真鯛

[Fishing]上総湊の加平丸よりシャクリマダイ

久々に良型が釣れたのでご報告。


釣りものはいつものシャクリ真鯛
宿もいつもの加平丸。
釣り人は私とKU氏の二人だけ。
仕立て状態である。


活きエビをつんで航程20分程のポイントへ。
真沖の本船航路内である。
上総湊の他の船も集結している。


水深26ヒロで釣り開始。
しかし、当日は長潮である。
真鯛は潮の流れに敏感で、流れが悪いと喰いも極端に悪くなる魚だ。


そんな心配をよそに、暫くすると私の竿がグンっと引き込まれ合わせを入れるが、空振り。
仕掛けを上げてみるとエビが半分ほどすっぱりと齧られている。
鯛はいるようだ。


ほどなく、後ろのKU氏が道糸と格闘を始めた。
ん?根がかりか?
するとKU氏「サメかも」
船長にあわてて「魚らしいですよ〜」と伝える。


そのやりとりを見て、船長曰く
「ここはワラサもいるから、ワラサだっぺ。上がったらタモですくってやって」


やりとりの様子を見に行こうとした矢先、竿にもたれる様な当たり。
合わせてみるとがっちり針がかり。
引き込みの具合からして良型の真鯛のようだ。


お客さん二人がやり取りを始めたので、船長がタモを用意してスタンバイ。
KU氏より先に私の中オモリが上がったが、ここでKU氏とおまつり。
一時はどーなる事かと思ったが、KU氏側に私の真鯛が上がり、無事船内へ。
2.6kgの良型である。
おまつりを解き、KU氏のワラサも無事タモ取りされた。

これは3.3kg。
ハリス4号の強さに関心する。

船長はニコニコで息子船長に携帯電話でワラサと真鯛が上がった事を伝えていた。


朝の時間帯、魚の活性は高いようである。
暫くすると又また私の竿にもたれるような重みのある感触。
合わせてみるとズシンっとさっきより強い当たりである。


糸を出したり引いたりしながらゆっくり上げてくると、途中から魚が浮いて来た。
でかい!
今度の真鯛は3.6kgあった。


ほどなく再び私に当たり。
今度は、ガックっと竿を引き込む当たりである。
しかも、さっきの真鯛よりも引きが強い。
が、5~6ヒロ道糸をたぐったところで、ふっと軽くなる。
ばれた。
仕掛けをあげると、なんと自作テンヤに結んである糸が切れていた。


その後、当たりもなくなり潮の流れもなくなってきた。
ポイントを鴨居沖や久里浜沖など探るがどこもアタリがない。
そのうち雨が降り出しだんだん気力も萎えてくる。


朝のポイントにもどると再び私にアタリ。
今度は慎重にやりとりするが、またまたバラシ。
今度も良型であった。


雨も激しくなり、潮も止まってしまいこれ以上は釣果も望めないので12時過ぎに早上がりしてもらった。


良型を2枚上げる事が出来たがバラシも2回あり、まだまだ修行の足らなさを痛感。
次回は逃した2枚を釣り上げるてみせます。







[船宿]   上総湊 加平丸(10500円・餌付き)

[出船時間] 6時00分

[釣り場]  本船航路付近(水深25〜28ヒロ)

[天候]   曇りのち雨 北風

[海況]   凪 にごり潮

[釣り物]  真鯛

[釣り座]  左舷ミヨシ

[道具]   竿   自作シャクリ竿

[仕掛け]  豆テンヤ2号 ハリス5号3ヒロヨリ戻しを介して4号2ヒロ

[オモリ]  中オモリ10号

[エサ]   生きエビ

[釣果]   3.4kgと2.6kgの真鯛

平塚の豊漁丸よりアコウダイ

去年の暮れから絶不調が続き釣行記も書く気になれなかったが、今回やっと釣れたので久々に釣行記を書く気になった。


狙いはアコウ。
例によってKU氏との釣行である。
天気予報は温かなナギ。
絶好の釣り日よりである。


我々としては珍しく、少し早めの5時に船宿到着。
6時45分出船である。
航程15分程で真沖の釣り場に到着。


豊漁丸の投入法は右のミヨシから左右交互に順次投入する方法である。
私は左舷ミヨシから2番目。
交互に投入する事を知らず、左舷ミヨシの方が投入後に私が投入してしまい常連さんに注意される。
水深は450mくらい。
底だちを取り常に1〜2m巻き上げた状態でアタリを待つ。


