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Tempering

2010-02-26 母と子に関わる医療従事者として 3の巻

[][]予防接種は誰が為に 16:34 予防接種は誰が為にを含むブックマーク

 前回ははしかの症状や、ワクチン(MRワクチン)の効果を中心に触れました。今回はワクチン接種による副反応(副作用)とはしかの合併症、最後に助産院の掲示板コメントについて触れたいと思います。例によって間違い等ありましたら、ご指摘頂けると幸いです。


ワクチンの副反応

・どんなに効果の高いワクチンでも、副反応が起こる可能性はあります。国内のワクチン接種数と、ワクチンによる副反応報告はどのようにされているのでしょうか?

・日本では現在、「予防接種後・健康状況調査」と「予防接種後・副反応調査」の二つが実施されています。


健康状況調査と副反応調査

f:id:Temper:20100219110244j:image

上の表は、その二つのうち前者である「予防接種後・健康状況調査」の平成19年度前期分(4月1日〜9月末まで)と後期分(10月1日〜3月末まで)の結果を集計したものです(表作成はTemperによる)。

・はしかは麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチンといいます)として接種されている場合がほとんどですので、MRワクチンの定期接種第1期にあたる12ヶ月以上〜24ヶ月未満のお子さんと、第2期にあたる5歳以上〜7歳未満のお子さんからの結果を用います(該当時期の詳しい内訳はこちら)。

・この調査の目的は、

国民が正しい理解の下に予防接種を受けることが出来るよう、接種

前に個々のワクチンの接種予定数を報告医毎に決め、接種後、それぞれのワクチン毎に

一定の観察期間を通じ、接種後の健康状況調査を実施することにより、その結果を広く

国民に提供し、有効かつ安全な予防接種の実施に資することである。

です。まとめますと、「予防接種を理解する上で、メリットとデメリットをうまく比べることができるように、ここではデメリット(副反応)の報告を調査しましたよ」といったところでしょうか。

具体的な調査の対象や方法は、

2 調査対象としたワクチンは、定期接種として実施されたジフテリア、百日せき、破傷

三種混合ワクチン(DPT)、ジフテリア、破傷風二種混合ワクチン(DT)、麻しん、

風しん、麻しん風しん混合ワクチン(MR)、日本脳炎ポリオインフルエンザ結核

予防法で実施されているBCGである。

3 健康状況調査の実施期間及び対象者数は、DPT(DT)、日本脳炎については、各四

半期毎に都道府県、指定都市当たりそれぞれ40名を対象、MRについて80名を対象

とし、接種後28日間を観察期間とした。

  ポリオについては、後期(10〜3月)は、100名を対象として35日間観察、B

CGについては後期(10〜3月)は100名を対象とし、観察期間は4カ月間とした。

  インフルエンザについては、11〜12月の実施期間で40名を対象とし、接種後2

8日間を観察期間とした。

4 報告の手順は、各都道府県・指定都市においてワクチン毎に報告定点を受諾した報告

医が、各予防接種の接種当日に保護者に対して、本事業の趣旨を十分説明の上、健康状

況調査に協力する旨の同意を得た後、台帳に登録する。

  その後、保護者に健康状況調査表(ハガキ)を渡し、記入要領を説明し、保護者から

返送されたものを、カルテと照合しまとめたものである。

5 本調査は、通常の副反応(発熱、発赤、発疹、腫脹)や、稀におこる副反応(アナフ

ィラキシー、脳炎、脳症等)に加えて、これまで予防接種の副反応として考えられてい

ない接種後の症状についても報告できるように設定した。

  また、予防接種後の健康状況という性質上、変化がない場合でも返送を依頼している。

となっています。

対して「副反応調査」ですが、こちらは「医師予防接種後の健康被害を診断した場合又は市町村予防接種を受けた者若しくはその保護者等から健康被害の報告を受けた場合に」厚生労働省へ報告するものを集計したデータとなっています。そのため、

(1)本報告は、予防接種法に基づく定期接種として実施された予防接種を対象としており、いわゆる任意の予防接種は報告・集計の対象とはなっていない。

(2)報告するかどうかの判断は報告者が行うため、各都道府県の接種対象者人口などを考慮しても報告数に県ごとのばらつきが大きく、副反応数の発生率などについてはこのデータからは分析できない。ワクチン別の副反応発生頻度については本報告ではなく、平成8年度より実施している予防接種後健康状況調査事業の報告書を参照していただきたい。

(3)本報告は、予防接種との因果関係の有無に関係なく予防接種後に健康状況の変化をきたした症例を集計したものであり、これらの症例の中には、予防接種によって引き起こされた反応だけでなく、予防接種との関連性が考えられない偶発事象等も含まれている。集計に当たっては、予防接種との因果関係がないと思われるもの、もしくは、報告基準の範囲外の報告等についても排除せず、単純計算してまとめている。

(4)本報告は、予防接種健康被害救済制度と直接結びつくものではない。救済措置の給付を申請する場合には、別途、各市町村でまとめた書類の提出が必要である。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/s0401-5.html

という文が報告書に記載されています。予防接種の副反応であるかどうか分からない疾病(例えば予防接種と同時期に、ウイルス感染していた等)も、1報告として含まれている可能性があるということですね。

・故に、表の健康状況調査のほうがワクチン接種後の副反応を考えるのにより適切なのではないかなと思いますので、こちらを用いて気になる結果を追ってみます。


多いのは発熱

・副反応の種類は、表にあるとおり発熱、注射部位にみられる局所反応、けいれん、じんましん、発疹、リンパ節のはれ、関節の痛みなどに分かれています。そのうち最も多いのは発熱です。

・MR1期では、37.5度以上の発熱があった児が986人(うち38.5度以上は629人)、MR2期では263人(145人)と、それぞれ全体の19.1%、6.7%を占めています。

・MR1期のけいれんは、全て37.5度以上の発熱が伴って19件みられました。MR2期ではけいれん発生自体が1件のみで、発熱は伴いませんでした。

・全体として、何らかの症状を呈したお子さんの割合は(2期対象の人数が1期よりも少なくはありますが)MR1期で1,240人(24.0%)、MR2期で454人(11.5%)となっており、どちらにおいても脳炎、脳症の発症はありませんでした。各反応の割合自体も、MR1期と2期で、年齢に伴い激減しています。

※MR1期の関節の痛みについては観察が難しいかと思われますが、報告書にあった数字をそのまま記載しています。


再度、ウイルス感染後の合併症について

・前回の関連エントリでは、1999(平成11)〜2000(平成12)年の大阪麻疹流行時の麻疹罹患者における合併症について触れました。今回は、MR1期に近い年齢のお子さんの合併症発生頻度をみるために、国立感染症情報センターから以下を引用します。

