今日の産経ニュース(6/25分)(追記・訂正あり)

■【参院選】菅官房長官増税先送りは正しかったのではないか」 英国EU離脱などリスクに対応
http://www.sankei.com/politics/news/160625/plt1606250036-n1.html
 アベノミクスの失敗で景気が悪いから増税できなかっただけなのに、事前に英国のEU離脱など予想もしていなかったのに「英国EU離脱というリスクに適切な対処ができた」と強弁するのだから呆れて二の句が継げません。
 大体「離脱ショック」で一時、円高、株価安を招いてるのに何が適切な対応なのか。
 いや小生は「EU離脱に対し適切な対応をすれば円高、株価安はなかった」といいたいわけではありません(EU離脱など予想外ですからそれは無理でしょう)。増税延期とEU離脱と関係ないのに菅は強弁するなと言う事です。
 小生は「EU離脱ショック」に「日本経済が今後どうなるか分からない」と安倍政権は対応に苦慮してるかと思ってましたが意外と「消費増税延期正当化の材料ができて良かった」と馬鹿な事を考えてるのかも知れません。 


■【トレンド日本】視力を矯正するレーシック手術が激減していた! ピーク時の9分の1 その真相を探ってみると
http://www.sankei.com/premium/news/160625/prm1606250024-n1.html
 何でかというと記事に寄れば
1)レーシックのデメリット
2)コンタクトレンズのデメリットの改善、だそうです。
 まず1)。デメリットは二つあって、
A)費用が高い。レーシックには保険適用がありません。1回の手術で10〜30万程度(片目)でかかるといいます。
B)事故の危険性。もちろんまともな医療機関(病院、クリニック)もありますがいくつかの医療機関で事故が起きています。
 次に2)。昔のコンタクトは目の充血などかなり問題があったのが昨今は以前に比べれば大分改善されたそうです。


■【スゴテク企業】商品開発室は全員女性、70歳以上はプラチナ社員 ホワイト企業目指す埼玉県春日部市の三州製菓*1
http://www.sankei.com/premium/news/160623/prm1606230001-n1.html

 平成26年には経済産業省の「APEC女性活躍推進企業50選」で国内5社*2の一つに選ばれた。

 こういうのを読むと「俺って県民だけど県内のこと全然知らんな、「APEC女性活躍推進企業50選」云々以前に三州製菓て全然知らん。製菓企業って何作ってるんや?」と思いますね。春日部市民なら知ってるんでしょうけど。
 県内の製菓企業というと俺的には「亀屋*3(川越)」「梅林堂*4(熊谷)」辺りですかね。まあ逆に春日部市民は亀屋とか梅林堂とか必ずしも知らないと思います。みののケンミンショーとか「県民なら皆知ってる」みたいなことを平気で吹きますけど、県が広いとそんな事必ずしもない。
 ググったら他にも
毎日新聞『物作りの現場から(埼玉版)』
http://mainichi.jp/ch160404677i/%E3%82%82%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%8B%E3%82%89
つ毎日の記事でも三州製菓取り上げられてますけど。
 まあ住んでるのが春日部周辺じゃないんですけどね。埼玉も結構広いので。毎日の記事でも山田うどん*5赤城乳業*6と醤遊王国*7は知ってますけど他は「知らんがな」て会社ばかり。
 

■【英EU離脱】「主権取り戻しお祝い」 オーストリア右派が祝福
http://www.sankei.com/world/news/160625/wor1606250013-n1.html
 「EU離脱派の主流=反移民」という理解からこうなるわけですが実際の所どうなんですかね。やはりそうなのか。


■【英EU離脱】「民主主義はポピュリズムにもろい」「キャメロン首相の大ばくち失敗」 中国新華社配信
http://www.sankei.com/world/news/160624/wor1606240060-n1.html
 勿論中国には自国体制(一党独裁)の正当化という思惑があるわけですが、「それを前提にしても」言ってることは正論ではあります。
 民主主義は「自分の事は自分で決めるべき」という自主の精神がバックにあるのであって政治に限らず当然ながら「自分で決めれば最善の結果が出るとは限らない」わけです。「ホメオパシーなどインチキ医療にはまってる患者が自分の治療を自分で決めたら」最悪の結果になるでしょう。
 「日本の安倍首相、石原都知事、橋下市長」「米国のブッシュjrやトランプ」「フランスのルペン」「イタリアのベルルスコーニ」「オーストリアハイダー」などはその「民主主義による悪政」の好例でしょう(勿論彼らは独裁体質ですので単純に「民主主義の失敗」とも言えませんが)。


