第137回天皇賞・春(4歳上G1/京都芝3200m/2008年5月4日15時40分発走)

※土曜の青葉賞号はこちら→ああ憧れのダービー航路 - 第15回青葉賞 - ホースニュースはてな

               
馬番 競走馬名 騎手 LeZele Southend shindou s-flat りある どな ゆた HR 短評
1 サンバレンティン 佐藤哲
2 アドマイヤフジ 川田
3 アドマイヤモナーク 安藤勝
4 ホクトスルタン 横山典
5 トウカイエリート 上村
6 アドマイヤメイン 福永
7 ドリームパスポート 松岡
8 メイショウサムソン 武豊
9 ドリームパートナー 和田
10 ポップロック 内田博
11 トウカイトリック
12 アイポッパー 藤田
13 アサクサキングス 四位
14 アドマイヤジュピタ 岩田
傾向 血統 調教 展開 一口クラブ情報 買い目 関連記事

アドマイヤフジ

  • ▲:人気大暴落。前走6着は展開不向きで参考外。(shindou)
  • ▲:距離が心配だが、ペースが上がり捲りあいになる競馬は適している可能性がある。去年の宝塚記念、今年の金杯と、底力は証明済み。確変モードの川田を背に、早めの動きで頭を獲るシーンまである。(superflat)

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アドマイヤモナーク

  • ◎:7歳馬だが今がまさにピークという感じ。昨年12月以降の5戦は全て2400m超のレースばかりを使われ、マラソンレースとなるダイヤモンドSを勝利するなどスタミナの豊富さは現役トップクラス。さらに、万葉Sで見せたように速い上がりの脚も持っているし、どちらかと言えば広いコースでゆったりと走らせていいタイプという印象を持っていて、前走の3着が人気を落とす要因となっているならば、ここは逆に買い。(re-donald)
  • ○:前走がいかにもステップレースという走り方で好感。昨今の天皇賞春を勝ち切るにはスタミナによりすぎている印象があるが、母母父のDanzigがスパイスになってくれれば。自然体で乗れる人気で鞍上もプラス(ゆた)

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ホクトスルタン

  • 血統的な魅力はたっぷり。ただ、父のような高速ステイヤーの趣はまだ感じられない。逃走劇を演じたイングランディーレ('04年1着)でも終いは36.1秒でまとめており、菊花賞のレース振りを見る限り早い上がりに対応できるかは疑問。今年まだこのスルタンが上げた1勝のみという厩舎の不振ぶりも気がかり。それも単なる巡り合わせではなく、実際のところ厩舎運営に苦労しているらしい、という噂。もちろんそれでこうした大レースへの仕上げが鈍るようなことはないだろうが・・・・・・。(Southend)
  • ☆:前走が奇天烈なラップを刻み圧勝。時計的にも評価され穴人気しているが、さすがに本番での再現可能性はどうか。ただ何といっても鞍上が魅力だし、菊花賞で先行馬崩れるなか、6着は立派。あの時より成長を示しており、さらに自在にペースを操れるメンバー・コースなら、注意が必要。(superflat)
  • △:この馬が、と言うよりはノリさんがどういうラップで逃げるのかが興味津々。私は「(比較的)緩みのない平均ラップ」で後ろになし崩しに脚を使わせる形を取ると思うんですが、果たして。(re-donald)

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アドマイヤメイン

  • △:最近の天皇賞春のトレンドはダート短距離で走れるようなスピードの持続力を持つ血が入った馬。ぶっちゃけミスプロホクトスルタンに注目が集まって、かわいがってもらえれば。(ゆた)

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ドリームパスポート

  • ◎:松岡騎手は“ずっとこの馬に乗せてもらっていながら負けているんで、もうプレッシャーもないので(天皇賞では)開き直って頑張ろうかと思ってます。”“僕はあまり3200のレースを乗ったことがないんで、何とも言えないんですけど、今回は何となくうまく行きそうな気がしてるんですけどね。あくまで何となくなんですけど。”とコメント(サイドバー内の関連ニュースにある、ラジオNIKKEI記事を参照)。混戦模様なだけに、この肩の力の抜け方は怖い。正直出てくるのが驚きだった昨年のJC以来、使いつつ状態は確実に上向き。1週前追い切りはトウショウナイトと併せており、ナイトの魂を引き継いで・・・・・・とはロマン主義すぎか。ともあれ、京都記念大阪杯も、バテない強みを生かせるレースぶりとは言えなかっただけに、この距離で一変も。菊花賞2着馬、夢の続きを新天地で・・・・・・。(Southend)
  • △:距離不安はあるが、転厩後、見事に走るごとに良化している。おそらく、今回がピーク。あとは松岡がどう乗るかだが、内目の枠からそこそこの位置に付けれれば、直線、綺麗に割ってくる場面も想定できる。(superflat)
  • △:毎回それなりの競馬はしている。後は坂の手前で折り合いを欠かずに進出出来れば。スムーズな競馬が出来れば最上位の能力はある。(りある)
  • △:前走のように内でじっと我慢して末脚に賭ければ上がり目がありそう。(re-donald)