感染症発生動向調査による2008年第1週〜第52週までの麻疹患者の累積報告数は11,007例であり、このうち0歳児は610例(5.5%)であった(2009年1月21日現在)。麻疹の定期予防接種第1期の対象年齢は、1歳(生後12カ月〜24カ月未満)であることから、0歳児のほとんどは予防接種を受けていない。

http://idsc.nih.go.jp/iasr/30/348/dj3481.html

0歳児の麻疹における合併症発生状況

麻疹発生届に合併症の記載があったのは109例(17.9%:0歳児麻疹患者610例中の割合、以下同じ)で、そのうち最も多かった合併症は肺炎の42例(6.9%)、次いで腸炎下痢と記載された例も含む)の29例(4.8%)、中耳炎の24例(3.9%)であった。また、腸炎と中耳炎が6例(1.0%)、肺炎と中耳炎が5例(0.8%)と、複数の合併症が発生した例、およびクループ合併が3例(0.5%)あったが、脳炎合併例はみられなかった。

http://idsc.nih.go.jp/iasr/30/348/dj3481.html

・国に報告されたはしか患者数の5.5%にあたる610例が0歳児で、610例中、肺炎が6.9%の42例にみられました。


予防接種は誰にとって益となるのか

・上記では、0歳児の例を挙げさせて頂きました。生まれてから約6ヶ月経過するまで、赤ちゃんはお母さんからもらった抗体によって各種感染症から身を守っていますが、時間が経つにつれてその抗体もだんだん少なくなってきます。お母さんからの抗体がなくなる時期と子供自身の免疫機能の発達初期に、どうしても感染症に罹りやすくなる傾向があります(2009年の年齢別はしか報告数でも、0歳〜1歳で28%以上を占めています)。2009年の調査によると、1〜4歳では74.2%、5〜9歳では60.0%、10代では13.6%、20代では7.7%、30代前半では8.3%がはしかに対する抗体が十分でないと言われています。0歳も1〜4歳児とほとんど同じになっていますので、それだけ感染の可能性が高くなります。

・はしか感染を防ぐ手立てのなかった時代には、罹ったら運を天に任せるしかないということで、「はしかは命定め」と言われていました。はしかに罹ってそれを乗り切れば、麻疹ウイルスに対して強い免疫力を獲得できることも事実ですが、はしか自体の症状も重いため、命を落としたり、助かっても後遺症が残ってしまう子もいます。それをどうにか、もっと多くのお子さんを助けられないか、より安全に免疫機能を発達させることができないか、そして最終的に社会全体の益を追及することができないか、ということを目的として発展してきたのが、公衆衛生における予防接種の制度です。

個人の視点では、ワクチンを利用することで、より安全に、はしかに対する免疫力をつけることができます。集団の視点では、前述のワクチンをまだ接種していない乳児や、できるだけ感染症を避けたい状況の人、アレルギーなどでワクチンを接種できない人、妊娠中の人などにとって、はしかが流行する可能性を減らすという大きなメリットを得ることができます。

・特に0〜1歳のお子さんについて触れましたが、これは乳幼児に限った話ではありません。更に、日本に限った話でもありません。大人がはしかにかかると症状が重くなるといいますが、米国疾病予防管理センターのthe pink bookによると、はしかによる入院の割合は、5歳未満のお子さんと20歳以上の成人であまり差がありません。はしかの予防接種の恩恵は、お子さんだけのものではないのです。

加えて、数年前の高校生、大学生間での流行や、日本からの麻疹輸出事例を記憶している方も多いと思われます。そういった対策のために2008年4月から5年間、中学1年生と高校3年生もMRワクチン定期接種の対象となりましたが、はしかを輸入される側の、やはり感染を避けたい状況の人や医療職者にとっても、流行を考慮する必要を減らすことができます。

・昨今の新型インフルエンザワクチンで問題に挙がりましたが、はしかも同様に妊婦さんにとって脅威になります。

こちらとこちらの「こどものおいしゃさん日記」さんでは、麻疹ウイルスは現在のところ血清型がひとつしかなく(この型に対する免疫機能を感染前に獲得すれば、麻疹ウイルスの増殖・他人への伝播をなくせます)、ヒト-ヒト間の感染のみであり(ヒト間で麻疹ウイルスの流行がなくなれば、ウイルスの生存をなくせます)、天然痘のようにその他撲滅可能な条件がそろっていると紹介されています。撲滅することができるなら、これに係る医療費医療職の方への負担も減らせますし、他の疾患へ対策する余裕もできるだろうと想像できます。

ワクチン接種率が上がるにつれて「修飾麻疹」という感染型が問題となっていますが、これも更なる予防接種率の向上と合計2回の接種で対策できることが、アメリカ等の結果から分かっています。


結論

・以上、前回のはしか(MR)ワクチンの有効性と、今回接種による副反応をみてみました。

結論として、私は

・はしかは非常に感染力が強く、肺炎などの合併症を起こしやすい疾病である。MRワクチンは、はしかに個人的に罹ることを防ぐだけでなく、多くの人が接種をうけることによって、(理由はどうあれ)ワクチンを接種していない人をも守ることができ、社会への還元も大きい(MRであれば、風疹も予防することができます)。

・MRワクチン接種後にみられる副反応は、ほとんどの場合はしかに感染した時以下の発熱や発疹、蕁麻疹、注射部位の腫れ等である。「危険だ」と声を大きくするほどのリスクではないのではないか。しかもはしかに対して免疫の無い人が感染した場合、非常に高い可能性で高熱やその後の合併症の危険に晒されることを考えると、この副反応の事実は許容できる。

感染前の免疫獲得を通して、最終的にはワクチンを接種せずにすむようになる可能性も高い。

ということで、

はしか(MR)ワクチンは多くの人が積極的に接種すべきである。定期接種としてならタダだし!

と考えます。


件の助産師の認識と比較してみる

・では、ずいぶん間隔が空いてしまいましたが、いよいよ助産院の掲示板からのコメントを比較してみます。

保育所の他のお子さん達は予防接種をしておられるなら、はしかにはかからないということですよね。それなら予防接種を受けていない子がもしはしかにかかっても迷惑でもないんじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。予防接種はかからない為にされているはずですから・・・それとも予防接種をしてもやはりはしかにかかるということなんでしょうか?それなら予防接種をしてもしなくても変わらないということになります。

・MRワクチンにおいては、はしか(と風疹)に罹らないようにすることが目的ですので、「予防接種は(はしかに)かからないようにされている」というのは確かにそうです。が、その後ろの「予防接種をしてもはしかにかかるのか?それならば接種する意味がないではないか」というのは、そもそも予防接種をすれば100%感染症を防げるという認識からして改める必要がありますし、100%防げないなら接種する意味がないというのも、予防接種に関する誤解、というか知識不足です。

今はやりの新型インフルエンザもそうですがワクチンの中になにが入っているか、ワクチンを打って抗体を作っても免疫は下がります。抗体イコール免疫ではないということです。

・いまひとつ日本語がよろしくないですが、ワクチン添加物は有害であるということと、ワクチンを接種しても抗体は減少するから必要ないということが仰りたいのでしょうか。自然に麻疹ウイルス感染するよりもワクチンを使用した場合は抗体が低いという場合もあるようですが、それを防ぐために現在2回接種が国によってすすめられています。

子供がかかる病気にはセミナーで聞いて頂いたようにそれぞれ意味があります。しっかりかかりきることでどれほどの免疫力を獲得することができるか。そしてレメディーを使うとしっかりかかりきって本当に早く治りますよね。