暫くして、船中最初のアタリが私に来た!
オモリを底に落とし次のアタリを待つ間、手を挙げて船長にアタリがあった事を伝えると、すぐ船長が飛んで来てリールのドラグ調整をしてくれる。


船長曰く、今年のアコウは結構型が良いのであまり長く次のアタリを待つ事なく、3回くらい引き込みがあったら巻き上げ始めたほうが良いとの事。
あまり待っていると魚同士が引き合って魚が外れてしまう事が多いらしい。


程なく船長の合図で巻き上げ開始。
巻き上げは低速でゆっくりと巻く。
仕掛けが上がるまで10〜20分はくらいはかかる。


仕掛けを上げると一番下の枝スに3kg弱のアコウが1匹付いていた!
嬉しい。
これですっかり気が楽になる。
この型のアコウなら1匹あれば充分である。


はたして、次の投入で事件は起こった。(大した事ないけど、、)


オモリを投入し着底直後、フッと糸のテンションがなくなった。
オモリが外れたようだ。
すぐに高速で巻き上げる。
見ると周りの人達も巻き上げている。
なんと皆さん200〜250mラインで道糸が切られている。
フグか鮫の仕業と思われる。


仕掛けの安定板、仕掛け、オモリと道糸200m紛失。
トホホである。


仕掛けを切られなかったミヨシのお隣さんが仕掛けを上げてくると、なんと道糸が絡みついている。
船長が私の道糸にその切れた道糸を結び直し、巻き上げるよう指示。
切れた端の道糸の色が違うので私の糸ではないと思いつつも指示通り糸を巻いてみる。
するとスプールが一杯になりもう巻けない状態になってもまだ道糸が余っている。
道糸を全部回収して仕掛けを見ると、一緒に行ったKU氏の仕掛けだった。


3回目の投入ではトウジン、深海アナゴ(正式名は知らない)の三点掛けで終わってしまったが、その後は投入のたびごとに1匹、2匹と上がって来る。
調子が良い。


3kg、2kgのアコウとトウジンの3点掛けでは糸を巻くリールがピキピキと悲鳴を上げていた。
最後の投入でも1匹上げ、全部で1〜3kg級を6枚で終了。


帰りにC女史のお宅にお邪魔し、見せびらかしてから帰路についた。




[船宿]   平塚 豊漁丸(9500円・餌付き)
[出船時間] 6時45分
[釣り場]  真沖(水深450〜500m)
[天候]   晴れ 北風
[海況]   凪 澄潮
[釣り物]  アコウ
[釣り座]  左舷ミヨシ2番目
[道具]   竿   DEEP IMPACT Limited Ⅰ
      リール リョービ AD電動-100 HI-POWER EX
      ライン PE10号 900m
[仕掛け]  幹糸20号 枝間150cm 捨糸10号100cm
      ハリス12号60〜75cm
      針 金ムツ19号 針数5本
[オモリ]  250〜300号(私は300号使用)
[エサ]   サバ短・イカ
[釣果]   アコウ6枚(1kg〜3kg)

品川の丸長丸よりショウサイフグ

風邪なんか引いちゃいまして、ほぼ一ヶ月ぶりの釣りです。
10年以上ぶりくらいに風邪引いたけど、治らないんだな、これが。
もう10日以上鼻水と咳が止まりません。
こんな状態で大丈夫かと思ったけど、風邪を引くのも釣りをしないせいかもしれないと思い、潮風に当たりに東京湾フグ釣りに品川の丸長丸さんに行って来ました。


品川の船宿でしかも出船が7時半なので5時20分ころ起床。
あたふたと仕度して6時過ぎに船宿到着。
KU氏とKo氏は先に到着していていた。
この時点ですでに船は混んでいるとの事。
今期は東京湾フグ絶好調でかなりの人気である。


私は東京湾のフグ用に作った自作竿、Ko氏も私が作ったアタリ感知機能付きの竿、KU氏は、外房・東京湾兼用の自作フグ竿で挑戦である。



釣り場の大貫沖まで航程約1時間。
寒いのでキャビンに入ると中乗りさんが「先生、置き竿はダメですよ。今日は見張るように言いつかってますから。」って、いきなり教育的指導が入る。
余計な事を中乗りさんに吹き込んだのは、C女史に違いない。


大貫沖は海苔ヒビが入っており、その周囲で反応を探して投入合図。
前日までの好調が嘘のように、船中フグが上がった様子がない。
軟調の自作竿をゆっくり上下して誘っていると明確なアタリ!
上がって来たのは、なんとホウボウ。
次にイイダコ。
で、やっと来ましたフグが。
慎重に巻き上げて水面まで来た時バレてしまう。く、くやしー!
しかし、程なくして又すぐにフグが来た。
今度はばらさず無事ゲット。