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メイショウサムソン

  • ○:先行有利の時計勝負は望むところ。出てくる以上終わってないはず。(shindou)
  • △:人馬の実績に敬意を表して印は回しておくが、この下げ潮ムードを振り払えるかは微妙かも。応援している厩舎だけに、今年初勝利をG1で・・・・・・という、馬の復活劇と合わせた劇的展開を期待したいが。(Southend)
  • :転厩+鞍上替わりでの京都3200mは決して得意ではない条件な上に、現在の不調。圧倒的1番人気でないことぐらいが買い材料。(りある)
  • △:私が今回想定している流れの中で先行すれば一番力を発揮できる馬だが、武豊Jがまた中途半端に末脚に賭けそうだし、手が合わない気が…。(re-donald)
  • ◎:最近の元気のなさは気になるが、先行勢をまとめて自分で掃除できる能力を持っているのはこの馬だけ。(highrise

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ポップロック

  • ◎:休み明けを好走しての人気ダウン。このへんがラストチャンス。(shindou)
  • ○:前日時点で6番人気前後の模様も、距離不適の天皇賞・秋で4着、JCでAムーンの2着と、近走の充実ぶりはこのメンバーでも最右翼。有馬の負けはむしろ広いコース向きということの証左に見えるし、最重要プレップの阪神大賞典を一叩きという臨戦過程も理想的。7歳という年齢が唯一気になるところだが、クルム伊達公子ばりにベテランの味を見せつけてもらいたいもの。(Southend)
  • ○:前走の負け方は少しだらしなくもあったが、豪腕替わりは大きなプラス。ある程度前に付けてロングスパート勝負に持ち込めれば。(りある)
  • △:能力的にはトップクラス。ただ若干昨今の天皇賞春のトレンドからは外れるタイプ。鞍上ひろゆきも京都3200の乗り方がわかっているとは思えず、押さえまで。(ゆた)

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トウカイトリック

  • ◎:単勝1点張り。新規開業厩舎への転厩で馬が一層良くなり、意欲的に且つ力強く坂路を駆け上がる様は、負けて悔い無しと腹を括らせるだけの説得力があった。豊富なスタミナとしぶとい末脚で厳しい展開になっても対応できる強みがあり、今の出来をもってすれば十分に盾に手が届く。(LeZele)
  • ☆:AJCC7着→京都記念8着→阪神大賞典4着という臨戦過程は、正直買いづらいものがある。ただし、ここにきて坂路で自己ベストと、転厩を機に馬がいい方向に変わってきている雰囲気なのはLeZeleさんがご指摘の通り。万葉S勝ちは強調材料だし、阪神大賞典の負については外傷による一頓挫と出負けというエクスキューズもあり、復活あっておかしくない。データ上不利な6歳馬でも、昨年の3着馬を軽くは扱えない。(Southend)
  • ○:出遅れが響いた前走がよい煙幕、年齢と相俟ってそうは人気しそうにない。元来が地味なタイプだが、展開如何に関わらず、きっちり前目で競馬できれば勝てはせずとも崩れない。○に適した馬。不安は長距離ばかり使い詰めで、さすがに疲労の顕在化が気になる。適度に凡走しているし、追い切りからも、まだまだ馬が若そうではあるが。当日の馬体に注意。(superflat)
  • ☆:昨秋以降の成績は今ひとつに映るが、叩かれて上積みのあるタイプなので昨年の2走はよく走っているほうだし、ここ3走も距離が短かったり、出遅れた上に前残りの競馬だったりと度外視可能。今回重視している「スタミナ」と「34秒台の速い上がりの脚」をともに持っているし、最終追いで坂路自己ベストタイムを叩き出し、前走で下手打ったゲートもしっかり練習してくるなどかなりの勝負気配が漂っている。怖い1頭。(re-donald)
  • ◎:グラス産駒がいないなら、エル産駒を買うしかないじゃない。臨戦過程も天皇賞に向けて、使い込んでいながら今週は坂路で自己ベスト更新と、狙い澄ました調整ぶりは好感。京都3200はエルの庭。持続的に早い上がりも使えるし、今年のメンバーなら。(ゆた)

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アイポッパー

  • △:春天の経験値が高い。(shindou)
  • △:前走の反動が心配だが、やはり先行すれば、明らかに得意条件の本番で、さらにということも有り得る。それでいて年齢などから人気がないようなら、むしろ積極的に買ってみたい。(superflat)
  • ○:長期休み明けの2走前こそ大敗を喫したが、前走ではしっかりと上積みを見せて2着と好走。そのレースぶりを見る限りは年齢の衰えは感じないし、こちらも2500mを超えてからが自分の舞台と言えるほどのスタミナ馬で、かつ速い上がりの脚を使えるタイプ。なぜか過去3年は「阪神大賞典を先行して好走→なのに、なぜか本番では差しに回って善戦止まり」という変なリズムになっているが、先行してくれれば勝ちまである。(re-donald)
  • ▲:前走は見事な変わり身。待望の良馬場でもう一押しが効けば。(ゆた)