・病気の意味とか、ウイルスの意思とかというのはとらこぱしー信者等から良く耳にする事柄ではあります。私には田宮良子を想像するぐらいが限界ですが…

・先に述べたとおり、はしかに罹って治れば確かに免疫は獲得できます。ですが、それはほとんどすべての子に高熱や肺炎、脳炎後遺症リスクを背負わせ、はしかに罹ることが好ましくない人にまで、同様のリスクを持たせることを強要する方法です。予防接種というより安全な代替案があるのに、むりやり危険な方法を選ぶ必要はあるのでしょうか。

「レメディを使うとしっかりかかりきって早く治る」というのは、ホメオパシーを懐疑的にご覧になっている方であればご存知だと思いますが、全く根拠のない嘘です*1

・そして、最後に

母親として子供の為に正しいと信じた通り行動すればいいと思います。

というように、判断はお母さんに丸投げともとれる発言をしています。結局何かあったときの責任は選んだお母さんのせいだというのなら改めて、母と子に関わる医療従事者として非常にお粗末な態度であると言わざるをえず、早急に何らかの介入が必要であると思います。本来ならば日本助産師会、日本看護協会など、職能団体が働きかけをしてもらえるとありがたいのですが、前者はホメオパシーに対して肯定的で、後者は政界に看護師を送り込むことしか考えてない団体のため、非常に頭の痛いところです…


どうしてこうなった

・例としてとらこぱしーに汚染信頼を置いている助産師さんをとりあげましたが、個人的に未だ解決できない疑問が一つあります。助産師という資格を得るに当たって現代医学を少なからず学んでいるはずの方*2が、何故ホメオパシーやとらこぱしーに取り込まれてしまうのでしょうか。今後は助産師看護師の教育課程に焦点を当てて、情報提供側の問題に触れてみたいと思います。

おおきくですぎたかな…

*1:ただの水なので、ある意味「しっかりかかりきる」でしょうけれど

*2:イメージではどんな人でもホメに嵌る可能性はあるだろうと思いますが、理由を上手く言葉にできません。

琴子の母琴子の母 2010/02/27 01:47 お久しぶりです。
件の助産院はホメオパシー等色々と問題が多い上に、犬を2匹も…衛生上の問題はないのでしょうか。
いわゆる“白衣”というか…それして犬抱いて…助産院で犬飼っていいんですか?
室内犬としかおもえない映像だし…

TemperTemper 2010/03/01 13:00 >琴子の母さん
こんにちは、コメントありがとうございます。

お犬の件、自分も気になっていたので調べてみました。
法律上は「清潔に保つこと」という規定がありますが、ペットの飼育ですとか具体的な規定はありませんね。保健所でもケースバイケースというお話でした。
お犬を抱いている服装だとか、写真を撮影されている場所がどうも院内であるのが気になるところです…直接当該の助産院に聞いたわけではないので、あくまでも想像ですが。

規定がないとはいえ、個人的な意見ですが(アニマルセラピーに用いる等のよほどの理由がなければ)飼育環境と業務の場所は分けるべきだと考えます。さすがにペットを触った手でそのまま健診等をを行うことはない、と思いたいです。

katahorihoukatahorihou 2010/03/01 22:17 非常にまじめな話で始まり、
お堅い内容かと思いましたが、
最後の方は、ユーモアたっぷりで面白く拝読いたしました。
「どうしてこうなった」はAAを貼ろうとおもったでしょ?
冗談はさておき、
非常に勉強になりました。
ありがとうございました。

KaliKali 2010/03/14 18:13 以前、岡本信者の多くいる町で働いていた小児科医です。

Temper先生の仰ることには1000%同意させていただきますが、
ホメに、岡本助産師にはまる母たちには「論理的」に説明したって無駄です。
女性の第六感に訴えないとダメです。彼女たちに理論は通じません。

「放っておいたら、この子に障害が残るかも」
「自然に結核に感染したら頭に障害が残る事もあるんだって」
「結核の治療を見たことあるけど、赤ちゃんに大量の薬を長いこと飲ませないといけなくて、赤ちゃんが可哀想だった」
「はしかにかかったら、8年後に死ぬかもしれないって言われたママさんがいたの」


『自然、ナチュラル』『自閉症』に勝るキーワードって、無いですかね〜。
基本、「こうなります、こんな可能性があります」
より「こういう人がいたよ」の方が説得力を持つ世界です。


今後、BCG接種が一般的でない地域に自閉症患者がどれほどいるか、日本と比率はどうなのか調べてみようと思っています。なかなか時間がとれませんが・・・。

TemperTemper 2010/03/16 15:48 >katahorihouさん
こんにちは、お返事遅くなりすみません。
最後まで誠実にいこうかと思いましたが、結局地が出てしまいました。
どうせならAA貼ればよかったか!

いつもお読み頂きありがとうございます。文章やデータに間違いが無いように注意してはいますが、もし何かありましたら遠慮なくご指摘下さい。

TemperTemper 2010/03/16 15:54 >Kaliさん
初めまして。コメントありがとうございます。
岡本助産師の影響力内で、お医者さんとしてご勤務経験がおありとは…貴重なご意見に感謝です。

>「論理的」に説明したって無駄です。
まさに、(それほど経験があるわけではありませんが)実際にネット上でホメオパシー(とらこぱしー)や母里、毛利などワクチン否定論者を信じてらっしゃる方々と意見を交わしたり、他の方の議論を拝見しまして、いくら筋道の通った言葉であっても、こちらの思うところを伝えるのは難しいなと痛感しております。むしろ、筋道がしっかり通っている話であればあるほど、逆に拒絶されてしまうような印象も受けます。

信者ご本人に対しては、Kaliさんご指摘のように論理より第六感、精神的な部分に訴えるような働きかけが必要なんでしょうね。まだ信者になりきれていない人、中立〜懐疑的立場の人達には、上記に加えて論理的な働きかけが有用ではないかなと考えています(考えている、というより私自身そう信じたいといったほうが正しいかもしれませんが)。

>勝るキーワード
スピリチュアルとかナチュラルとか、現段階では先に言ったもん勝ち、洗脳したもん勝ちみたいになってしまっているのは厳しいですね…
論理的な理解があまり期待できない信仰・宗教になってしまうと、なかなか対策が思い浮かびません。というか既に当該助産所自体が宗教みたいなものですねぇ。

まとまらないお返事になってしまってすみません。
BCGの件、興味があります。よろしければまたいらしてください。
もしブログ等お持ちでしたらご紹介頂けると有難いです。

余談ですが、(嬉しいですけど)先生なんてとんでもない!さんでも勿体無いくらいでございます。
日々お忙しいことと思いますが、どうぞご自愛下さい。

KaliKali 2010/03/18 09:09 お返事ありがとうございます。
しっかりプロフィールを拝見していなかったのですが、保健師さんでいらっしゃるんですね。

当地方には、当該助産院をはじめとして、母乳相談室と称しながら母乳不足のお母さんに「十分な母乳を与えられないのは母失格」と追いつめて自殺未遂に追い込んだ助産師など、香ばしい方々がいらっしゃるので、本当に困ります。

