ちの方は一回1300円(税込)です。
持ち物:筆記用具(グルージャ会員証お持ちの方は会員証をお持ち下さい)
募集人数:30名(先着順) 参加資格:20歳以上の女性であれば、どなたでも参加できます!
講師:あさ開の社員
講義内容:
第1回テーマ『日本酒のつくり・日本酒と美容と健康』
第2テーマ『日本酒4タイプ別と料理の相性・五感で楽しむ日本酒・利き酒のやり方』

サッカー教室、チョコ作りから利き酒まで。グルージャ盛岡と地域のスポンサーさんの協力体制が見られる良い活動だと思われますよ。各イベントに関して、グルージャ盛岡のコメントは。

今後グルージャ盛岡は、サッカーだけではなく、賛助会員・地域の人達のご協力のもと、多種多様な種目や年齢・技術・興味・関心などに応じて様々なスポーツ活動や文化活動を行っていきたいと思っております。

グルージャ盛岡」というサッカークラブを中心に、地域の文化活動や交流まで促進できそうな試み。また、ただ協賛金を出してもらうのではなく、こういうイベントでサッカークラブのほうからもスポンサーに協力するのは良いことだと思います。お互いに相手を盛り立てる関係のつながりは長続きしますよ。今季は東北リーグからJFLを目指すグルージャ盛岡の戦い同様に、注目したい活動ですね。

愛媛FCが京都パープルサンガのMF前川正行を完全移籍、DF牧本泰山をレンタル移籍で獲得。

愛媛FCがJ加盟に向けて、着々と戦力を補強していますよ。ニッカン1月17日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-050117-0028.html

●J2京都の前川、牧本が愛媛FCへ移籍
J2京都は17日、MF前川正行(20)DF牧本泰山(18)がJFL愛媛FCへ移籍すると発表した。前川は完全移籍、牧本は06年1月31日までの期限付き移籍となる。

DF牧本泰山くんは昨年10月から今年1月いっぱいのレンタルですでに愛媛FC入り。さらにレンタル延長ですね。そして、MF前川正行くんは、昨季で京都パープルサンガを契約満了、第1回トライアウトに参加していた選手。しかしやしかし。京都パープルサンガの公式によると。
http://www.kyoto-purple-sanga.co.jp/player/view.cgi?id=25

●MF/1984年06月20日生まれ/三重県出身 175cm/70kg
●チーム歴
2000−02:東福岡高校−全国高校選手権ベスト8(2002)、ベスト16(2001)全国高校総体出場(2001)高円宮杯全日本ユース選手権出場(2002)
2003−04:京都パープルサンガ
代表歴:U−18日本代表(2002)
広い視野、左右どちらの足からでも繰り出せる正確なパスで攻撃の起点となる若手ボランチ。昨年はサテライトリーグボランチだけでなく最終ラインも経験。フィジカル面などの課題がまだ残されているが、サテライトリーグでの経験を通して「もっとパワーをつけたい」という気持ちがより強くなった。
高校時代は主将を務めたこともあり、キャプテンシーなど、潜在能力はまだまだ計り知れない。今年は渡邉とともに立命館大学に入学。多忙な日々になるが、少しでも多くの経験を積んで、ぜひともリーグ戦デビューを果たして欲しい。

世代代表に選出&東福岡高校ベスト8のキャプテンですよ。真剣勝負の経験をさらに積めば、大きな成長も見込める若手選手が愛媛FC入り。もしかしたら愛媛FCは奇貨を得たのかもしれません。大学は休学でしょうか。

徳島ヴォルティスがアルビレックス新潟のMF秋葉忠宏を獲得。

・・・サプライズ、アッター!! http://www.jsgoal.jp/club/2005-01/00015443.html

秋葉忠宏選手 徳島ヴォルティスへ移籍のお知らせ[ 新潟 ]
このたび、当クラブ所属の秋葉忠宏選手(29)の徳島ヴォルティスへの移籍が決定いたしましたので、お知らせいたします。
ポジション:MF 生年月日:1975年10月13日(29歳) 身長/体重:173cm/68kg 出身地:千葉県
●経歴:市立船橋高→ジェフユナイテッド市原アビスパ福岡セレッソ大阪アルビレックス新潟(J1リーグ通算:73試合出場2得点/J2リーグ通算:190試合出場2得点)
●コメント:6年間応援していただき、本当にありがとうございました。早く新潟と戦えるように、徳島でJ1目指してがんばりますので、応援よろしくお願いします。

