たまご屋爺さんの独り言 代表的日本人


たまご屋爺さんの独り言 代表的日本人

 「代表的日本人」内村鑑三(1908出版)を読んでいたらこの暑さも何処かに飛んでしまった。
内村鑑三?名前は聞いたことがあるが、実際に彼の本を読んだのは初めてである。

今から100年以上前、内村鑑三はこの本を欧米むけに英文で書いた、なんと私はその日本語訳を岩波文庫の中古本を取り寄せて読んだ。

明治維新(1868)後、怒涛のごとく押し寄せた欧米の文明文化のなか内村鑑三新渡戸稲造らはいち早くチャンスをつかみアメリカの大学に留学した。
この二人は欧米の文明文化に圧倒されながらも、日本の優れた思想文化と欧米に負けない人物がいることを世界中に紹介した。

その一つが内村のこれであり、新渡戸の「武士道」である。

内村のとりあげた代表的日本人とは次の5人だ。
1,西郷隆盛
2,上杉鷹山
3,二宮尊徳
4,中江藤樹
5,日蓮

各人の生きた時代背景と、なぜ代表的なのか内村流にまとめていて読みやすい。
日本人の考え方の「根っこ」に触れた思いで、爺さんも久しぶりに興奮した。