「私らしく」=「私」メディアの時代

喪中のため、新年の挨拶は控えさせていただきます。

そんな私は「機動戦艦ナデシコ」テレビシリーズ全話を観て年を越しました。
今年で10年前のアニメになるんですね。
あまりにも早い時の流れに気持ち悪るいものを感じました。

10年前、ネットやオタクが膨張寸前の時代。
そんな時代にナデシコは、ロボットアニメを聖典とするおたく文化の軍事国家「木星蜥蜴」と戦ってました。

テレビシリーズは現実とどう向き合うかというおたく批判で進行したが、戦争の結末もうやむやのまま「私らしく」という態度で終わりました。

ナデシコから10年。
ネット上には様々な「私らしく」が散乱しています。
そして「私らしく」をネタに、様々な事態が進んでいます。
ただその方向性は、かなりヤバイ気がします。

なんにしても、10年後も私がダラダラと、アニメを見て適当なことが言っていられる時代であることを祈って。

『ガンパレード・オーケストラ』

最近は『ガンパレード・オーケストラ』というアニメを見てます。
プレステソフト『高速幻想ガンパレード・マーチ』の続編ですね。
ガンパレの世界は、人類の天敵「幻獣」の出現により撃滅された防衛軍の兵力を補うために、15歳以上の少年少女が徴兵され、戦闘用ロボットに乗ってそれと戦うといった感じ。
ガンパレード・オーケストラ』(以下ガンオケ)はそんな世界での青森にある後方部隊の物語。
ガンオケのアニメは、絵や演出が濃い目なのが気になります。


そんな訳で今日は前作ガンパレのアニメ版『ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜』全話を一気に見通してました。
私はこのアニメが好きで、2年ぶりぐらいに見返しましたが、やはり面白かったです。
ポケットの中の戦争』や『劇場版機動警察パトレイバー2』のキャリアを持つ高山文彦が総監修をしているためか、なんとなく「有りそう」と感じる演出で魅せてくれます。
高山氏は、『ポケットの中の戦争』や『劇場版機動警察パトレイバー2』、そしてガンパレに見られるように、私たちの日常に「戦争」が入り込んだらどうなるかを意識していると思います。
そして、「日常」を媒介として、戦争がもたらす悲惨さや崇高さなど様々な感情を感じさせてくれます。


私がガンオケのアニメに感じる違和感は、その「日常」が抜けてるからだと思います。単にまだキャラに馴染んでないだけかもしれませんが、、、
今後私の「ガンオケ」への印象がどう変化していくか、この秋は楽しみがひとつ増えてよかったです。

有害サイトの規制

日本国政府は、有害情報サイトの規制に前向きのようです。


ニュースソース

http://www.asahi.com/politics/update/0613/007.html


毎日新聞関係省庁、青少年の保護検討へ


与党の協議会では、ネット心中や山口県立光高校での爆発事件を規制への契機としています。


なぜ情報規制が必要なんでしょうか?
私にはよくわかりません。
もし、ネットで得た情報は全て実行されるのであれば、規制は必要です。
しかし、実際はそうではありません。
ネット心中にしかり、爆発事件にしかり、問題の本質は実行へと駆り立てた社会的個人的環境にあります。


自殺を欲望する原因は何なのか?
同級生に爆弾を投げつけなければならなかった背景はなんなのか?
などなど、、、


年金や就労など、近年の日本の社会状況をとりまくニュースは、生きる気力をなえさせます。
これらのニュースも規制に乗り出すのですか?
というか、狙いはそこか!?

次世代ゲーム機云々

プレステ3が出るんですね。
このタイミングで次世代DVDブルーレイの規格統一が物別れとは、、、
ソニーさん、プレステ3で攻勢に出るんでしょうか?


マイクロソフトの次世代機は、おそらく苦戦を強いられるでしょう。
ハイスペックのモンスターマシン。
ソフトメーカーの負担は増えるばかりで、ラインナップ不足が予測できます。
さながら、大艦巨砲主義を進めた戦艦大和のようです。


その点、任天堂はゲームのいろはを心得ているようです。
ハードとしての機能拡充はそこそこに、ファミコン以来の全ソフトをネットからダウンロードしてプレイ可能とのこと。
この背景ならニューマシンでありつつも、スーパーファミコン程度のスペックで動くソフトも新作としてリリース可能でしょう。
シンプルだけどゲーム性の高いソフトの登場に期待できます。


プレステ3もプレステ1・2のソフトがプレイ可能のようですね。
ソフト資産の量で勝負するのは、まさに多くの航空機を積載可能な空母。
家庭用ゲーム機もいよいよ、航空戦の時代に入るのでしょうか、、、

ゴーゴー!ふぁいなんす☆タウン

財務省の子ども向け学習用ページがあるそうな。
その名も「ゴーゴー!ふぁいなんす☆タウン
http://www.mof.go.jp/kids/top.html


ゲームなどで遊びながら、楽しんで財務の勉強ができるとのことだ。


それで早速いってみたので、ご報告申し上げます。


ホームページは想像以上にシュールでした。


例えば、ゲームのひとつ「ふぁいなんすドッジボール

ルールは至って簡単。
滞納者のキャラクターに、「法人税」などが書かれたボールをぶつければOKだ!


このほかにもゲームはいくつかあるが、いずれも極上のシュールさ。
いずれのゲームもノルマを達成しても、無機質に「クリアー」と表示されるだけなので、がっかりしないように。


最近みたなかでは、ピカイチの不思議サイトでした。



シュール好きなブラザーたちにおすすめDA!



紹介したページ
財務省ゴーゴー!ふぁいなんす☆タウン
http://www.mof.go.jp/kids/top.html

逆境ナイン

映画『逆境ナイン
公式サイト:http://www.gk9.jp/

島本和彦先生の漫画『逆境ナイン』が映画化。
島本先生は、ログインで連載されてた、ワンダービットでファンになりました。

炎の転校生とか、ほとんどの作品が未読ですが、、、

自己実現ってなんだ!?

MIYADAI.com Blog「仕事での自己実現」と「消費での自己実現」しかないという思い込みをやめよ

自己実現とは、アメリカの心理学者マズローによると、目標を設定し努力や研鑚を重ね精神的成長を求める欲求とのこと。

勝ち組か負け組かであがこうとするのは、うんざりですね。
そのことに縛られても、テクニックで創造は行えるから恐ろしい。

みうらじゅんさんのように、誰の気にも止まらないもので愉しむのは面白い試みだと思います。

「善意や自発性」によるコミュニケーションや関係性をいかに築くか。
とりあえず、仲間内での議論からはじめてみましょう。