2こんな大河ドラマが見たい!!

昨年は、半狂乱のような「篤姫」ブームで非常にうんざりした。
民放局ですらその人気に便乗し、クイズやバラエティなどで、やたら「天璋院」に絡もうとしているのを見て、浅ましさすら感じたのは私だけだろうか。

別に「篤姫」という人物がどうこうではなく、それにハエのように群がる群衆たちに、
強い違和感を感じたという方が正しいかも知れない。

大河ドラマが「誘致」されれば、舞台になる地域には莫大な経済効果があるという。
新作の「天地人」も2年前の「風林火山」同様、舞台は越後。
これは新潟中越沖地震などで深刻なダメージを受けた同県への配慮なのだろうか。


篤姫」や、兜に掲げた「愛」ばかりが誇張され紹介される「直江兼続」もいいのだが、
個人的にはあまり食指が動かされる人物達ではない。

ということで、ひどく個人的に見たい大河ドラマを選んでみた。


【其の一 「愛」の直江兼続よりも、やっぱり「鬼」】
2010年NHK大河ドラマ「鬼小島弥太郎」

上杉謙信の側近で、強力無双の豪傑がひらすら戦に明け暮れた60年の生涯を描く。
特に川中島の戦いでの山県昌景との一騎打ちのシーンは、高視聴率間違いなし!



【其の弐 古代日本史で最重要人物がついに登場!】
2011年NHK大河ドラマアテルイ

1200年前、突然襲ってきた侵略国家・大和朝廷に対して、蝦夷の人々を守るため立ち向かった男・アテルイ
蝦夷の人と土地を守るため、戦にあけくれ、最後には平安京でだまし討ちにあい処刑されるまでを描く。
特に、紀古佐美率いる朝廷軍4000を300の兵力で打ち破るシーンは、
日曜の夜に見る番組に相ふさわしい。



【其の参 視聴率が取れる戦国モノで、次はこの人!】
2012年NHK大河ドラマ松永久秀

狡猾で傲慢不遜、権謀術数を駆使し、隙あれば下克上を行う悪名高き「乱世の梟雄」。
主君・三好氏を暗殺し、将軍・足利義輝を暗殺し・・と、
数々の暗殺シーンは大河ドラマに新しい風をもたらす。

また陣中で女性と交わり、東大寺大仏を焼き払い、信長を2度も裏切るあたりは、現代人の処世術として、サラリーマン達に希望の光を与えるだろう。

そして最後の平蜘蛛茶釜とともに爆死するシーンは、とても涙なしには見れない。
是非、家族そろって日曜日の団欒の時間に見たい作品である。

他にも、南九州の英雄・弥五郎どん、徳永家康の妻でヒステリーはげしく、最後には武田内通の容疑で切られた築山殿なども大河ドラマで主演を張って頂きたい人物である。

いかがだろうか。