【円堂守編・ここに完結】 『イナズマイレブン』第127話「明日へのキックオフ!」の感想 【大団円の最終回】

 予告通り、今回はアニメ『イナズマイレブン』の感想を書く。今回は第127話「明日へのキックオフ!」の感想。遂に最終回、円堂守(CV:竹内順子)編の終わりのお話だ。世界観がようやく分かり始めた頃に終わってしまうのは、心底残念なんだけど、次の『イナズマイレブンGO』は最初っから観る事になる訳で、負い目なく感想を書く事もできるようになると思う。感想を書くかどうかの判断は、新シリーズが面白ければ、だけど。


 当ブログは、『イナズマイレブン』を視聴しての感想を、面白おかしく書く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回の感想は、
『イナズマイレブン』第126話「涙の卒業式!」の感想 【ついに卒業!】
 をご覧ください。物語のエピローグの前半部の感想です。


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 アニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、こちら。


 前回のラストシーンで、轟音を挙げて雷門中学の校門前に現れた謎の乗り物。週を跨ぐ不気味なヒキになっていた訳だが、原作ゲームをプレイしていれば実は容易に想像が付いてしまう。ちょうど当方は現在ゲームをプレイ中だったので、ものすごい既視感に襲われた。

 それはゲームの序盤に現れる強敵、帝国学園の乗りものだった。中から現れた帝国の面々が、明るくにこやかに挨拶する。あんだけ不気味なヒキだったのに、爽やかだな〜。



 ゲームで現れた時は、超極悪チームに描かれていた帝国学園メンバーの現在の図。みんな仲良くなって、敵意が消えている。第1回人気投票第1位の五条勝さん、第5位の万丈一道も左の方にいる。VIPPERへのサービスカットだ。……セリフなど、一切無いが。


 帝国学園初登場シーンにいなかった綱海条介(CV:阪口周平)たちはちゃんと驚いていて、物語的に齟齬が無い。ちなみに帝国の学生だった時代、その乗りものに乗ってやって来た鬼道有人(CV:吉野裕行)は、さすがにすぐに気付いていた。



 参照で、悪い顔で乗り込んで来た時の、鬼道率いる帝国メンバーの図(前回感想の使い回し)。



 当方の好きなアイパッチの佐久間次郎(CV:田野めぐみ)も、蔑ろにされなくって良かった。で、超ハードモヒカンの不動明王(CV:梶裕貴)が現れたのは、当方も驚いた。不動は帝国の生徒だったの? ゲームには登場しないんだけど、後に加わったのかな?


 帝国のゴールキーパー、源田幸次郎(CV:中村悠一)の後ろからひょっこり可愛らしく登場したのに、何故かコンバット越前調に「せっかくだから観に来てやったぜ」と、ツンデレ発言の不動。雷門メンバーも不動のその性格が分かっているらしく、ツンデレ憎まれ発言に苦笑い混じりの微妙な笑顔で返す。

 帝国の乱入で中断していた卒業試合が、改めて開始される。帝国のメンバーはグラウンド横の席に座って観戦するらしい。試合に参加して欲しかったんだけど(特に五条さん)、人数が多過ぎて無理か。


 そこに現れる放送部の角馬圭太(CV:古島清孝)。この名前は覚えておくと、ゲームでちょっと得するぞ(豆)。ちなみにフットボールフロンティアでテレビ実況していたアナウンサーは、彼の父らしい。



 本来は余興的な試合に実況役まで現れた。この試合の企画立案者の雷門夏未(CV:小林沙苗)が呼んだのだろうか?




 雷門中学最初のメンバー、レジェンドで構成されたAチーム(濃い黄色で肩が青のユニフォーム)のキックオフで試合開始。すかさずボールを奪う、後から雷門サッカー部に参加したBチーム(薄い黄色のユニフォーム)の土門飛鳥(CV:金野潤)。巧みにかわして前線にボールを送るが、それを阻止する壁山塀吾郎(CV:田野めぐみ)。



 お腹でブロックするところが壁山さんらしい。


 こぼれ球を拾った宇都宮虎丸(CV:釘宮理恵)がゴールに向かう。新たな雷門イレブンのエースストライカーらしく、敵味方全員の期待を一身に受けて、必殺シュート「真グラディウスアーチ」を放つ。




 しかし守の進化は凄かった。なんと「ゴッドキャッチG5」で受け止める。G5って……「3」より上の数字の必殺技があったんだ。


 両チーム、記念試合とは思えない本気モードで戦う。一之瀬一哉(CV:梶裕貴)と半田真一(CV:下野紘)がボールを奪い合うが、どっちも雰囲気が似ているので分かりづらい。似た者同士、ライバル心を燃やす。



