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- 作者: M.スコットペック,M.Scott Peck,森英明
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 1996/12
- メディア: 単行本
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自分が「不完全である」という事実を受け入れられないために、他者を批判し、他者をスケープゴード(犠牲)にすることによって、自分への批判をまぬがれようとしているナルシシズム(自己愛)人間が存在する。ということ。
また、こういった人間は、ナルシシズム(自己愛)の領域を犯されることにひどく抵抗するため、その方法は巧妙かつ、隠微になっている。ということ。
そして、ナルシシズム(自己愛)人間は、他者のアイデンティティーがあるために、自己愛を貫けない恐怖を感じるため、他者のアイデンティティーの確立を、「傲慢」でかつ「侵入的」な方法で、徹底的に阻止する。ということ。
上記行為は、集団の中でも、集団の目的の達成を理由に、個々のアイデンティティーの確立を阻み、個々の価値観を排除することによって、発生しうる現象である。ということ。
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再燃した「菅降ろし」 狡猾・首相の延命戦略 閣内からも火の手
5月31日夜、鳩山氏は公邸で首相との直談判で退陣を迫った。仲裁に入ったのが、平野博文元官房長官と北沢俊美防衛相だった。信頼する平野氏に確認書の原案を見せられた鳩山氏は「退陣という文言を入れてほしい」と求めたが、やんわり拒否された。
「そんなもん書かんでええですやろ。身内の話やんか…」
2日午前、鳩山氏は「文書ができたので来てほしい」と官邸に呼び出された。鳩山氏が「第2次補正予算案の編成のめどがついたら身を捨てていただきたい」と求めると、首相は平身低頭に「分かりました。合意します」。それでも署名には「身内なんだから信用してください」と応じなかった。
だが、代議士会での退陣表明は「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい」と曖昧だった。一抹の不安を感じた鳩山氏は電話で念押しした。
鳩山氏「いつまでに辞めていただけるんですか?」
首相「あなたと会談で話したことに尽きる。それ以上でもそれ以下でもない…」
その数時間後、首相は記者会見で早期辞任をきっぱり否定する。
3日の参院予算委員会でも首相は「文書以上の約束はない」と開き直った。強気の裏には首相なりの勝算があった。
国会には同一会期に同一案件を審議しない「一事不再議」の原則がある。12月まで会期延長すれば内閣不信任案は再提出できない。野党は反発するが、復興の「大義」があるだけにいつまでも審議拒否はできない。復旧が進めば解散カードも行使しやすい。加えて内閣改造や連立をちらつかせれば延命は十分可能ではないか−。
たとえ鳩山氏が党所属議員の3分の1の署名を集め、両院議員総会を開いても党規約に党代表のリコール規定はない。党規約を改定し、新代表を選んでも「首相が代表を兼ねる必要はない」とつっぱね、首相に居座ることはできる。
「鳩山氏は御しやすい」とみる首相にとって残る危険分子は小沢一郎元代表だけ。首相は不信任案否決直後、岡田克也幹事長にこうささやいた。
「小沢を除籍処分にしろ」
岡田氏はすぐ実行に移したが、輿石(こしいし)東(あずま)参院議員会長が「それならば俺はバッジを懸けて戦う!」と抵抗したため断念した。それでも秋まで政権を維持すれば小沢氏の政治資金規正法違反事件の公判が始まる。もはや動けまい−。
ところが、首相のもくろみは崩れつつある。あまりに狡(こう)猾(かつ)な手口は、不信任案を初めから否決するつもりだった中間勢力までも不信感を強めたからだ。早期退陣論は閣内にも広がった。
ある党幹部はこう嘆いた。
「せっかく不信任案を否決したのにオウンゴールしているよね」
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「退陣」ほのめかし、前夜作戦=不信任否決の舞台裏−民主執行部
内閣不信任決議案否決に大きく響いた菅直人首相の「退陣発言」。その作戦は、採決を翌日に控えた1日夜、民主党の岡田克也幹事長や枝野幸男、仙谷由人正副官房長官ら政府・民主党の幹部10人で練られたものだった。
衆院の民主党会派はその時点で305人。53人欠けても委員長ポストを独占し、委員数でも野党を下回らない安定多数252人を維持できる。
「造反が40〜50人なら厳しく処分すべきだ」。岡田氏らの会合では強硬論が相次ぎ、結局、賛成者を即日除籍(除名)する「小沢切り」の方針を決定。その一方、造反者が、衆院の過半数を失わない66人までにとどまるよう、ぎりぎりまで努力することを確認した。
岡田氏らは、そのための作戦を協議。被災地の状況から衆院解散は困難との思いは共有していたが、「けん制のために解散風を吹かせる」として、採決が予定されていた2日の衆院本会議後に臨時閣議をセットすることが決まった。「解散を決める閣議ではないか」と連想させるためのものだった。
さらに、「造反予備軍」の軟化を誘う手段として、採決前に菅直人首相が「退陣」をほのめかす案が出され、2日昼の党代議士会で首相が発言する内容の調整に入った。内容は最後に首相が筆を入れた上で、同日朝に芝博一首相補佐官から岡田氏らにメール送信された。
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Twitter @遠藤健児 @kazu1961omi 枝野氏が、首相は長くやらな ...
枝野氏が、首相は長くやらない、そう遠くない時期に辞めると言ってるようですが、菅首相がみんなの前で公然とウソをつくという挑発行為をしたのせいで、菅おろしが再燃したため、沈静化のためにそんなことを枝野氏に言わせているのでしょう。
Twitter @山口一臣 世論をみつつ軌道修正してるのかな?RT @ichia ...
世論をみつつ軌道修正してるのかな?RT @ichiatsu 枝野は3日に辞任は首相の専権事項といっていた。 この嘘つきペンギン野郎!
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- 作者: 升田幸三
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GHQから「日本の将棋は取った相手の駒を自分の兵隊として使用するので、これは捕虜の虐待ではないか」と問われた升田は次のように反論する。
「冗談をいわれては困る。チェスで取った駒をつかわんのこそ、捕虜の虐殺である。そこへ行くと日本の将棋は、捕虜を虐待も虐殺もしない。常に全部の駒が生きておる。これは能力を尊重し、それぞれに仕事場を与えようという思想である。しかも敵から見方に移ってきても、金は金、飛車は飛車と元の官位のままで仕事をさせる。これこそ本当の民主主義ではないか」
「集中心を持て。何事にも当面の仕事に全力を集中せよ」ということを悟ってから急激に将棋の腕が上がっていった、ということ。
何気なく書かれていますが、私はこのくだりを読んで「集中する」ということの大切さにハッと気づかされました。
無学であっても、高い志があり、目の前の現実と闘って知恵を獲得しながら努力を積み重ねていくと、この社会では上へ上へとのぼっていくことができるのだ。そんなふうに夢を与えてくれる。波乱万丈の自伝。
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- 作者: 佐藤文隆
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