■【英EU離脱】世界危機ドミノがいよいよ迫ってきた 轟いた金融体制崩壊連鎖の号砲 編集委員 田村秀男*8
http://www.sankei.com/premium/news/160625/prm1606250032-n1.html
 何か「うれしそうだな、産経・田村」ですね。何が嬉しいんだかよく分かりませんが。安倍に「世界経済危機」なんか収める能力があるとも思えませんし、田村が言うように英国のEU離脱問題が経済に与える悪影響が深刻化*9すれば日本経済がズタボロになるだけです。「他の国はともかく日本は大丈夫だよ」なんてありえないでしょう。むしろ産経・田村からすれば本気でそこまでやばい状況だと思ってる*10のなら「偉いことになった、困った」ではないのか。まあ参院選結果で安倍が下野すればまだマシでしょうが。
 大体、世界経済不安から株価が軒並み下落したとは言えこれって「金融体制崩壊」て話なんですかね。英国のEU離脱は別に「英国金融市場の世界金融体制からの離脱」ではないでしょう。

旧英領香港を通じて、ロンドン市場に深く結びついている中国はとりわけ危うい。

こじつけとしか思えません。ロンドン市場と関係がない国なんか経済大国ではどこにもないでしょう。そしていくらアンチ中国とは言え「中国経済が崩壊したら日本も大ダメージ」なのにそれを喜べる神経も理解不能です。

金融主導経済への不信感を強めた世論が作用したEU離脱騒ぎ

「金融主導経済への不信」があるか知りませんが、それとEU離脱問題と関係ないでしょう。EUから離脱するか残留するかと「金融についての考え」には多分関係性は何もない。

 日本はどうすべきか。世界有数の安全資産、日本国債金利マイナスでも買い手が殺到している。おかげで超円高に突き進みかねない。ならばチャンスだ。

 今まで「アベノミクスのおかげで円安なんだ、いいことだ」といっていた男・田村が「超円高はむしろチャンスだ」だそうです。心底呆れます。別に経済知識がなくても*11、「アベノミクスのおかげで円安だ、いいことだと言ってた男・田村」が「超円高がこれからあるかも知れないがむしろチャンス」といったら「はあ?」でしょう。「だったら最初から円高目指せばいい、つう話になるから」です。まさか「今までは円安が良かったがこれからは円高がいい時代です」と強弁するのか。
 まあ「今後、超円高が危惧され*12」、そしてそのとき起こる野党やマスコミ、エコノミストなどのアベノミクス批判を危惧し予防線を張ってるのでしょうが、そういう田村の態度は「田村にとって一番安倍が大事で経済は二の次」という田村のデタラメさを暴露しています。

財政資金をマイナス金利国債で調達して、インフラ整備や人材投資など経済再生に使う。

何も財政資金を国債で調達したいなら、ずっと前からそうすればいいでしょう。よくもまあこんな詭弁がはけるもんです。

*1:公式サイト(http://sanshu.com/

*2:経産省サイト(http://www.meti.go.jp/press/2014/11/20141107003/20141107003.html)に寄れば他の4社は「株式会社資生堂」、「株式会社郄島屋」、「株式会社光機械製作所」、「有限会社モーハウス」。他の会社は説明しなくても会社名で業務内容が何となく分かる(資生堂高島屋を知らない人もいないでしょう)と思うのでモーハウス(http://mo-house.net/)だけ説明すると授乳服メーカーのようです。

*3:公式サイト(http://www.koedo-kameya.com/

*4:公式サイト(https://www.bairindo.co.jp/

*5:公式サイト(http://www.yamada-udon.co.jp/index.html

*6:公式サイト(http://www.akagi.com/

*7:醤遊王国については■産経『【スゴテク企業】しょうゆで遊ぼう?! 弓削多醤油「醤遊王国」 埼玉・日高 伝統の味を楽しむ』(http://www.sankei.com/premium/news/160317/prm1603170002-n1.html)参照。公式サイト(http://yugeta.com/oukoku/

*8:最近の著書に『消費増税の黒いシナリオ:デフレ脱却はなぜ挫折するのか』(2014年、幻冬舎ルネッサンス新書)、『人民元の正体:中国主導「アジアインフラ投資銀行」の行末』(2015年、マガジンランド)、『世界はこう動く・国内篇』、『世界はこう動く・国際篇』(以上、共著、2016年、徳間書店)、『中国経済はどこまで死んだか:中国バブル崩壊後の真実』(共著、2016年、産経新聞出版)など

*9:実際どうなるか分かりませんが

*10:実際、田村は口から出任せを言ってるようにしか見えません。

*11:つうか小生はありませんが

*12:実際どうなるかは分かりません。いずれにせよ円安のママなら田村は「円安のママで良かった」で終わりでしょう。全くデタラメの極みです。