 似ている2人。おそらく右が半田で、左が一之瀬。←ウソ。本当は逆です。


 半田から、同期入部の染岡竜吾(CV:加瀬康之)にパスが渡り、ドリブルで攻め上がる。そして再び半田にパス。長い間同志として培った間柄だけあって、息がピッタリだ。

 その半田から「真旋風陣」でボールを奪う木暮夕弥(CV:宮原永海)。木暮はちんちくりんだけど、この技はなんかカッコ良い。



 木暮から吹雪士郎(CV:宮野真守)にパスが通る。吹雪の回想シーンの絵が、こちらのイメージする吹雪の姿を軽く越えていて、ちょっとビビる。




 寒がる吹雪は可愛いけど、下の怖い顔は驚き。敵役としても怖すぎ。


 吹雪と全く逆の、夏の男タイプの綱海がラストパスを受けて、必殺シュート「ザ・タイフーンV3」を撃つ。次期雷門のキャプテンの栗松鉄平(CV:日野未歩)が「スピニングカット」というディフェンス技でシュートを弾き返す。さすが次期キャプテンだ。

 風丸一郎太(CV:西墻由香)がボールを拾い、攻め上がる。元陸上部員として、スピードあるDFだ。ゲームでも最序盤に仲間になるキャラだけあって、回想シーンも多い。




 全国の腐女子が何人か萌え死んだであろうシーン。


 虎丸のスライディングをかわす松野空介(CV:小平有希)。染岡さんにパス。染岡さんが渾身のシュート「ドラゴンスレイヤーV3」を放つが、Bチームのゴールキーパー、これまで守の陰で目立てなかった立向居勇気(CV:立花慎之介)も、「魔王・ザ・ハンドG5」でゴールを阻止する。まだ中学生にして、守と同じG5という技が使える立向居くんはすごい。




 守に憧れ、マネージャーの音無春奈(CV:佐々木日菜子)に怒られてべそをかいていた立向居くんも成長している。守と対等の立場から、いつか戦う事を宣言する。

 試合を見て、観戦していたマネージャー陣のみんなも燃え上がる。ゲームで能力的には使い物にならなかったメガネの目金欠流(CV:加藤奈々絵)まで燃えている。


 ちびっこい少林寺歩(CV:城雅子)や宍戸佐吉(CV:奈良徹)ら、次代を担う後輩たちを頼もしそうに見つめる守。宍戸は偉大な先輩である鬼道を、なんと鬼道お得意の「マルセイユ・ルーレット」で抜き去る。彼らも成長し続ける。

 豪炎寺修也(CV:野島裕史)へのパスをカットした、大阪弁の女の子の浦部リカ(CV:瀧本富士子)。オープニングや背景で「イナズマジャパン」を応援するキャラとして、ずっと前から出ていたんだけど、結局最後までどんなキャラなのか分からず、残念な気がする。



 半田……ではなく、一之瀬の事が好きらしい。結構なシーンなのに、通りがかる綱海のスルーっぷリが何かおかしい。


 Bチーム(実況では、「鬼道チーム」と呼ばれている)が一斉に攻勢に出る。リカに「ダーリン♡」と呼ばれる一之瀬は、マネージャーの木野秋(CV:折笠富美子)とも過去に因縁があるらしい。この辺も分からず終いで残念。

 一之瀬を「ザ・マウンテンV3」で止める壁山さん。ゲーム序盤であった、逃亡ロッカー立て籠り事件が回想されていて笑った。アニメでも再現されていたんだ。

 もう一人の女の子キャラ、財前塔子(CV:高垣彩陽)が影野仁(CV:中村悠一)からボールを奪う。だが気持ち悪い風貌で追いかけ、奪い返す影野。



 これは技なのか?


 めまぐるしく攻守が変わる。虎丸が撃つと見せかけて、ラストパスを闇野カゲト(CV:佐藤健輔)に。闇野はすかさず「真ダークトルネード」を放つ。




 
 「真イジゲン・ザ・ハンド」で迎撃する守。こんな技も使えるんだね。


 後半に入っても、両チーム譲らず得点は0−0のまま。試合展開はこの上なく熱いが、優劣を表す数字だけは動かない。すごい試合を、いつまでも観ていたいと語る春奈。将来は先生になって、サッカー部の顧問になりたいと言う。これは、次回作『イナズマイレブンGO』の伏線と見做しても良いのかな?

