本日のかなりいい話。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000074-mai-soci

毎日新聞 3月24日(木)15時0分配信
宮内庁は、東日本大震災の被災者に、栃木県那須町那須御用邸用地内の職員用宿舎の風呂を開放することを決めた。宿泊はできないが、被災者をバスで送り迎えし入浴してもらう。早ければ26日から実施予定。同用地の施設が一般に開放されるのは初めて。福島県関係者によると、被災者数十人をバスで午前、午後の1回ずつ送迎し、入浴してもらう。休憩所では健康相談なども実施する。4月末までを予定している。【真鍋光之】

まさかここまで行動するとは思わなかった。前代未聞。
その大御心を受けてすぐ実行した宮内庁も、ある意味凄い。

今月の査収案件(8軸タンク車は実在した)

[asin:B004QXV3P8:detail]
「特等軟座付みちのく」とか「古賀新幹線」の記事なんぞはどうだっていいのだ。
一番の衝撃は秋山芳弘氏の「グルジア黒海沿岸を行く」(P130〜135)。LPGタンク車とみまごうような車体にボギー台車が4つある巨大な石油類タンク車が存在する証拠をまさか発見できるとは思わなかった。積載荷重を考えると想像するだにおそロシア恐ろしい。真面目にキリル文字を勉強しようと思った。

災害は「人間性」を炙り出す(5)。

http://www.tobunken.com/news/news20110324122120.html
唐沢俊一が書いた震災後の文章の中では、これが一番腹立たしい。
輪番停電のない23区(中野区)在住で「日常」と抜かすなボケ。その根底に「イベントがなくてつまんない」という身勝手な根性が透けて見える。前日のエントリでも書いたが、都内でイベント・公演中止が相次ぐのは、「自粛不況」でも何でもなく、施設自体の破損により復旧作業を要するため。 具体的には、東京會舘日本青年館など。
http://www.city.chuo.lg.jp/kurasi/komyunitei/hanabi24/index.html
中止になったのは第24回「東京湾大華火祭」であって、隅田川花火大会ではない。その最大の理由は、被災地の状況を考慮してという感情的な問題以上に、公共交通機関の電力負荷が大きいこと。警備・港湾施設は本質的なものではない。
そういう文脈で考えると、C80の開催が危ぶまれるのは(公共交通機関の)「電力負荷」という問題である。ただし、コミケ自体は有限会社コミケットがビックサイトを自らの手で借り切って行うイベントであり、開催を中止したらその分の使用料収入が吹っ飛ぶし(億円単位)、「自粛しろ」とは口が裂けても言えない。*1下手にやらかしたらコミケット側から損害賠償を起こされてしまう。「コミケへの自粛強制」というありもしない危機を煽ってどうするつもりか。
参加するイベントがないんですね!わかりますw

*1:東京ビックサイト、東京臨海高速鉄道ゆりかもめ、共に都傘下の第三セクターであり、C80中止は大幅な損失を招くことから、都が介入することは事実上不可能。