復興したい

さて、東日本大震災から3週間以上経ってきて、ニュース番組的には
「言葉は悪い」が、「面白くなくなる」頃である。
つまり、911世界貿易センタービル崩壊映像のPTSD問題の影響で、宮城県仙台市名取地区の津波実況中継映像を流せないとか、岩手県大船渡市の津波映像も流せない、そもそもこの非常に珍しい震動をした地震についての解説も、被災者への配慮なのか、ほとんど見たことがない状況で
テレビから出てくるニュースは、福島の東京電力、福島原子力発電所のお話か、各地の避難した方々へのレポートくらいしかないのである。
ところで、私が気になっている事柄といえば、地震直後からあったはずだが、「復興庁」のお話なのである。
今回の大震災は、当初、NHK東北関東大震災と銘打ったように、余りにも範囲が広すぎて、資金や物資の配分が困ってしまっているのである。私も行った募金なのであるが、日本赤十字社
募金が集まっても
どう配分していいか、ワカランから
現地に届いてない

という、異常事態が起きてしまっているのである。
これは、はっきり言って、問題だと思うし、菅直人は構想だけ言ったけど、3週間も経ったのに何をやっているんだと、メディアは怒るべき状態だと私は思っている。
地方自治体レベルで、復興するにも、例えば岩手県大槌町などは、「町長を含めて、町役場ごと津波の被害に遭った」故に、機能不全状態になったときに、国が対応をしても良いと思うし、
そもそも配分でモメているのは、岩手県宮城県福島県と、県がそれぞれ自分たちの主導でやりたいとモメるからであって、そこを上級庁として国が主導で行うことに、何ら道義的な問題を考える必要はないはずであり、その機関としての復興庁は急ぐべき課題だと私は思っている。
国家緊急権が、日本の憲法にはないから、法律の盲点を突かれた時に、動ける人間こそ、優秀な政治家だと思うわけだが、菅直人および民主党に求めることは無理かもしれない。
そもそも、4月1日に彼が「復興します」と言ったことほど、エイプリルフールに思えたことはないんだよ。