2012-05-05

ここに書かれていた文章は、後から読みなおして、自分でもどうかしていたと思ったので、削除。記事の内容は下記に移転しましたが、現在の僕の本心ではありません。
http://amamako.hateblo.jp/entry/2012/05/06/095330
http://amamako.hateblo.jp/entry/2012/05/06/095411
迷惑をおかけしたid:kyo_ju氏、id:p_shirokuma氏にはお詫びします。この謝罪に満足が行かない場合は、その旨を知らせてくだされば、今回の記事を書いてしまった経緯と、それに対するより詳しい反省内容を記した記事を書きます。
2012-05-04
はてなブックマークは「Web魚拓」的な使われ方を黙認するのだろうか
と、疑問に思った話。
僕のあるツイートが、はてなブックマークされました。
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/amamako/status/198103814430130177
で、まぁこのツイートは僕も後から冷静に考えて馬鹿な発言*1だなぁと思ったので、ツイートについては削除したわけですね。
https://twitter.com/amamako/status/198103814430130177
で、削除した後に「でもはてなブックマークの概要文にはツイート文が載っているから、それも削除したほうがいいか」と思い、はてなブックマークのエントリーページに行き、「更新ボタン」を押したわけです。
ところが、いくら待てども更新がされない。削除したツイートの文章が、概要文に残ったまま。
一応タイトルは、自分でブクマすれば変更できるので、自分で変更したわけですが、概要文は編集できませんので、依然削除したツイート文がそのまま残っているのです。
それで検索してみると、どうやらはてブの更新ボタンというのはあまり機能しておらず、その結果として、例えば削除された新聞記事をはてブのエントリーページを使って読むというような、所謂「web魚拓」的な使い方が、はてブにおいても行われている、という説明を目にしました。
WEB魚拓としてのはてブ→Tumblrコンボ « おれせん。
新聞記事の場合は、ある程度分量がありますから、はてブの概要文に記事全文がまるごと乗ることは稀で、記事全文を探したい時は、上記の記事で書かれているようにtumblrとか、別のwebサービスを使わなきゃならないのだが、twitterの場合は短文であるため、今回のように、はてなブックマークの概要文に全文が載るのである。故に、一旦はてブされたらこのように削除は不可能なのである。
まぁ、今回のツイートに関しては別に僕もそんな絶対に削除したいとか思っているわけではないので、「こうやって恥が残るのは嫌だなぁ」と思いつつも、特にどうこう言う気はない。
しかし、こういうweb魚拓みたいな使われ方をはてブは黙認するのか、それがちょっと気になったのである。
2012-03-31
震災がれき問題に対し、一体何が答えられ、何が答えられていないか
環境省が推進するがれき広域処理の意味――前編:大量のがれき - はてなブックマークニュース
津田大介氏による、がれきの広域処理に対して、なぜがれきを被災地以外の場所で処理することが必要なのか、環境省などのがれき広域処理賛成派の立場からまとめた記事です。
私は、この記事に対して一定の評価をすると共に、一方でこれは不完全な記事であり、批判される点も多々あると考えています。
評価すべき点は、まず何よりも、今まで情緒的にしか語られて来なかった「なぜがれきを被災地以外で処理しなければならないか」ということについて、データを提示しながら、理由がまとめてあるからです。特に、「なぜがれきをそのままにしておいては駄目なのか」「がれきを広域処理すねことにどんなメリットが存在するのか」という、私が一番疑問に思っていた点について、説得力がある議論が展開されているように思えました。