BCGも、ちょっとやる気がでてきました。成果が出たらどこかで報告したいと思います。
ブログはありませんが、もしよければメール下さい。

TemperTemper 2010/03/20 23:08 >Kaliさん
こんばんは。
はい、保健師です。
仕事柄何度か妊婦さん・産婦さんに関わらせて頂いてますが…Kaliさんの仰る例は…
同じ医療職で、しかも同じ教育課程を経ている身として、本当に酷いと思います。
なにがしたいのだろう、お母さんとお子さんが助産師の哲学を聞きにきているとでも思っているのか…

取り乱してしまいましたが、報告、お待ちしております。
余計なお世話かと思いますが、日々の業務もお忙しいでしょうから、ご無理なさいませんように。
後ほどご連絡させて頂きたいと思います。こちらのプロフィールにもメールアドレスを載せておきます。

2010-02-16 手ミガキ

[][]素直に手を洗え 12:48 素直に手を洗えを含むブックマーク

クリフィールというハンドジェルがありましてな…

CMを要約すると「誰が触ったか分からないものにふれたらものを食べる前に手をキレイにしよう」というような内容です。

上の「」内はそのままであればまぁ同意なのですが、歌詞(でいいのか?)のなかに「洗うよりキレイ でもヤサシイ♪」とあります。


洗うよりキレイ…

洗うよりキレイ……?





                        ,、ァ
                      ,、 '";ィ'
________              /::::::/l:l
─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、    __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !|
  . : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|   またまた ご冗談を
、、 . : : : : : : : : r'":::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ!                 ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙:::     rー-:'、                /   }¬、
. \::゙、: : : :./::::::::::::::;、-''"::::::::::   ,...,:::,::., :::':、           _,,/,,  ,、.,/   }
   ヽ:ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::     _  `゙''‐''"  __,,',,,,___       /~   ヾ::::ツ,、-/
     `ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ-    _|  、-l、,},,   ̄""'''¬-, '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
   _,,,、-‐l'''"´:::::::'  ,、-'" ,.X,_,,、-v'"''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、,    ,.'      j゙,,, ´ 7
,、-''"    .l:::::::::::;、-''"  ,.-'  ゙、""ヾ'r-;;:l  冫、     ヽ、 /    __,,.ノ:::::ヽ. /
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2010-02-08 母と子に関わる医療従事者として 2の巻

[][]はしかとは 16:52 はしかとはを含むブックマーク

 今回は予定を少し変更して、はしか(麻疹)についての基礎的な知識についてまとめてみます。結局個人的メモのようなものになってしまいましたが…

はしか(麻疹、measles)とは

麻疹ウイルスによって起こる感染症です。

ウイルス感染力はとても強く、はしかに対して免疫の無い集団内で一人の発病者がいる場合、同様の条件ではインフルエンザが1〜2人であろうことに比較して、はしかは12〜14人に感染が拡がるとされています。

・伝染力が強く、初感染時には不顕性感染はなく必ず発症し、一過性に強い免疫不全状態を生じます。このため、ウイルス性肺炎と同時に細菌性肺炎など、二重の合併症をおこすこともあります。

・年齢別では、2009年第1〜24週の時点で「1歳69例(17.0%)、2〜4歳43例(10.6%)、10〜14歳39例(9.6%)、0歳および15〜19歳37例(9.1%)、35〜39歳35例(8.6%)、20〜24歳34例(8.4%)」となっています。

f:id:Temper:20100208143325g:image

http://idsc.nih.go.jp/idwr/douko/2009d/img24/chumoku05.gif

・ちなみに、2008年のはしか患者報告数は約11005、2009年は741でした。多くは触れませんがノロウイルス感染症の様に昨年は減少していますねぇ。

感染経路

・基本的にインフルエンザの様に、咳やくしゃみによる唾の飛沫を介してヒトからヒトへ伝播します。ただし接触感染、飛沫核感染空気感染)もみられるようです。

・ドアノブなどに付着したウイルスは、2時間ほどで死滅するといわれています(インフルエンザウイルスより短い)。

ウイルス感染の流れ

・カタル期(後述)の感染者の、咳の飛沫や鼻汁などを介して気道、鼻腔及び眼の粘膜上皮に感染し、2〜4日間はその場所で増殖します。その後リンパ球やマクロファージに感染してリンパ節に運ばれ、そこで更に増殖します。

ウイルスはその後、白血球感染したままで血流中に入り、それが第一次ウイルス血症をきたします。この時期のウイルス感染はまだ侵入場所付近に限られていますが、やがて全身のリンパ節に広がり第二次ウイルス血症を生じます。

症状

・症状は感染後に潜伏期間10〜12日を経て発症します。

・症状別に、大きく以下の3つの時期に分けられます。


《前駆期(カタル期)》

・潜伏期間から38度前後の熱が2〜4日続いた時期を指します。この時期は前駆期(カタル期)とよばれ、他人に最も感染しやすい時期とされています。

・具体的には38℃前後の発熱が2〜4日間続き、更に倦怠感、不機嫌、上気道炎症状(咳嗽、鼻漏、くしゃみ)と結膜炎症状(結膜の充血、目やに、羞明など)が現れ、次第に増強していきます。

・乳幼児では下痢や腹痛を伴うことが多いようです。

・発疹の1〜2日前ぐらいに、口の中、特に奥歯の近くの頬に、はしかに特徴的なコプリック斑という小さな白い発疹がみられます(ここは国試に出ます)

《発疹期》

・カタル期の発熱が1℃くらい引いたあと、約半日のうちに再度高熱となります。多くは39.5以上の高熱で、それに合わせてはしか症状の特徴の一つである赤い発疹が、首周りから全身にかけて広がります。

・結果的に、発疹範囲の拡大に合わせて、高い発熱が3〜4日続くことが多いようです。

《回復期》

・発疹期の熱が引いたあとの時期を指します。

・体力も次第に戻り、合併症がなければ7〜10日後に回復します。


他人に感染する可能性のある時期

・患者の気道からウイルスが分離されるのは、前駆期(カタル期)の発熱時に始まり、発疹の出る時期を最高として次第に減少し、第5〜6発疹日以後(発疹の色素沈着以後)は検出されません。この間に感染力をもつことになります。

・はしかは学校保健安全法による第二種伝染病に分類されており、出席停止期間の基準は解熱した後3日を経過するまでです(学校保健安全法第19条と施行規則)。

合併症

・肺炎⇒ウイルス性、細菌性、巨細胞

・中耳炎

喉頭炎、喉頭気管支炎

・心筋炎

脳炎、亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE)

・細菌性肺炎を合併している場合は別ですが、ウイルスが原因ですのではしかに対して抗菌剤は効きません。症状に対して、必要に応じて医療介入を行う対症療法となります。

合併症の数

1999(平成11)〜2000(平成12)年大阪麻疹流行時の麻疹罹患者における合併症者(2001(平成13)年度大阪感染症流行予測調査会報告)より

f:id:Temper:20100205120031g:image

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/11/s1112-6e.html

 上記は平成11年から12年にかけて、大阪ではしかが流行した時に報告された合併症とその割合です。3割を超える人に何らかの合併症があり、特に肺炎がおよそ半分を占めています。米国CDCによる(通称pink bookというらしいですが)ワクチンで防げる病気の疫学と予防についての本によると、多いものから順に下痢、中耳炎、肺炎…となっています。少ないながらも脳症や死亡例も報告されています。

