ウジテレビのマードック的手法

「○○が推している韓流の……」
というフレーズには、メディア王マードックが所有するFOXの手法が取り入れられている。
自らの意見を、不特定多数の意見の創意であるかのように見せかける手法だ。

FOXの場合、「someone say…→誰か(ほとんどみんな的な)が言っているけど、…」
と、日本語で直訳するとあざといような言い草で、アメリカ国民の創意を見せかける。
アメリカに留学していた時は、テレビをあまり観なかったせいか、このような言い草を聞いた事はあんまりなかった。
 だから、ニュアンス的にどうなのかわからないが、英語ではそれほどあざとくないのかもしれない。

だが、複雑な日本語ではこのような簡単な見せかけはできない。
だから、日本においては、ウジテレビはこのような手段を使わなければならない。
「○○が推している韓流の……」
○○に、ウジテレビが入ると、ウジテレビが創意で押していることになる
○○に、四十代の主婦が入ると、四十代の主婦の創意
○○に、草凪剛が入ると、草凪に近いジャニーズメンバーの創意
○○に、芦田愛菜ちゃんが入ると、小学生の創意
○○に……
というように、これを各年代のテレビでしつこく続けると、
少なくともネットをあまりしないかつウジテレビ(他局も含めていいかも)をよく観る人にとっては、
自分が知らなかっただけで、国民の創意はそうだったんだ、というバイアスにかけられる事になる。
その人がその後、韓流が好きになるかどうかを狙っているのではなく、ブームとしてその人が認識する事を狙ったものだ。
お笑い芸人ブームとやらで使われた手法で、このようなテレビ局の工作はたいして珍しい事ではない。

しかし、東北地方太平洋沖地震の報道で、信頼を大幅に失墜している最中、東北をさしおいて、韓流を推している状況を考えると、
珍しい事ではない、で片付けられる問題ではない。

問題なのは、よかれ悪かれ、ウジテレビが愛国心を不必要に扇動している事だ。
韓流に都合の悪い情報を無視、被災地をないがしろにして、韓流擁護一辺倒の態度。
このような行為を行えば、ネットユーザだけではなく、一般人からも反発を招く事は、十分承知しているはずだ。
でなければ、視聴率が取れない・スポンサーに迷惑がかかっても韓流のごり推しを続ける、理由がない。
ウジテレビは、視聴者とスポンサー、ひいては政治家を、マードックがそうしたように、自らの支配下に置くため、このような行為を行っているのだ。

マードックは、どちらが勝つか見極めてから、勝ち馬に乗る。それから、さも、彼のコントロールにより、勝ち馬が勝ったと見せかける。
ソフトバンクマネーが入っている事から推測すると、ウジテレビはこのマードック手法を使っていると考えて、まず間違いない。
テレビ朝日買収騒動からわかる通り、マードック孫正義さんは旧知の間柄だ。マードックと同じように、ソフトバンク=ウジテレビはマネーで、韓国のテレビでは反日を煽り、日本では反日的態度を取る事により、反韓を煽ろうとしている可能性は十分に考えられる。
このダブルスタンダードは、実際マードックにより、米中間でも行われている。なぜ、このような事を行うか、いずれは詳しく書くつもりだが、簡潔に要約すると、支配者層を自らの支配下に置くためだ。彼らの目的は視聴者を騙す事ではない。
支配者を騙す事なのだ。支配者に、あたかも自分に力があるように見せつける事、これだけが彼らの目的なのだ。
目的に至るまでの過程に、視聴者も、スポンサーも介在しない。
文句をつける視聴者は無視すればいいし、降りようとするスポンサーは報道という名の暴力で、脅せばいい。

そして、最悪韓流がどうにもならなくなったとしても、ウジテレビが損をする事はない。
今ここで、ウジテレビが、逆に舵を切ったらどうなるだろうか想像すればわかる。
その瞬間、ウジテレビは、我々のヒーローに祭り上げられるのだ。