しばらくして中乗りさんが釣り方の指導をしに来てくれる。
曰く、「スッっと誘い上げてから、ゆっくりゆっくり仕掛けを降ろして行く。だいたいこの時にアタリが出るから小さく鋭く合わせを入れる。大きい合わせはフグが逃げちゃうので絶対ダメ。底に降ろした仕掛けは張らずたるませずをキープしてアタリを見逃さないように。」
要約するとだいたいこんなところだ。


ご指導頂いた通りにやっているとポツポツとフグが上がるようになる。
Ko氏も鋭い合わせでフグゲット。
KU氏は、アタリはあるもののなかなかフグが掛かってこないようだ。
自作仕掛けが原因か?


型は良型から小型まで様々。
竿が軟調なのでカットウ針のかかりが甘くなる事が多い。
しかし、アタリは結構あるので楽しい。
一度などは水面でバレたフグが弧を描いて戻って来て再びカットウに掛かるという離れ業まで披露。
根のキツイ場所では(アカメが釣れちゃうかな?)と秘かに狙うと、ものの見事にゲット。
ちょっと出来すぎか?
12時くらいまでになんとか8匹を確保し、目標を10匹に設定する。



右上のがアカメです。


余裕が出来たので携帯電話を見るとC女史からメールが入っている。
アタリ感知機能付き竿の事が気になるようだ。
竿の写真を送ってと頼まれたが、わざとフグの写真を送ってやる。
いらついてるかな?と思ってると、やはり竿の写真の催促。
しかたなく竿の写真を送信した。


C女史は、竿の何処かに鈴でも付いていると思ったらしいが、そんなダサイ竿を私が作る訳がない。
どうしてアタリが感知出来るかは企業秘密なので、そう簡単には教えられないのだ。


そんな事してる間にすっかり釣れなくなってしまった。
目標の10匹が達成できるかヤバイ。
トモの方はポンポン上げているのに私らの周辺はまったく釣れない。
終了時間を気にし出した頃、やっと一匹追加。
10匹まで後一匹。
周りの人が竿を片付け始めても諦めずに頑張るが釣れない。
終了間際になってKo氏がポンポンを2匹立て続けに釣り上げる。


そして、3時に終了の合図。
目標達成ならず。残念。
KU氏もKo氏も不完全燃焼らしく、次回は外房のフグ釣りに挑戦する事が当日決まってしまった。
次回の目標は30匹くらいにしておこう。

上総湊の加平丸よりシャクリ鯛


近頃の体力低下は目を見張る物がある。
勝浦のヒラマサや銭洲のカンパチ、メジマグロ、神子元のモロコなどに行きたいのは山々なれど、体が言う事をきかない。
月曜の事を考えるとどーしても近場を選択してしまう。
と言う訳で又々、上総湊の加平丸です。
来週の日曜は加平丸を仕立ててあるので、その為の下見でもある。


4時にKU氏宅着。
例によって市川SAでラーメンを食べ、釣具屋で1.5号の金ぴかテンヤを購入し5時半上総湊着。
6時、7名のお客さんを乗せ出船。
私は右舷ミヨシ、KU氏は左舷ミヨシである。
KU氏はテンヤを自作したので、そのテンヤの筆おろしらしい。
どーりでいつも買う釣具屋で金ぴかテンヤを買わなかった訳だ。
海上は風もあり結構波立っている。
「少し走ります」との事で波立つ海を20分ほど北上。
今回のポイントは観音崎灯台の真沖で本線航路の千葉県側である。
出船の早い竹岡の船がすでに船団を形成している。
ここ数日キビレ(キチヌとも言うらしい。尾びれと尻びれの先端に黄色がはいっている。黒鯛とは別種。)が釣れているので今回はキビレ、マダイ狙いらしい。
私はサンスイで見つけたパールカラーの2号テンヤで、KU氏は金色の自作テンヤで釣り開始。
そうそうに私に小型のホウボウ、続けて中型エソと釣れるがキビレもマダイも来ないので、買ったばかりの1.5号金ぴかテンヤに変更する。
まもなくモソモソというアタリがあるが針がかりせず、そのままテンヤを戻して様子を見ていると再びアタリ。
今度はしっかり針がかりして上がって来たのは400gくらいのマダイ。
船中一号である。
その後、船中あちらこちらでキビレが上がり始める。
私にも小型が一枚来た。
私の後ろで釣っているKU氏は「まったくアタリがない。外道も来ない。何が悪いんだろ?」と悩んでいる。
「うーん、やっぱりテンヤでしょ。僕の市販のテンヤ使う?」と僕。
「いや、使わない。」とKU氏。
頑固である。