 上にも書きましたが、肺炎はウイルス性のものと細菌性のもの、両方になる場合もあり、はしかによって命を落とす原因の一つです。

 合併症の中でも特に長い名称がついている亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE)は、麻疹感染した人が、発症から年単位の時間を経て罹患する病気です。はしかの合併症総数に占める割合は100万人に対して10例前後とのことで少数ではありますが、疾患自体は予後の悪い病気で、現在難病の一つとして公費補助対象になっています。

 また、SSPE青空の会という患者会も、日本国内で活動なさっています。

予防

感染症に共通するうがい、手洗いも無駄ではないですが、冒頭に書いたとおり非常に感染力の強いウイルスですので、はしかを予防するためには予防接種をうけることが重要となります。幸いなことに麻疹ワクチンは効果が高いので、強力な盾になります。

1999(平成11)〜2000(平成12)年大阪麻疹流行時調査における麻しんワクチンの効果(VE)(2001(平成13)年度大阪感染症流行予測調査会報告)より

f:id:Temper:20100208150545g:image

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/11/s1112-6e.html

 上記の表は左から調査総数、予防接種未接種群での患者数、接種群での患者数、ワクチン効果推定率となっています。前述のpink bookでは、効果は95%(90〜98%の範囲)と推定されています。

・効果は高いワクチンですが、

1)1回だけではどうしても時間が経つにつれて免疫力の減少がみられること

2)体調の都合などで1回目の接種をうけることができなかったお子さんを補助すること

3)初回の接種で免疫を獲得できなかったお子さんを補助すること

 を目的として、現在はトータル2回接種が国をあげて勧められています。

次回予告

 次回は、できるだけ早急に

麻疹ワクチンの副反応について

・はしかの予防接種って結局どうなの?

助産師さんの言っていることの正当性について

 触れたいと思います。


参考・引用文

http://idsc.nih.go.jp/iasr/30/348/tpc348-j.html

IASR(病原微生物検出情報)Vol.30 No.2(No.348)February 2009(国立感染症研究所 感染症情報センター)

http://idsc.nih.go.jp/vaccine/b-measles.html

予防接種の話 麻疹国立感染症研究所 感染症情報センター)

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/11/s1112-6e.html

麻疹の現状と今後の麻疹対策について(国立感染症研究所 感染症情報センター)

http://idsc.nih.go.jp/iasr/30/348/dj3481.html 

0歳児における麻疹の発生状況および免疫保有状況 IASR(病原微生物検出情報)Vol.30 No.2(No.348)February 2009(国立感染症研究所 感染症情報センター)

http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/002_i.htm

難病情報センター

http://sspeaozora.web.fc2.com/

SSPE青空の会

katahorihoukatahorihou 2010/02/11 01:01 勉強になります。
はしかは不顕性感染はないんですね。初めて知りました。
最近、SSPEを知りました。
ワクチン接種で確率を下げる事も出来るのだとか。

あ、以前お見受けしたのはカンガエルーネットの方です。
あそこ、討論できませんよね。
何か言うと、個人の自由、とか、
否定はよくないとか、
議論に発展しないですよね。

TemperTemper 2010/02/15 12:34 >katahorihouさん

こんにちは、コメントありがとうございます。

感染症情報センター等に記載されている情報では、はしかに対して免疫のない場合の初感染では不顕性感染はないようですね。
ただし「修飾麻疹」といって、はしかに対する免疫機能が十分でない場合に、ウイルスが感染後にある程度の症状が出ることがあります。
http://idsc.nih.go.jp/vaccine/b-measles.html
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3193.html
予防接種の普及と、それによる通常の麻疹ウイルスに感染することの減少などが要因とみられていますが、この修飾麻疹の数を減らすためにも(どうしても免疫が得られにくい人もいますので、そういう状況の方を守るためにも)、2回の予防接種が重要になりますね。
SSPEについても、ご指摘の通り予防接種で罹患確率を減らすことのできる疾病です。効果的な治療方法が早期に確立されることを願ってやみません。

>カンガエルーネットのほう
ありゃすみません、こちらの間違いでしたね。
もしかして、トピックにHibワクチンの件で書き込んで頂いた…?

>あそこ、討論できませんよね。
何か言うと、個人の自由、とか、
否定はよくないとか、

そうですね…私のトピックのたてかた、返事の仕方が悪かったのもありますが、どうもこちらの意見を聞いて頂くためには何かしらの工夫が必要なようですね。

昨年の8月27日に開催された、新型インフルエンザに関する意見交換会にカンガエルーネットさんが資料を提出していまして、
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/e436339d42f62cfea29fd269219a4a6c
に詳細が掲載されております。
ホームページは「予防接種に対する不安、薬に頼らない方法など、子供の病気を中心とした育児サイト」という立場のようですが、管理人さんの意見や、未だにインフルエンザワクチンに対して前橋レポートを祀り上げていたり、母里・毛利・山本の予防接種トンデモ御三家を称えていたり…といった内容をみる限り、「ゼロリスクを煽ってるのはどっちだよ」と突っ込みたくなります。それだけ自分の子供のことを心配しているのだろうな、とは思いますが、方向性が問題です。

と思って今サイトを(個人的に精神衛生上あまり良くないので、久しぶりに)みてみたら、ホメオパシー(とらこぱしー)で免疫云々を語る方がいて非常にショックです…

katahorihoukatahorihou 2010/02/15 23:29 あそこではROM専です。
私が書き込むと総スカンを食うのは目に見ていますので。
2ちゃんねるのノリで書き込みそうです、私だと。

勉強不足で申し訳ないのですが、
母里、毛利はわかるのですが、「山本」さんを知りません。
御三家なんですね。調べてみます。
ところで、
藤井さんがアンチワクチンなのは理解できるのですが、
あとのひと達はなぜアンチなんでしょう?理解できません。
医師免許をもっていたり、厚生省に入れる人が
リスクバランスを失っているとは思えません。
不思議です。

カンガエルーネット、社会党とつながっているようなのですが、
(ある、地方議員で社会党の人がカンガエルーネットでの活動報告をしていました)
ワクチン裁判に人権派団体が関与し、その一端を社会党が担っていたんでしょうか?
(あ、個人的妄想ですよ)

TemperTemper 2010/02/16 10:52 >katahorihouさん

こんにちは。

>あそこではROM専です。
あらら、また勘違いでしたね、ごめんなさい。なんとなく文体が似ていると感じまして…
まぁ「こういう人たちもいるんだなぁ」と参考程度にみるのが無難なのかもしれませんね。
前にも書いたとおり、できればあちらにいらっしゃる方々の不安や疑問に答えたいと思うのですが、私には心を通わす自信も力もなさそうです。

>御三家
あ、すみません。自分でそう記しておいてなんですが、私が御三家は自分で勝手にそう決め付けているだけ…だと思います。
例えばこちら
http://www.pjnews.net/news/490/20091012_4
母里氏の隣が山本氏です。最後の段落をダメダメな陰謀論で〆ており、いい感じに脱力します。母里氏に関しては、私は当初インフルエンザワクチンが嫌いなだけかと思っていたのですが
http://childdoc.exblog.jp/6590337/
こちらの小児科医さんのblogを読むと、どうもそれだけではないようで頭が痛いです。