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アサクサキングス

  • ▲:早目に動いて押し切った菊花賞の内容に、長丁場適性の高さを感じる。久々とはいえ前走エイシンデピュティに差されたあたり、まだこの馬(というか世代)の相対的能力を信じ切れない思いはあるが、アルナスラインを物差しにしても、古馬のトップクラスに伍する資格はある。ならば新鮮味と上昇味で・・・・・・とも思うが、馬券的妙味は無いだけに扱いが難しい。(Southend)
  • ◎:長距離で速い上がりを使ったことのない点が唯一の不安材料だが、先行してジリジリ伸びれば十分、圏内だろう。激しいペースも菊花賞で経験済みだし、天春は菊よりもさらに先行有利で差しが届きにくいレースというのもアドバンテージ。(superflat)
  • ◎:ホクトスルタンがある程度のペースで逃げれば、スローの瞬発力勝負にはならないはず。4角で差し馬勢にある程度の差をつけられるようなら押し切れる。後は人気を背負った四位騎手が下手に下げず、動かずにならないことを祈るのみ。(りある)
  • ☆:常識的に考えれば、この馬が一番安心感がある。ただここに来て押し出されたように一番人気と馬券的には狙いづらい。あっさり勝たれたらゴメンナサイだが。(ゆた)

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アドマイヤジュピタ

  • ▲:父フレンチデピュティ(米国ダート)×母父リアルシャダイ(欧州スタミナ)という血統構成は昨年のエリモエクスパイアトウカイトリックを髣髴とさせ、非常に食指が動く。前走買ってしまったことで人気になっているのが残念で仕方ないが、調教でもベストタイムを叩き出しているようだし、とにかくマイペースで競馬が出来れば大崩れはない、と思う。(re-donald)
  • △:前走勝ってしまったのがむしろマイナス。ただ狙い的には天皇賞春には適性抜群にみえるだけに押さえには。(ゆた)

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傾向

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血統

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調教

栗東坂路短評 (LeZele)

  • サンバレンティン 間隔を詰めて使っているので調教での好転が望みにくい。前走後一変している感もなく、良くも悪くも普段通り。(5点)
  • アドマイヤフジ この中間は珍しくCWで一杯に追った。遡ればダイヤモンドS以来のことで、ある種の距離対策のように思うが、そのダイヤモンドSでは惨敗を喫しており、効果の程はいかばかりか。前走にしても調教課程は良く、陣営からも絶好の出来とのコメントが出た上での見せ場のない競馬。距離克服は依然として黄色信号。(6点)
  • アドマイヤメイン 馬の気分を損ねなければまだやれる余地はあり、最終追い切りは盛り上がりには欠けるけれども、その点を重視した馬本位の調整に見える。テンは計不だが、2Fから13.0-12.8-13.2と前後0.2秒の均一ラップ。若駒の頃より均一ラッパーとして評価しており、前走の敗戦を受けて鞍上が腹を括っていれば或いは。(7点)
  • トウカイトリック 最終追い切りはテンから13.5秒と意欲的な入り。中盤に速いラップを刻みながらも終いを12.8秒でまとめ、走破時計50.8秒は3年半ぶりの自己ベスト更新と渾身の追い切りを披露。過去の実績から時計が出過ぎた場合でも長距離戦に不安はなく、レースに行ってのんびりしている面もあるのでむしろ歓迎のクチ。(9点)
  • アドマイヤジュピタ 年明けから適度に間隔を空けて使っている分、中間はしっかりと乗り込める。前走は余裕残しの馬体を絞る稽古であったのに対し、この中間は1週前、最終と続けて自己ベストを更新したようにG1での勝ち負けを意識した攻めの稽古。仕上がりは申し分なし。(9点)

※調教内容を10点満点で評価。7点以上が良い部類で、8点以上は"調教的に"買い。
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一口クラブ情報

ドリームパスポート

4/27に坂路で16-15、30日にはポリトラックコースで、馬ナリで66秒台の時計。ラスト1Fも11秒台でまとめました。松岡騎手は「先週強いところをやっているし、今週もしっかり負荷をかけられました」と追い切りの内容を評価。稲葉調教師は「予定より少し遅かったが、先週のハードな調整がよい方に出ている。最後はなかなかバテない馬なので3200mでもやれると思っている」とのコメントでした。

▼中間は厩舎で調整。1週前調教を今は亡きトウショウナイトと併せてビッシリやった分、直前は軽め。追い込みきれないレースが続いている近走も考慮すると、この距離延長は良い方向に出るかもしれない。
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買い目

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