そして次に、これがweb上で、検証可能な形で公開されていることです。これまでのネット上での震災がれきについての情報は、その殆どが震災がれき広域処理反対派の主張でした。なぜなら、がれき広域処理反対派はこれまで、きちんとまとめサイト*1などで、自らの「なぜがれきの広域処理に反対するのか」という主張をまとまった形で述べてきたのに対し、広域処理賛成派は、「ご協力をお願いしたい」とか言う内容のないコメントをマスメディアを通じて述べるが、具体的に何故「がれき処理が必要なのか」について、反対派のようにまとめサイトでまとめて主張するようなことはせず、ただ情緒的に、「がれき広域処理反対派は差別主義だ!」などというレッテル貼りをしたり、「放射脳」、「ワーワー教」などという揶揄を繰り広げるばかりだったからです。しかしこの記事は、そういうレッテル貼りや揶揄によって相手の主張を貶めようとするのではなく、賛成派の主張をまとまった形で提示し、そして反対派の人に、「これに対する反論をドシドシ述べて欲しい」というような開かれた態度をとっている。これはやはり賞賛すべきことだと思うし、これからのがれき広域処理に関する議論は、賛成派も反対派も、この津田氏のような、揶揄やレッテル貼りを決して行わない、開かれた態度で行われるべきだと思っています。
一方で、この記事には批判されるべき点も存在するといえるでしょう。最も批判されるべき点は、この記事が「公平でない」という点です。といっても、私はこの記事が環境省からの依頼で書かれたPR記事であること、それ自体は批判しません。なぜなら、そのことがきちんと明示されているし、がれき広域処理賛成派の主張が、ネット上でまとまった形で展開されることは今まで殆ど無かったのですから、きちんと予算を割いてライターに依頼しそれをネット上で掲載する。そのこと自体は、賞賛されるべきことであり、批判されるべきことではないと考えています。
私がこの記事を「公平でない」と評価するポイントは2つあります。一つは、この記事が環境省などのがれき広域処理賛成派からの取材のみによって書かれ、がれき広域処理反対派にも取材をしたり、あるいは、ネット上に多々あるがれき広域処理反対派のウェブサイトなどを引用・リンクすることが殆どなされていないことです。最終的な結論として、津田氏ががれき広域処理容認派側の立場にたつことはいいとしても、そこに至る過程では、きちんとがれき広域処理賛成派だけからではなく、がれき広域処理反対派からも意見を聞くべきだし、その過程を開示し、賛成派・反対派双方の立場・主張を記事に書くべきではないかと考えているのです。しかしこの記事ではそのようながれき広域処理反対派への取材や、がれき広域処理反対派の主張が具体的にどんなものであるか、URLなどのソースを付けて明示することがあまりなされていない。その点から。私はこの記事を「公平でない」と判断します。
また、どのような事情があったかは分かりませんが、この記事では、「なぜがれきの広域処理が必要なのか」という主張だけを前編として公開し、「広域処理による放射性物質拡散」については後編で提示するという手法が取られています。しかしそれはがれき広域処理のメリットについての情報だけを大々的に公開し、デメリットについてはみんなが忘れた頃にこっそり公開する、そんなスピンコントロールの一種であると勘ぐられても仕方のないように思います。例え前編の公開が遅れることになっても、がれき広域処理の問題と放射能拡散の問題は切っても切り離せない以上、前編と後編は、一度に公開すべきだったのではないかと考えます。
しかし、このような批判されるべき点を考慮に入れたとしても、これまでネット上で余り語られて来なかった、がれき広域処理賛成派のまとまった主張が明らかになったというのは極めて良いことであるということは、私は重ねて強調したいと思います。
この記事では、そのような貴重な情報を、更に生かすために、この記事のがれき広域処理賛成派の主張が、反対派の疑問や不安について、一体どの程度まで答えられていて、そしてどの程度は答えられていないものなのか、反対派のウェブサイトなどを参照しながら、検証していきたいと思います。
目次
- 答えられた問題
- 答えられていない問題
- Q5.なぜがれきを処理して被災地を「復興」させなければならないのか
- Q6.がれきを、被災地内の別の場所(例:福島第一原発の近く)に破棄するというのはできないの?