>あとのひと達はなぜアンチなんでしょう?
母里氏の経歴を見る限り、確かに一見何故拒否派なのか理解しがたいとも感じます。
http://www.ne.jp/asahi/kr/hr/mmr/010908mori_ikensyo.htm
過去のMMRの副反応訴訟でもずいぶん声を大きくしていたようですね。予防接種の制度自体、日本はかなり遅れていますし、副反応への対応が整っているとは言い難いのは事実ですが、批判して改めさせるべきはそこであり、「ワクチンは必要ではない!」と煽るのはやりすぎというか間違っていると思うのですよね。

>医師免許をもっていたり、厚生省に入れる人が
リスクバランスを失っているとは思えません。
不思議です。
医師免許をお持ちの方の知識は、医療職の中でも広い範囲を深く勉強しなければならないこともあってか素晴らしく豊富(な場合が多い)ですが、実際は勘違いなさる方もおります。なんていうとお医者さんに怒られそうですが、私の頂いている資格である保健師、看護師、助産師その他教師だとか、記者だとか…医療に限らずどの職種でも同じなのではないかなと思います。
医師など肩書きの影響は大きいので、「なんでお医者さんがこんなことを…」という落胆も大きいですね。特に母里氏は
横浜市衛生研究所細菌課勤務
国立公衆衛生院疫学部感染症室長
横浜市衛生局(3カ所の保健所長)
で何を仕事にしていたのか気になるところです。

>人権派団体
なにかまぁ、そういう組織の存在はあるのかもしれませんね。声だけはやたら大きいですしね。けれど、とりあえず妄想の範囲で健全に楽しみましょうか(笑
政治の具になる可能性は否定できませんが、実際にそれが目的になってほしくないと私は考えます。

katahorihoukatahorihou 2010/02/16 21:31 特定政党と関係があるのはカンガエルーネットではなくて、
ワクチントークのほうでした。
失礼しました。

2010-01-15

母乳子育てすること 00:18 母乳で子育てすることを含むブックマーク

id:silflayさんへ

 idコールありがとうございます。

 doramaoさんの日記にて、silflayさんがコメントをお書きになった時点でお尋ねすればよかったのかもしれませんが、よそ様のブログでしたのでご迷惑をおかけしてはいけないと思い、控えておりました。頂いたコールで恐縮ですが、この機会にコメント内容についてお伺いしたいことがあります。お手を煩わしてしまってすみませんが、もしよろしければお付き合い下さい。


 slflayさんは"日本では平成17年度乳幼児栄養調査で「生後1か月の完全母乳児は45%、3か月で38%」です。無理をしなくても完全母乳ができるはずなのにそうしていないという例が非常に多いという現状があります。"とコメントなさっておりますね。コメントを拝見した限りですと、silflayさんの意見は「生後一ヶ月で45%、3ヶ月で38%の完全母乳育児割合では十分ではない。100%にはまだ余裕があるのだから、本当は母乳のみで育てられるけれど、そうしていないお母さんが多い。無理をしなくても可能なはずなのに。」ということであると私は認識しております。もし違っていたら、申し訳ありませんがご指摘下さい。

 私が気になったのは、太字にした部分です。といいますのも、以前仕事で、出産直後のお母さんに関わらせて頂いた時期がありました。お母さんたちは皆、出産前は「母乳のみで育てたい」と仰っておりまして、中には痛がるかたもいらっしゃいましたが、皆さん乳房マッサージを助産師さんからうけたりしていました。しかし、いざ実際に赤ちゃんが哺乳する段階になると、母乳のみで赤ちゃんを満たせられるお母さんはごくわずかで、満足に量を確保できない方はさらに我慢してマッサージに挑んだり、食事を気をつけたり…最終的に「私のせいでおっぱいが出ずにごめんね。」と泣きながら授乳なさるお母さんもいました。

 もちろんこれは、あくまでも私の経験でしかありませんので、だからどうしたと言われればそれまでなのですが、少なくとも「無理をしなくても完全母乳ができるはずなのに」なんていう表現は、私にはできません。むしろ「痛みに耐えて、行動を制限して、そんな努力をしても出ない人が少なくないのに、1ヶ月時点で50%近いお母さんが母乳のみで子育てしているのはすごい。」なんです。

 文章をそのまま引用していない、という意味では捏造ともとれると思いますので、その点は失礼致しました。

 ただ、乳幼児栄養調査結果でも、母乳の量が少ない、母乳がでないと悩んでらっしゃるかたがいるのがお分かりになりますよね。ですので、私からすると"無理をしなくても完全母乳ができるはずなのにそうしていないという例が非常に多いという現状があります。"と言うこと自体が不本意ですし、見当違いなのです。

 最後にもうひとつ、お伺いしたいのですが、silflayさんが"無理をしなくても完全母乳ができるはずなのにそうしていないという例が非常に多い"と判断した理由はなんなのでしょうか?コメントからですと(私の読解力がないせいですが)読み取れませんでしたので、もしよろしければ教えて頂きたいと思います。

silflaysilflay 2010/01/17 21:26 Temperさま
こちらこそわざわざエントリをたてていただくような手間をおかけしてしまいまして申し訳ありません。

この機会に(1/13)はてなに登録しましたので、はてなの世界?の文化をよく知りません。私の発言の引用ではなく、要約としても発言で使っていない言葉での言及でしたので、捏造などというきつい言葉で反応してしまいましたが、字数制限のあるはてなブックマークのコメントに対しては過剰反応だったかと反省しております。

完全母乳育児についてですが、もちろん100%可能だとは思っておりません。WHO等が特に条件を設けずに20年以上完全母乳育児を推進していること、doranekoさんのエントリでも紹介されていました国内BHFのデータ、北欧諸国の母乳育児率(http://apps.who.int/research/iycf/bfcf/に各国のデータあり)などから、80〜90%程度ではないかと考えております。

生物学的に本当に出ない、量が足りないという母親に対しては個別に精神的なケアをしっかりとしていかなければならないと思います。「無理しなくても」の根拠は個人的体験や勉強会、同僚や家族を通じてのものです。きちんとしたデータをもっているわけではありません。確かに母乳が出ない、足りないという方のケアは大変ですし記憶に残りますが私は全体からすれば少数派と感じます。

むしろ完全母乳にこだわるというより、体重増加にこだわり、心配でミルクを足すことで混合栄養へと推移している母親が多いという印象です。例えば1か月検診で互いの体重を競いあい、成長曲線の「平均に達していない」ということを気にされる方がまだまだ多く、順調なのに「ミルクを足した方がいいでしょうか」、既に「出が悪いと思ったので足しました」などの声を聞くことは珍しくないと感じます。

それも「張らなくなってきたので足りないと思って」「すぐ飲みたがるので出てないと思って」など、そしてポジショニングが明らかに悪いなど、「ミルクを足す前に聞いてくれれば…」という基礎的な理由が多いという愚痴をよく耳にします(これはもちろん、事前にきちんと情報を伝えきれていない医療側が悪いのですが)。