やるな、渦潮軍団!! J2での戦いと、緊迫の昇格争いを熟知した秋葉選手はナイスの補強だ。秋葉選手も、今度はヴォルティスをJ1に導くべく、頑張ってください。ただ敷島では、ほどほどに。

運命の九州県リーグ決勝大会2日目。FC琉球が優勝、有明SCが準優勝で九州リーグ昇格。

SH772005-01-17

両チームの監督・スタッフ、選手とサポーターの皆さん、おめでとうございます。
関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20050115#1105774877に。
ニッカン九州1月17日付より。http://www.nikkan-kyusyu.com/news/kl_1105865268.htm

有明SCFC琉球がKyu昇格
九州各県リーグ決勝大会最終日(16日・鹿児島ふれあいスポーツランド
有明SC(長崎)と、FC琉球(沖縄)の2チームが決勝に進出し、ともに05年度KyuKyuリーグの昇格を決めた。決勝は、FC琉球有明SCを圧倒して優勝を決めた。
●準決勝
有明SC(長崎)3−0 熊本教員蹴友団(熊本)           
FC琉球(沖縄)4−0 九州INAX(佐賀)
●決勝           
FC琉球 8−0 有明SC

準決勝の勝利によってFC琉球有明SCの九州リーグの昇格が決定に。決勝戦でもFC琉球の圧勝であることからも、やはりFC琉球の実力が頭ひとつ抜けていると云えるでしょう。次のエントリーは、そんなFC琉球について。

「沖縄から目指せJ」FC琉球、遠回りから得た財産と、すでにJFLを視野に入れた実力と。

地元紙琉球新報1月17日付より。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2005/2005_01/050117a.html

FC琉球が九州各県リーグ制覇 九州リーグへ昇格
第28回九州各県リーグ決勝大会最終日は16日、準決勝、決勝を行い、県代表のFC琉球は準決勝で九州INAX(佐賀)を4―0で破り、今年4月からの九州リーグ昇格を決めた。続く決勝では有明SC(長崎)を8―0とまったく寄せ付けず、今大会3試合で失点0、完ぺきな優勝を飾った。FC琉球は2003年1月、前年末に方針の違いなどを理由に沖縄かりゆしFCを集団退団した選手らで結成。わずか2年で九州リーグまで駆け上がった。

第1回目の沖縄かりゆしFC集団退団は、フロントの「JFL昇格をすぐには目指せない」方針と選手の意思が食い違ったため。そして新チームであるFC琉球が結成されたが、新チームであるがため県3部からのスタートとなった。県2部、1部、九州、JFL、Jリーグと順番に上がっていけば、J加盟は早くても2008年、実に5年後。しかし県3部を圧倒的な成績で優勝し(当たり前だが)、また地域密着の諸活動が実って2万人の「昇格応援署名」も集まった。そして沖縄県サッカー協会も「飛び級」を承認し、04年シーズンは県1部に昇格参戦していた。この1年間の時間短縮という特例も、応援してくれる沖縄の人々とつかんだ貴重な勝利に違いない。