- Q7.がれきを埋め立て「森の防波堤」にするという案が出ているが、なぜその案を採用しないのか
- Q8.がれきを広域で処理するというのは、東京のがれき処理業者の「利権」なのではないか
- Q9.なぜ震災がれきに関する政府の議事録が公開されていないのか
- 放射能の問題
- Q10.なぜ危険とされる放射能の閾値が上がったのか
- Q11.がれきの放射能を計測しようとした人が止められた。これは、本当は放射能ががれきに付着しているが、それを隠したいからではないのか
- Q12.がれきの放射能をサンプリング調査しても、サンプリングから放射能を持ったがれきが抜け出ることはないのかあるのか、あるとしたら、確率はどれぐらいか
- Q13.検出されないレベルの放射能でも、それを集めて燃やせば人体に有害なレベルの放射能にまで濃縮されるのではないか
- Q14.がれきの放射能を除去する装置とされている「バグフィルター」は本当に効果を発揮するのか
- Q15.放射能検査をしていないがれきを紛れ込ませないような監視体制は存在するのか
- Q16.もし、震災がれきによって何らかの健康被害などが生じた時に、それを把握する監視体制はあるのか。また、もしそうなった時の補償はどうなるのか
- Q17.がれきに携わって作業する人の放射線防護はどうなっているのか
- Q18.焼却場周辺の農作物に対する風評被害が生じるのではないか
- Q19.放射能以外のさまざまな健康に悪影響を与える物質への検査・規制はされるのか
2012-03-27
ポストまどマギのアニメ史(2011-2012)
『魔法少女まどか☆マギカ』、通称がTBS系列で放映されてからおよそ一年が経とうとしている。
放映当時、特に最終回前後においてのまどマギフィーバーは、まさにエヴァ以降の「社会現象」と言っていいものだった。サブカルチャーや若者文化について語るものは猫も杓子もまどマギを論評*1し、そして絶賛した。その熱は、一年が経った今でも衰えておらず、ちょっと現在の日本アニメについて触れた文章を書くならば、まどマギに言及することは必須であり、逆に言えば、まどマギと、あとけいおんについて触れていれば、現代アニメの主だった潮流はだいたい理解できると、思われているように感じる。
だが、まどマギは既にもう1年前の作品である。「まだ1年」というかもしれないが、しかしアニメ作品は、一年間あれば、ずっと一つのアニメにかかりっきりだったとしても、2クール作品なら2本、1クール作品なら4本もの作品が作れてしまう。事実、まどマギが終わった2011年の春以降に放映されたアニメは、算出方法によって大きく異なるが、およそ100本近くに上る。
では、これら100本にも上るポストまどマギ作品は、一体まどマギについてどのような答えを出してきたのか?この記事では
といった作品から、考えていきたいと思う。
これらの作品が選ばれた理由は、ただ単に「私が見ていた作品の中で、まどマギに対する答えらしきものを提示しているように見える作品だから」である。よって普遍的な代表性は全くないし、『STEINS;GATE』、『TIGER&BUNNY』、『C3−シーキューブ−』、『Fate/Zero』、『偽物語』といった、まどマギと扱うテーマや用いる演出が似ていたり、まどマギと同じスタッフが関わっている作品も含んでいない。であるからして、「ポストまどマギのアニメ史」という大仰な記事タイトルをつけているが、実際は歴史といえるような公共性を持つものではまるでない、「この部分ってまどマギに対する答えになっているよな」と私が感じたところをまとめた、極私的な感想文に過ぎない。
また、この記事では実際にこれらアニメのクリエイターがまどマギを意識しているかは一切触れない。あくまで視聴者から見た記事である。
このように穴だらけの―というかむしろ「穴しかない」―文章であるにもかかわらず、なぜ私がこの文章をアップするか。それは一重にこの記事を読んだ人々が奮起して、「自分にとってのポストまどマギのアニメ史」を書いてくれることを期待するからである。そのような極私的な感想の集積から、ポストまどマギのアニメ史を立ち上げる、その礎に、この記事がなれば幸いである。