助産師さんには否定されるかもしれませんがマッサージすれば母乳が出るというエビデンスはないと思います。この点も特に一般の母親には誤解されているところだと思います(やはり医療側に問題があると思います)。たしかに母乳偏重・母乳信仰の専門家はいますし、その声に引かれる方も多いのかもしれません。

しかし、そうではない専門家も多いと私は思います。ちょっとした正しい知識やコツを知ることで完全母乳育児が可能だったのではと考えられる例も多いのに、マッサージを繰り返したり精神論に走ったりという間違った努力をする方向へ行かなくても良いのに…というニュアンスもあります。医療側に努力させればよい、もっと利用しればよいという思いがあります。

私の書き方も舌足らずですのでそのようには読まれなかったと思いますので不快に感じられたとしたら申し訳ありません。また、Temperさんが完全母乳育児はとても過半数の方には無理なくらいハードルが高いと判断していらっしゃるのであれば、私のコメントに対して不本意で見当違いと思われるのは自然なことだと思います。

TemperTemper 2010/02/09 14:39 >silflayさん
お返事が大変遅れてしまい、ごめんなさい。私自身の反省もあり、色々と答えを探しているうちに煮詰まってしまってなかなか言葉にすることができませんでした。

>「無理しなくても」の根拠は個人的体験や勉強会、同僚や家族を通じてのものです。
お答え頂きありがとうございます。なるほど、silflayさんのなさった体験と自分の体験が異なっていた、ということですね。

新生児の体重に関しては私自身あまり知識を持ち合わせていないので、あまり自信をもって意見を述べられないのですが、体重増加にこだわるのも分からなくもないという印象です。というのも、お母さんからみてお子さんが健やかに育っているかという唯一の指標になっているのではないか、と考えるからです。安心するために成長曲線内に体重をもっていく、というのでは本末転倒ですが…

>「張らなくなってきたので足りないと思って」「すぐ飲みたがるので出てないと思って」など、そしてポジショニングが明らかに悪いなど、「ミルクを足す前に聞いてくれれば…」という基礎的な理由が多いという愚痴をよく耳にします(これはもちろん、事前にきちんと情報を伝えきれていない医療側が悪いのですが)。
私の意見は「医療側が正しい知識を伝え、それを母親側が理解できていること」というのが前提でしたので、目から鱗でした。
実際にこのような訴えがあるのならば、情報提供側がもっと相互理解をはかるべきでしょうね。
マッサージの件は完全に私の知識不足です。申し訳ありません。

"むしろ完全母乳にこだわるというより、体重増加にこだわり、心配でミルクを足すことで混合栄養へと推移している母親が多い"とすると母乳のみで子育てしてらっしゃると回答なさった方の中に、既に母乳のみで十分なのにミルクを足しているから数字が減ってみえる、という解釈もできると思ったのですが、確かにそうすると以前仰られていた「無理をしなくても完全母乳ができるはずなのに」というのも頷けます。
silflayさんのお話を聞いて、今すべきはWHOの提唱する完全母乳育児の推進ではなくて、(私のような)乳房マッサージに対する勘違いを正したりとか、お母さんが母乳で育児をすることがすんなりできるような環境づくりをしたりすることではないかなぁとも思います。

>生物学的に本当に出ない、量が足りないという母親に対しては個別に精神的なケアをしっかりとしていかなければならないと思います。
話が前後してしまってすみませんが、私もそう思います。
私個人の母乳育児に関するスタンスとしては、「出れば母乳を中心に、量が足りなかったり出なかったりする場合にはミルクを足して問題ない。お母さんとお子さんが、お互いに健やかに生きられるように」
というのがいいのかなと考えています。

2010-01-10 母と子に関わる医療従事者として 1の巻

[][]開業助産師ホメオパシー 09:51 開業助産師とホメオパシーを含むブックマーク

 明けましておめでとうございます。今年も、もう10日ほど経ちましたが、よろしくお願いします。新年はもうちょっと更新頻度をあげたい…

 新年初めは慣れない事をしてみようということで、ホメオパシー(とらこぱしー)と助産師と、助産師の知識レベルについて考えてみたいと思います。教育課程では少なからず同じ単位を学んでいる(はずの)助産師が、予防接種拒否宗教であるとらこぱしーに何故ひっかかってしまうのか、考察します。


開業ジョサンシの憂鬱

 ニセ科学対策の聖地?であるkikulogで、あるホメオパシー助産院が紹介されていました。その助産院ホームページの掲示板では、これから赤ちゃんを産むであろうお母さんや、無事に出産を終えたお母さんが各種の相談をしているのですが、予防接種麻疹)の質問への助産師の返答が目についたので、それについて触れます。

 岡本助産院トップページから、おしゃべりROOMという名前の掲示板を閲覧することができます。その中の、一人のお母さんから

予防接種について 教えて頂きたい事があります。

講習会で予防接種の話を聞き、「下の子には予防接種は控えよう」と思い今まできたのですが

健診の際、内科医の先生から「予防接種を受けていない子供が団体生活に入るとほかの子供に迷惑だ。

あなたの子どもがはしかにかかってほかの子供に移した場合、あなたのせいですよ」

と言った内容のお叱りを受けました。

下の子は来週から保育所へ行きます。今後とも子供に予防接種を受けさせるつもりはないのですが、

集団生活はわが子だけの問題ではないので「ほかの子供に迷惑」という言葉がとても気になっています。

ホメオパシー的にはどう解釈していますか?

という書き込みがありました。

それに対して、岡本助産師という人が

お問い合わせのような言葉を小児科の先生から言われたという方は大勢いらっしゃいます。

保育所の他のお子さん達は予防接種をしておられるなら、はしかにはかからないということですよね。それなら予防接種を受けていない子がもしはしかにかかっても迷惑でもないんじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。予防接種はかからない為にされているはずですから・・・それとも予防接種をしてもやはりはしかにかかるということなんでしょうか?それなら予防接種をしてもしなくても変わらないということになります。

今はやりの新型インフルエンザもそうですがワクチンの中になにが入っているか、ワクチンを打って抗体を作っても免疫は下がります。抗体イコール免疫ではないということです。

もっとその事実を皆がよく理解したほうがいいと思います。ですから予防接種を打たないことが人に迷惑をかけることにもならないし、ましてや虐待をしていると言われることもないと思います。この小児科の先生の言葉でお母さん達が本当に傷ついて相談に来られます。スタッフサグリアでもなめておいて下さいね。

少し前に研修でロンドンに行ってきましたが、イギリスでは新型インフルエンザについては殆ど話題になっていませんでした。マスクをしている人もないし、まずイギリス医師の半分が予防接種に反対したことで国でも勧めていないようです。

日本の外から日本を見ると本当に日本が病んでいると思いました。

子供がかかる病気にはセミナーで聞いて頂いたようにそれぞれ意味があります。しっかりかかりきることでどれほどの免疫力を獲得することができるか。そしてレメディーを使うとしっかりかかりきって本当に早く治りますよね。

