私が訪れた国の自動車交通事情

昨年から出張や旅行でいろいろな国を訪れる機会がありました。それぞれの国の道路事情や走っている車の違いなどもあり大変おもしろかったです。訪れた国はまだまだ少ないですが、私が感じた各国の情報を書きたいと思います。

マディソンとサンフランシスコを訪れました。米国メーカーが一番多かったのですが、日本車も20〜30%くらいは走っていました。目立ったのが、トヨタ・カムリニッサン・マキシマ、ホンダ・アコードです。たまに、とてつもなく長いリムジンがあったりしてスケールの大きさを感じました。ドイツ系移民が多い土地を訪れたので、フォルクス・ワーゲン、メルセデス・ベンツBMWアウディなども目にすることができました。タクシーはフォードが多かったです。高速はもちろん片側1車線でも道が広く、ゆったり走ることができそうでした。
左ハンドルで右側通行です。

ヘルシンキを訪れました。同じ北欧スウェーデンボルボが多かったです。日本車もコンスタントに見ることができましたが15%ほどだと思います。ニッサン・マーチ、プリメーラマツダ・デミオホンダ・フィットを見かけました。タクシーもボルボV70が多く、BMWメルセデス・ベンツも見かけました。最高気温が氷点下の季節に訪れましたが、みなスパイクタイヤを使用しているようでした。
左ハンドルで右側通行です。

  • 中国

上海と無錫を訪れましたが、一番多かったのが上海製造のフォルクス・ワーゲン サンタナでした。特にタクシーはほとんどが古いサンタナでした。日本車は広州で作っているホンダ・アコードが一番多かったと思います。とにかく交通マナーが悪く信号無視は当たり前、クラクションを無駄に鳴らしまくる、パッシングを無駄にする、片側1車線の道で追い抜くときに反対車線をぶつかる直前まで走るといった具合でした。高速道路でも車線があってないような感じでした。また、高速道路にもかかわらず横断している人をみました。2回訪れましたが事故現場を見なかったことが不思議です。
左ハンドルで右側通行です。

シェムリアップを訪れました。半分以上は日本車です。トヨタ・カムリランドクルーザーニッサン・キャラバン、サファリ、マーチを見かけました。タクシーは車ではなくバイクに荷台をつけたトゥクトゥクが多く走っており、そのバイクはホンダ、ヤマハ、スズキなどでした。この国には信号がない交差点では一時停止の概念がないようで、路地からもスルっと出てくる感じでした。しかし、街中ではみなそれほどスピードを出さないので、事故はさほど起こらないようです。
左ハンドルで右側通行です。

日本車がとても多かったです。70〜80%が日本車ではないでしょうか?街で見かけた車も日本とほとんど変わりませんでした。タクシーも日本のものと同じで、トヨタ・クラウンコンフォート、ニッサン・クルーばかりでした。道が広く走りやすそうでした。
日本と同じ右ハンドルで左側通行です。

  • 韓国

ソウルを訪れました。ほとんどが日本では見慣れない韓国車ばかりでした。ヒュンダイ、キア、デウ、サムソン、サンヨンなどです。日本でペ・ヨンジュンがCMをやっていたヒュンダイソナタもたくさん走っていました。日本車は高級車部門のレクサスとホンダ・インスパイア、レジェンドを見かけた程度でしたが、デザインがかっこよいのですぐに日本車とわかりました。韓国ではまだまだ外車=高級車といった感じのようで、メルセデス・ベンツBMW、レクサスがその代表のようです。タクシーも韓国車ばかりで、黒い車体のタクシーはデラックスタクシーで初乗りが高いのですが、高級な車で乗り心地がよかったです。そして、たまたまかもしれませんが運転手さんが日本語を多少話すことができてとてもフレンドリーでした。韓国は熱い国民性とは相反して運転マナーがよく、クラクションを鳴らすことはほとんどありませんでした。日本よりも運転マナーはよいと感じました。駐車にはルーズというか大らかなようです。
左ハンドルで右側通行です。

  • タイ

タイは日本と同じ右ハンドルで左側通行です。そして走っている車はシンガポール同様ほとんどが日本車で、その割合は95%以上に見えました。メルセデスベンツBMWジャガーボルボクライスラーをそれぞれ1台見ただけです。トヨタが圧倒的なシェアで、Yaris、Vios、Altis、Hi-LUX Vigoといった見慣れぬ名前の車でした。ヴィッツカローラなどに似た車なのでPatentの関係で海外用に名称を変えたものだと思います。その次にホンダ、日産が続きます。Civic、Jazz、TIIDAなどが走っていました。JazzはFitです。その次に意外だったのがいすゞダイハツが結構走っていたことです。いすゞは人も物も運べるD-MAXという車種がたくさん走っていました。ダイハツはHIJETがトゥクトゥクとして利用されていました。排気量は660ccではなく850ccや1000ccほどのものもありました。そのほか三菱とマツダを数台見ましたが、スバルは走っていませんでした。交通マナーは決してよいものではなく、ウインカーは出さないことが多く、スピードもかなり出していました。タイでは荷台を改造して人を乗せてもよいらしいのです。よって、トラックを改造して多くの人を乗せることができるように改造した車がたくさん走っていました。2枚目の写真は後ろから撮ったものですが、横から見ると4列も並んでおり、合計30人弱も乗っていました。ホテルのタクシーの運転手に聞いたところ、30人まではOKとのことで法律で決まっているとのことです。タイヤがたわんでいたのと、後ろの人が落ちそうなのが心配でした。カンボジアで見たトゥクトゥクですが、プーケット島でも走っていました。カンボジアのようにバイクの後ろにリヤカーを引くものではなく、前述のように軽自動車の荷台を改造したものでした。赤帽のようでかわいらしかったのですが、乗り心地が悪いので私にとっては30分以内の移動が限界でした。それ以上乗ると体の芯が痛くなるような感じでした。しかしながら短距離であれば風が心地よく、よい乗り物です。