当日は風もあり東京湾としてはシケである。
右舷胴の間の方がついに嘔吐の後、ダウン。
波しぶきをビシャビシャあびても横たわったままで寝ている。
暫くして私に1.5kgくらいの良型キビレが来る。
しかし、アタリも遠くなり12時くらいに場所移動。
10分程南下した本船航路脇。
ここでは両舷のトモの方がキビレをコンスタントに上げているがマダイは船長が一枚追加したのみ。
2時頃、餌の生き海老もなくなってきたので私は竿を仕舞い魚の処理を始める。
KU氏に終了間際、ついにタイからのアタリ到来。
が、すぐにバレてしまう。
上げてみるとテンヤのチモトからハリスが切れていたとの事。
KU氏はツキにも見放された一日となった。


勝浦川津港の伸幸丸よカモシ平政

いよいよ青物シーズンの到来です。
南房から外房あたりに平政が回遊し始めました。
ちょっと疲れ気味の体に鞭打って勝浦へカモシ釣りに行って来ました。
カモシ釣りとは、布製の袋にサンマのミンチを入れて魚を寄せる釣りです。
カモシとは「醸す」と書くらしい。
海にサンマのミンチが拡がりサンマ臭さを醸し出すって事なんだろーね。
港に5時集合なので2時に出発。
まずKK氏を拾ってからKU氏宅へ。
KU氏が前日に買った餌のヒイカ(チビスルメイカの事)を持参するのを忘れたので、大原の釣具屋経由で勝浦へ向かう。
ついでに大原で深夜ラーメンを食す。
4時半には川津港到着。
左舷ミヨシよりKU氏、KK氏、私の順に席をとる。
準備を済ませ5時45分頃出船。
港前でまずは小アジ釣り。
平政の餌用である。
6時に海中公園沖へ移動しカモシ釣り開始。
回遊中の平政は大型が多く、昨日も5回当たって1本も上がらなかったとの事なので、ハリスは14号4ヒロ、針はヒラマサ針の15号でやってみる。
餌はヒイカ
アタリもなく仕掛けを上げて見るとイカがボロボロになってる。
餌取りが多いのでアジの泳がせ仕掛けに変更。
ハリス30号1ヒロ、針はゴリラ4/0。
カモシ袋は付けず指示棚より3ヒロ深く仕掛けを下ろす。
暫く誰にもアタリがなく投入を繰り返す。
1時間もたった頃だろうか、右舷ミヨシの方が「来た!」を言って竿を持った。
船長から全員仕掛けを上げるよう指示が出たが、魚はすぐにバレてしまう。
その方、なんとレバードラグの締め方を知らなかったようで、ドラグゆるゆるで糸が20mくらい一気に出され根ずれでハリスが切れたとの事。
もったいない。
リールの取説くらい読んでおけよ、と言いたい。
しかし、我々にはなんのアタリもない。
泳がせを止めて又ヒイカにしたり、サンマの切り身を付けてみたり、色々やったがアタリなし。
11時頃左舷トモの方に魚が来た。
しかし、すんなり上がって来る。
取り込まれたとのは3Kgくらいのマダイ。
なんか、がっかり。
結局、ヒラマサの顔を見る事は出来ず11時半沖上がり。
他の船では型見た船もあるようなのでシーズン中の再挑戦を船長に約束して帰路についた。