小野さんが母親として子供の為に正しいと信じた通り行動すればいいと思います。

また良かったらセミナーに参加して下さい。

来年は1月下旬か2月初め頃に開く予定です。レメディーの在庫も置いていますのでどうぞ。

と返答しています。

 お母さんの書き込みは、まぁ典型的なホメ信者であることが分かります。本来ならば信者に対しても「良いホメオパシーの選び方(仮題)」など介入すべきなのかもしれませんが、今の自分では不毛な罵倒しかできず終わることになりかねないため保留します。とりあえず医療職者側の書き込みに対して、批判じみたことをします。


予防接種することのメリット・デメリット

保育所の他のお子さん達は予防接種をしておられるなら、はしかにはかからないということですよね。それなら予防接種を受けていない子がもしはしかにかかっても迷惑でもないんじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。予防接種はかからない為にされているはずですから・・・それとも予防接種をしてもやはりはしかにかかるということなんでしょうか?それなら予防接種をしてもしなくても変わらないということになります。

この発言が一般の方であれば、「なるほど、そういう考え方もありますね。」と一定の理解は(個人的に)できます。感染症に関わらず、物事をみる視点は集団からのものと個人からのもので(時に大きく)異なります。そして、集団で得られるメリット・デメリットと、個人で得られるメリット・デメリットが互いに干渉し合う場合も少なからずあります。

 車のシートベルト等で例えるなら、集団の視点におけるメリットは「事故死減少による国際的評価の向上」「事故で亡くなる生産年齢人口減少防止」「事故による重症や即死減少によって、それにあてる医療資源分がうく」などと仮定できるでしょうか。デメリットは…すぐに思いつかないので「なし」とします。対して個人の視点におけるメリットは「シートベルトが事故の際の重症や即死を防ぐ効果がある」「安心感」、デメリットは「胸部の締め付け感がある」「シートベルトによる胸部損傷」「行動が制限される」「チャイルドシートに子供を乗せると嫌がる」「面倒くさい」などでしょうか。

 極端な例ではありますが、集団にはデメリットが(おそらくほとんど)無く、個人にとっては制限があるようにみえます。制限が無い=良、制限がある=悪と考えるなら、もちろん前者のほうであるに越したことはない…と思われますが、じゃあ実際、その制限はどのくらい悪なのかというと、上記の例でいえば「シートベルトをするメリットを超えるほどの制限ではない」と(個人的に)考えます。

 はしかに戻ると、(詳細は省略しますが)感染力の強い病気であり、38度以上の高熱が数日続くことも多いとされています。はしかに感染・発症後におこる合併症も少なくなく、肺炎や脳炎が死因となります。ワクチンに限らず、その他薬剤による副反応・副作用は確かにあります。が、さてそのデメリットはワクチン接種(薬剤を服用)するメリットを超えるほどに心配することなのか、高熱や肺炎で、子供を苦しめてまで予防接種を拒否すべきものなのでしょうか。

 上の助産師のコメントの裏には、「予防接種は不要なもの・危険なものである」という認識があるように思います。まぁとらこぱしー自体が信者をそのように洗脳しているわけで、もう驚くほどのことではありませんけれども…ただ、日本の国家試験を受けて取得する資格である助産師が、看護師という資格を共有している医療関係者が、こんなコメントを残していること自体が非常に残念です。


次回予告

 次回、はしか(麻疹)の詳細と助産師についての考察を予定しています。


参考・引用

麻疹Q&A(国立感染症研究所 感染症研究センター)

http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/QA.html

麻疹について(横浜市衛生研究所)

http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/measle1.html

katahorihoukatahorihou 2010/02/07 22:54 はじめまして。
以前、とあるところでお見かけした事があったりします。

予防接種をしないと言う事は
「我が子が死んでもかまわない」と言うことと同じではないでしょうか。
副反応のリスクと恩恵のベネフィット、比べるまでもないと思います。

はしかでこんな放送があったんですね。最近知りました。
http://www.youtube.com/watch?v=pe9urjnrSuc

TemperTemper 2010/02/09 13:30 >katahorihouさん
はじめまして、でよろしいですかね。コメントありがとうございます。

>以前、とあるところでお見かけした事があったりします。
私の勘が正しければ、恐らく高畑さんのブログかな…と。間違っていたらすみません。

>予防接種をしないと言う事は
「我が子が死んでもかまわない」と言うことと同じではないでしょうか。
副反応のリスクと恩恵のベネフィット、比べるまでもないと思います。
個人的な観測範囲で恐縮ですが、とある掲示板での「予防接種はしないよ」と仰る方の理由として
・自然にかかって免疫をつけたいから
・国や医療職者の対応が良くないから
・人間はウイルスと共存すべきだと考えるから
・ワクチンに含まれる水銀や防腐剤が有害だから
などの意見を頂きました。
どの意見にも共通して感じた疑問は、katahorihouさんのご指摘のように
「その考えは、自分の子供の命や健康を賭してまで」加えて「他人を巻き込んでまで優先するべきことなのか?」
ということでした。

予防接種法という法律の第8条で、定期の予防接種をうける対象者またはその保護者は、
「予防接種を受けさせるため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。」
と定められています(平成6年の改正で、実施義務から上記のような「努めなければならない」という表現に変わりました)。
その上で、実際に予防接種をうける or うけさせる立場にある人が、適切な方法を基にして「努めている」かどうかというと…

とらこぱしーの本とか
母里啓子氏の本とか
たぬき先生(先生と呼びたくは無いですが)の本とか
国と製薬会社が癒着しているんだ!とか
「自然」に生きることが正しいんだ!とか
予防接種に目がいきすぎて、対象となる感染症を理解していないとか

上記の様な、どちらかというとあまり好ましくない情報源や考え方から得たものを土台にしていて、正しいと思われる情報を
きちんと検討できていないのではないかな、と思いました。
現状、例えば制度を先導すべき国の予防接種に対する姿勢は、及び腰であまりにも頼りないです。
海外の制度と比べてしまうと目も当てられません(ただ、今の状態も厚労省自身のみが原因かというとそうではなくて、
「そうなる原因が他にもあった」と考えていますのでいつか言及したく思っています)。

多くの方がkatahorihouさんに頂いたコメントのように、「リスクとベネフィット、比べるまでも無い」とまではいかなくても
リスクとベネフィットを見比べて、自分が納得して接種することを選択できるように、個人としても、職業としても働きかけたいところです。

>はしかでこんな放送があったんですね。最近知りました。
http://www.youtube.com/watch?v=pe9urjnrSuc
貴重な動画のご紹介ありがとうございます。拝見させて頂きました。
結果としてはしか流行の中で、後遺症に苦しむ立場になられてしまった本人とご家族の後悔は、
もし自分が身近な人間であれば声をかけるのも躊躇われるほどと思います。
後ほど書こうと予定しておりますが、予防接種は個人を守る可能性を高めるだけでなく、社会的に感染症への免疫を高めます。
結果として、生まれて6ヶ月を過ぎてお母さんからの免疫(抗体)が減少してきたお子さんや、
理由はどうあれ予防接種をうけていない人を守ることに繋がります。
こういう集団の視点も、多くの方に考えて頂きたい部分です。

頂いたコメントに長々とすみません。
よろしければまた、いつでもいらしてください。