 下級生の春奈の言で、卒業生の他のマネージャーも、遅ればせながら将来の事に思いを馳せる。春奈が一番しっかりしていたって事? 高校に入ったら、やっぱりマネージャーになるだろうと微笑む秋と夏未。



 染岡さんのシュートを3人がかりで止める綱海・塔子・木暮。塔子は何故か何もせず、後ろで威張っているだけのようにしか見えないんだけど。


 その塔子の回想シーン。守にキスする塔子。守はカマトトぶって、一体どれだけプレイボーイなんだ? 男女問わず、モテ過ぎ。


 さらに混戦の中、半田から豪炎寺にパスが通る。ようやくこの最強のストライカーが目立つ番がやって来た。必殺シュート「真爆熱スクリュー」を撃つ。「魔王・ザ・ハンドG5」で迎え撃つ立向居。




 敵ながら、見事に止めた立向居を褒める豪炎寺。

 綱海が高校サッカーで今期の卒業生たちを待っていると宣言する。綱海は1学年上だったんだね。吹雪に「くん」付けで呼ばれてたし、他のメンバーにもタメ口で話されていたから分からなかったよ。

 その言葉で、高校サッカーに思いを馳せる卒業生たち。みんな、高校生になってもサッカー伝説を造る事に合意する。このメンバーでの、高校生編を観たかったなぁ。


 残り時間もあとわずか、鬼道が最後の攻撃を仕掛ける。守との一騎打ち。かつてのライバルだった2人が、ここで中学生活の最後に当たり、決着を付けようとしていた。

 ……と思いきや、一之瀬、吹雪と3人がかりで攻撃。1対1の勝負では無く、ちょっとズルイが、必殺技の性質上、仕方ないのだろう。3人でのシュート「皇帝ペンギン2号」で勝負をかける。






 ここで守が原点の「ゴッドハンド」を使ったのは、最初の頃への回帰を地で行ったのではないかと推測する。守にとっての最初の敵は、鬼道だった訳で……。ゲームからこの『イナズマイレブン』の世界に入った人に対する原点回帰的サービスだろう。守だけでなく、アニメ製作スタッフからの。


 守が最後のシュートを止めたところで、タイムアップにより試合が終了。守チームと鬼道チームの対決は、0−0の引き分けに終わった。お互いの健闘を称え合い、握手する両チームのメンバー。



 ここは味方同士で称え合っていたが……。


 終了後、最後に前キャプテンとして、ひとこと言葉を求められる守。何を言うべきか戸惑いながらも、ひとこと。


 「みんな、これからもサッカーやろうぜ!」


 全員が元気よく「オーッ!」と答える。でも、文字通りこの後すぐもうひと試合するとは思っていなかったようで、守の「もうひと試合しよう」の意見に驚く。そりゃ驚くよな。

 だが観戦に回っていた帝国の面々ともサッカーをしたくて仕方が無かった守の様を見て、残りのメンバーも再戦を納得した。みんなみんな、サッカーが大好きなのだ!




 ………………

 月日は流れ、10年後、新入生が雷門中学サッカー部の門を叩く。新しい伝説が始まろうとしていた。




 おわり。




 大団円だった。BGMも素晴らしかった。「つながリーヨ」などは、震災で傷ついた今の私たち日本人にとって大切な事がこもった歌だと思う。日本中の人たちが聴いて、ぜひ元気を出して欲しい。

 次回作『イナズマイレブンGO』は10年後の話になるらしい。次回予告で、イナズマジャパン監督の久遠道也(CV:東地宏樹)が口髭を生やした姿で現れていた。この人が出てくるのは確実。

 守たちは24〜25歳の設定になる。春奈は23〜24歳で、サッカー部顧問になると予想する。新キャラの天馬くん、なんか聞き覚えのある声だと思ったけど、虎丸役の釘宮理恵だよね? 虎丸は23歳だから、さすがに声変わりしていて、共演も可能だもんね。

訂正

 天馬くんの声優さんは、寺崎裕香でした。ayamaru1さん、ご指摘ありがとうございます。当方の好きなゲーム『ペルソナ4』でも釘宮理恵は声の出演をしていて、残念な事に当方、あのタイプの声は釘宮理恵に聞こえてしまう病に冒されているようです(釘宮病)

 イナズマイレブン』の記事に関しましては、調べずに書いている事が多いので間違いだらけだと思いますが、他にもミスがありましたら教えて下さるとありがたいです。


 あと、次回予告を観て思った事。サッカー部の部室がおんぼろなままだったけど、まさか10年後にはまたやる気の無いサッカー部になってしまっているのだろうか? 守の卒業時には全国大会2連覇してたのに。まさか栗松次期キャプテン以降、また凋落が始まったのだろうか?


 何にしても、円堂守編は今回で終了した。次のシリーズを楽しみにしよう。


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