●ゼロから、沖縄から…
“沖縄からJリーグを”の理念に共感し海を渡った元Jリーガーたち。突然ゼロからのスタートを余儀なくされたが、彼らはそれでも「沖縄から」にこだわった。新チームFC琉球は県3部リーグからわずか2年で「九州リーグ」まで駆け上がった。
「ユニホームはおろかボールもなく、練習ができない状態」と元ヴェルディの望月隆司主将は当時を振り返る。「本当の意味で県民のチームを作ろうとみんなアルバイトをしながらやってきた。1日が24時間では足りないようだった」と言う。1回戦に続き決勝でもハットトリックの活躍をみせたトップ下の佐藤拓也FC東京からかりゆしを経てきたメンバー。「この2年間はつらかった。きょう勝って少し報われた感じ。もちろん最終目標はJリーグ。満足はしていない」と気を引き締める。望月も佐藤も他の選手も、次の1年でのJFL昇格を狙っている。フットサル日本代表メンバーでもある比嘉リカルドは「(2年前)J2やJFLで十分通用する選手たちが沖縄のために残った。せめてサッカーに専念できるよう応援してもらえたら」と今後のバックアップの広がりにも期待した。

JFL目前からのチームから一転して県3部からのスタート。ゼロどころかマイナスからのスタートだったと思う。サッカー選手の現役時間はそう長くない。「このチームでJに行こう・沖縄のために・応援してくれる人たちのために」など高い志に支えられていたからこそ、過ごせた2年間だったと思うけれど、リカルド選手の語るように、サッカーに充てられる時間をどれだけ確保できるか、が今後の戦いの鍵を握る要素になると思う。

●「県民型」必ずできる/野口必勝球団代表の話
何もないところから始めた私たちのビジョンに理解をくださった支援者の皆さんや県サッカー協会の方々に心から感謝します。沖縄で「県民型」のクラブは必ずできる。マネジメントをきちんとして今後も一歩、一歩上を目指していきたい。
●3つの目標すべて実現/与那城ジョージ監督
2004年2月の就任時に県リーグ優勝、天皇杯出場、九州リーグ昇格という3つの目標すべてを現実のものにしてみせた与那城ジョージ監督。8月ぐらいまで、チームとして目指すサッカースタイルを話し合った。
「うちの選手はタフでしぶとい。一人ひとりに感謝しているが、この気持ちを表すいい言葉が出てこない。ただありがとうだけですね」とねぎらう。「この1年でこの大会がベスト」と言うが「彼らだったらもっといける。去年落とした社会人大会も取りたいし、もちろん九州リーグで優勝してJFLに昇格する」と、監督の要求はまだまだ尽きることがない。

かつて沖縄かりゆしFCとして地域リーグ決勝大会まで進んだメンバーが、思わぬ遠回りを味わいながらも、それから2年間の熟成と地域密着を得て、ふたたび九州リーグに参戦です。FC琉球としては初の昇格ですが、この大会と先の天皇杯モンテディオ山形との接戦から考えても、その実力は既に優勝候補に挙げてもよいと思われます。沖縄に確実に地域密着して、多くの声援を背にふたたび九州リーグに戻ってきたFC琉球とそのイレブンは応援したいですね。

「長崎から目指せJ」有明SC、気運を盛り上げる貴重な準優勝。

「ふたたびJFLを目指す舞台に戻るんだ」という必勝の気合がFC琉球ならば、「長崎の目指せJの気運を盛り上げよう、衰えさせるな」という使命感が有明SCFC琉球の底力を見せられた決勝戦でしたが、長崎からJリーグを目指す活動のために、九州リーグ昇格は大きな成果。有明SCもまた勝利者と云えるでしょう。まずはニッカン九州1月16日付から1日目突破勝利の記事。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1105885378.htm

有明SCが長崎からJへの道つくる
長崎から夢のJへのスタートまで、マジック1! 有明SC(長崎)が初戦を突破して4強入りし、今季の九州サッカーリーグ(Kyuリーグ)昇格切符(2枠)に王手をかけた。あと1歩までこぎつけた。国見高OBがメンバーの約9割を占める有明SCが、Kyuリーグ切符をかけた大事な大会の初戦で完封勝ちだ。
試合後の植木総司監督も「九州大会の重圧はあるがKyuリーグに上がるのが目標。もう1つ勝ちたい」と無条件昇格となる「あと1勝」に意欲をみせた。
昨年末、チームに加入したMF原田武男(33=元福岡)も「自分も国見で育った。何年かかるか分からないけど、J2に上がれるよう頑張っていければ」。長崎からJチーム誕生の気運の中、チームの立ち上げに協力姿勢を示している国見・小嶺忠敏総監督にも「小嶺先生にも協力できればいい」と声をはずませた。応援席にも「小嶺魂」「長崎県にJリーグチームを」と記された横断幕が掲げられる中、前半24分に宮崎真吾主将(27)がゴール前のこぼれ球を押し込み先制。後半10分には先日の高校サッカー選手権で小嶺総監督とともにコーチとしてベンチ入りしていたFW内田利広(32)が、絶妙のスルーパスでFW林治幸(23)の2点目をアシストした。