上総湊の加平丸よりシャクリ鯛

本当は勝浦にヒラマサを狙いに行きたかったが、台風接近で外房はウネリが入り釣りづらいと予想。
「困った時の加平丸」と言う言葉もあるくらいなので懲りもせず又々、加平丸へ出かけて来た。
今回はKU氏の車がパンク中との事でKU氏宅経由で上総湊へ。
KU氏宅経由だと市原SAでラーメンが食べられると言う利点がある。
ラーメンを食べてから釣具屋へ寄ってKU氏が金ピカテンヤを購入。
港に着くと加平丸の常連さんらしき人が後からやって来た。
話しを聞くと今日は全部で3名との事。
6時に出船。
最初のポイントは金谷フェリー航路の北側。
タナは12ヒロで釣り開始。
開始そうそう餌取りの猛攻に会う。
投入のたびに餌の海老がすぐボロボロになってしまう。
ポイントを移動しフェリー航路南側の定置網周りで再開。
ここは餌取りの当たりも少なく釣り易い。
すぐに20cmは軽く超えてるでかいシロギスがかかってくる。
タナが18ヒロのちょっと深めのポイントでやっと1枚ゲット。
孫針がガッチリかかっていて手では針が外せないのでペンチで無理矢理針を抜いた拍子に親針がブッツリ左中指に刺さってしまった。
しかも返しの部分もしっかり入り込んでいる。
自分で抜こうとしても抜けないので船長にお願いして一気に抜いてもらった。
そうこうしているうちにKU氏が「タイだ!」と言いながら慎重に糸をたぐっている。
かなりの良型のようだ。
が、上がってきたのはなんとヒラメ。
しかも1kgは優に超えている立派なヒラメである。
KU氏はこの後60cmを超えるでかいマゴチも釣り上げてしまった。
ポイントが20ヒロのところへ移動した後は、タイの入れ食い。
ふわふわした当たりをじっと待って竿が少し引き込まれるくらいのタイミングで合わせると次々とかかって来る。
他の人は針がかりせず苦労しているようだ。
タイを8枚上げてこれ以上釣ったら後で捌くのが大変だなー、なんて思っているとタイが針がかりしなくなった。
針先が甘くなってしまったようだ。
この頃から日差しも強く風もなく滅茶苦茶暑くだんだん気力が萎えて来た。
みんな適当に釣っていたのでそれとなく船長に「早上がりしてもいいですよ」と進言してみるが全く早上がりする気はないようだ。
そんな事より船長は私に「今何枚だ?」と聞いてくるしまつ。
どうやら枚数で負けたまま終わりにするのは船長のプライドが許さないようだ。
聞くと私が6枚目くらいの時点で船長はまだオデコ。
しかし、昼を過ぎてから船長は竿を3本も交換してやっとタイミングをつかんだようで、私が針がかりしなくなってから怒濤の追撃で船長も短時間で8枚釣り上げ遂に私に追いついてしまう。
それにしても暑い。
KU氏が再度「こっちは何時上がってもいいよ」と早上がりを進言するが船長は流し換えを繰り返す。
タイの喰いも止まり船長が9枚目をバラシてからやっと終了のサイン。
ふー、なんとか熱中症で死なずにすんだ。
KU氏もなんとか2枚釣り上げタイオデコは免れたようだ。
もう一人のお客さんも3枚で船中オデコなし。
ヒラメやマゴチのおまけ付きで暑さを除けば一日楽しい釣りであった。


葉山の長三朗丸から根魚五目

今回は久々に深場のキンメにチャレンジ。
五目なので運が良ければ良型のムツも釣れるかもしれない。
6時出船なので家を4時に出発。
ゆっくり走って40分くらいで葉山に到着。
KK氏とKU氏は15分遅れで港に到着。
餌のシコイワシを採って来た船が帰って来てから受付順に乗船。
私は右舷ミヨシから3番目。
KK氏達は左舷ミヨシから4番目と5番目。
釣り場までは航程約1時間。
場所はよく分からないが沖の瀬周辺か?
私はハリス8号、針はムツ16号の5本針自作仕掛けで挑戦。
ちなみに船宿仕掛けはハリス12号の針はムツの18号であった。
オモリは200号。
氷水に漬かっている生きのいいシコイワシを下顎から上顎へ針をかけ投入を待つ。
左舷ミヨシから一人ずつ投入、少しずつ船を後ろへ移動し左舷トモの方が終わったら船を又前進させ今度は右舷ミヨシから一人ずつ投入。
水深は370mくらい。
オモリが着底し底立ちを取り直すとすぐに魚からのシグナル。
暫く待ってから巻き上げ開始。
海は少し波立っていたのでドラグは少し緩めでゆっくり巻き上げる為仕掛けが上がるまでに10〜15分くらいかかる。
仕掛けが上がるとキンメが3枚付いている。
そのまま抜き上げようとして1枚海へポチャン。
海底へと帰って行った。
それでも中型を2枚ゲット。
次の流しも底立ちを取り直すとすぐに当たり。
ムフフ、久々に快調である。
途中当たりのない流しも2流しほどあったが後半また当たるようになり2枚、3枚と追釣し合計15枚となった。


KK氏達の様子は反対舷だったのでまったく分からなかったが、KK氏は一流し1枚ペースで計7枚。
KU氏は合計11枚だったそうだ。
15枚では帰ってから捌くのが大変なので、途中逗子の親戚の家へ寄りお裾分けしてから帰宅した。

晩ご飯のおかずは当然キンメのお刺身と煮付け、それにキンメの潮汁。
激ウマであった。