ハート・ロッカー
おもしろかったし、映画の世界に没入していたが故の、映画館を出た後の現実の風景の見え方の違いも強く、持続時間が長かった。ただ、緊張感があり、抜群におもしろい個々のシーンやエピソードに比べ、全体としてのテーマの印象が残らないのが残念というか、もったいないというか。やっぱりラストにもう一工夫、もうひと山あればよかったのかなー。なんかお手軽でそつない終わり方に見えた。
でも、改めて予告編を見てると、エンターテイメントとしてオーソドックスな作りではあって、過剰な意味付けをしようとする姿勢自体が筋違いなのかもしれない。
2008年、米、131分。監督:キャスリン・ビグロー、出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ゲラティー 他
予告編
トゥモロー・ワールド
DVDで。初見。映画秘宝のゼロ年代ベストに入ってたんだっけか。
細かいところでシーンの繋がりや筋、理由が見えなくなる。ラスト近くの赤ん坊を前に戦闘が止まるところも感動的ではあるものの、なんで誰も追っかけてこないんだよ、とか全体的にゆるい。まあまあかな。
2006年、英、109分。監督:アルフォンソ・キュアロン、出演:クライヴ・オーウェン、キウェテル・イジョフォー、チャーリー・ハナム、マイケル・ケイン、ジュリアン・ムーア 他
昼顔
見る前はアジア映画だと勘違いしていて、フランス映画で意表を突かれる。第28回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。見てる時は気付かなかったが、これ、カトリーヌ・ドヌーヴか。
のっけからいきなりの展開でなんじゃこりゃ、なのだが、終わってみれば、とても良くできた、分かりやすい因果な話。おもしろい。が、現在の視点からはどうしてもインパクトには欠けるかなー。ま、40年以上前の作品だから無理もない。
1966年、英・仏、100分。監督:ルイス・ブニュエル、出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・ソレル、ミシェル・ピコリ、ジュヌヴィエーヴ・パージュ、フランソワーズ・ファビアン 他
渋谷毅+安東昇@西荻窪アケタの店 2010/3/27
月一恒例渋谷さんのソロ、なのだが今日はゲストに安東さん。安東さんは初めてみたが、これがなかなか。エモーショナル、かつポップなメロディセンスが良い。最初は二人のやりとりが若干チグハグで、渋谷さんが眼帯してることもあり、どうなる事かと思ったが、尻あがりに良い感じに。二人の演奏も熱が入り、普段のソロとは全く違う雰囲気に。特に2ndセットのデュオの最初の出音が素晴らしすぎた。
渋谷毅(p)、安東 昇(b)
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