*1:当ブログでも、3回にわたってまどマギを論評し(id:amamako:20110505:1304547864、id:amamako:20110608:1307502747、id:amamako:20110706:1309921972)し、その後も事あるごとにまどマギについて触れた(id:amamako:20110909:1315551855、id:amamako:20111012:1318426337)。
2012-03-10
KONY 2012についてメモ
最近ソーシャルメディアで拡散されつつある「KONY 2012」という動画。ウガンダの反政府勢力『神の抵抗軍』のリーダーであるジョセフ・コニーを、2012年自由に捕まえようというキャンペーンで
日本語メディアでも紹介されつつあるわけですが
全世界ですごい勢いで視聴される動画『KONY2012』に込められたメッセージ | ロケットニュース24
これに対して色々批判とかが出てきて、単純に賞賛されていると言うよりは、議論の的になっているみたいです。
Kony 2012: what’s the real story? | Politics | guardian.co.uk
「KONY 2012」の動画の主張は簡単に要約すると
これに対して、次のような批判が出ている。
- ウガンダ政府軍を全面的に支援しようというが、ウガンダ政府軍にも色々な人権上の問題がある。*1
- ジョセフ・コニーは以前は大きな勢力だったが、今はかなり小さな勢力である。ここで再び戦争を激しくすることはよくない
- コニーは今ウガンダにはおらず、隣国を転々としている。
- そもそも、子ども兵士が生まれる背景には、貧困問題や、ウガンダ国内の地域格差の問題がある。今ウガンダに必要なのはそのような貧困問題に対する継続的な支援である。コニーを捕まえたって、そのような問題を解決しない限り、またすぐに第2、第3のコニーが出てくるだろう。
- アメリカ軍がウガンダ政府軍を支援し始めた背景には、最近ウガンダで石油が発見されたということがある。「コニーを捕まえるためにウガンダ政府軍を支援しよう」というのは、資源獲得のためという理由を隠すプロパガンダにすぎない。
- ポスターやブレスレットなどを販売してお金を儲けたいだけじゃないのか?
(それぞれの主張の内容の裏は全然取っていないのであしからず)
まあ簡単にまとめてしまうと「コニーっていう極悪人を捕まえようぜ!」v.s.「コニーを捕まえればそれで済むみたいな単純なものじゃねーし。ウガンダに必要なのは継続的な支援のはずなのに、お前らどうせすぐ飽きるんだろ?」みたいな、まぁ日本でも散々よくある対立ですね。
自分の感想としては、この運動の一番の問題は、その運動の目標が「他人にこの事実を知らせよう!」という、簡単に出来てしまう行為である点にあるのかなーと思ったりします。それこそパソコンの前で「#拡散希望!」みたいなツイートをクリックひとつでRTして、それで自分が何かいいことをしたような感覚になる。それは、やっぱりこれまで地道にこの問題に取り組んでた人からすれば怒るだろうし、それだけ行為が軽いと、すぐ忘れちゃう可能性が高いといえるでしょう。
ただしかし一方で、じゃあこの「KONY 2012」という動画がなかったら、おそらくこのようなウガンダや子ども兵士に関する議論が盛り上がることもなかった、
でも逆に、こうやって「祭り」的に議論か盛り上がることによって、これまで本当の必要で継続的な支援を行なってきた人が影に隠れてしまったり、祭りが終わった後に、祭り前より支援が減ってしまうみたいなことも、よくある。
ま、難しい問題ですね。
追記
4chanでの、KONY 2012への反応
Funny KONY Jokes | The Best Internet Memes/Reactions to KONY 2012
ああ、ほんと4chanって向こうの2ちゃんねるなんだなw
*1:ちょっと検索してみると、RAFIQ アフリカ難民資料:苦痛の国:ウガンダにおける拷問などが引っかかりました

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