内田利広選手はJ引退後、現在は国見高校のコーチをされているのですね。勉強になります。FC琉球と違い、戦力補強がされたとはいえ、昨年末の合流ゆえ、チーム熟成の時間もままならない中で勝利を得られたのは「国見魂、小嶺魂」と「長崎にJを」の使命感に支えられたプレーゆえでしょうか。つづいて17日のニッカン九州より。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1105967578.htm

有明SCのJへの道がスタート
サッカー王国・長崎の「Jプロジェクト」が、ついに幕を開けた。国見高OBを主体とする有明SCが、準決勝の完封勝ちで、目標であるKyuリーグ昇格を決めた。あられが舞う最悪のコンディションにも負けなかった。試合後、植木総司監督も白い息を弾ませた。「とりあえず目標を達成できて、うれしいのとホッとしたのと半々です」。昇格が決まれば県とサッカー協会の全面協力の下、今年度からJ参戦の必須条件でもある運営会社の法人化などJ参戦へ向けた取り組みを本格スタートさせる予定だった。優勝は逃したものの、最低の責任を果たした植木監督も重圧から解放された様子だった。

「長崎から目指せJ」を本格的にスタートさせる条件が「九州リーグ昇格した時」だったのですね。気運が盛り上がりを見せる1年目からの条件達成は大きいですね。鉄は熱いうちに打て、とも云いますし。

チームリーダーが勢いをつけた。準決勝の前半41分、MF宮崎真吾主将(27)が、左クロスを頭で合わせ先制。後半12分にはDF町田雄輝(18)が追加点を奪い、同18分には、またも宮崎がトドメのゴールだ。「いい時間帯に得点できた。小嶺先生にいい報告ができるのでうれしい」。宮崎は感慨深い様子で話した。KyuリーグJFL、J2へと続く「Jロード」。早くてもJ2参戦は07年度。道のりは長いものの「地元にJチーム誕生」を掲げる有明SCが、大きな第1歩を記した。

ザスパ草津もそうでしたが、上位カテゴリーに進むたびに新戦力補強が必須になり、いつか有明SCを母体とするチームがJのピッチに立つ時には、この日のメンバーで欠けている選手もいることでしょう。しかし九州リーグ昇格を果たしたイレブンが活躍したからこそ開けた未来。彼らも将来の長崎Jクラブが誇る、栄光の歴史の一員なのは間違いありません。各選手はこれからも頑張って下さい。

長崎サッカー協会会長兼国見小嶺忠敏総監督の話「遅くても来年、と思っていたが順調に昇格できた。県民の活性化が将来の目標。その第1ページが開けたかな。今後は新スタッフ、選手補強でトップを狙えるチームづくりをしていきたい。今は運営会社ができて法人化されるまでとことん協力するだけ。(J参戦の時期は)運営会社ができた時点で目標設定する。(選手補強は)スタートしたばかりだから、まだこれから。キチッとした人物を調べて加えたい。」

小嶺総監督も、まだまだお忙しそう。九州リーグ開幕は4月なので、まだ若干の時間はあるけれど、早急にFC琉球などに伍するチーム構築は難しいかな。今季は九州リーグ残留が最大目標、上位進出もあわよくば、と云うところでしょうか。
長崎の強みを、小嶺監督つながりで国見高校という優れた人材育成組織と連携している見ることが出来れば、毎年のように若く有望な選手が加わりそうですな、有明SCには。ともあれ、今後も有明SCの動きに注目ですよ。