13冊目読了 左砂右

左砂右です。読了!

新世界より (講談社ノベルス キJ-)

新世界より (講談社ノベルス キJ-)

・ページ数 953

・感想
起源3000年ほど、「呪力」という、想像力だけで何もかも出来る力をもった現人類は、町という完全なる自治組織のもと生活していた。主人公らは呪力を修練する学習組織に属し日々を送るが、不気味な獣の噂や、「悪鬼」「業魔」と呼ばれる魔物の伝説、生徒同士の記憶の齟齬など、体制に対する違和感を抱いていく。
そんな感じで始まり、しばらくは子供たちが怪しい噂話や呪力習得をしてすくすく成長する描写が続きます。不気味な獣については、何やら現代の日本にいるようなものではなく、ほとんどエイリアンの類の危険生物だったり、また森の中で自治組織を形成する気持ち悪い二足の生き物だったりで、最初の山場はそういった創作危険生物のいる森でのサバイバルになります。次に主人公たちの大事な仲間が消えてしまいます。その際に、呪力が人類にもたらした力と、その制御についての問題が提示されます。想像力だけで人を殺すことができる力をどのように制御するのか。人が人を殺すことができないという暗示と遺伝子操作、そして危険因子(暗示が薄いものなど)の処分によるものでした。

まずサバイバルの描写がものすごくうまい、そしてこれは人の攻撃性について考えさせられる重い話でした。読んでおいて損はないと思います。

二十二冊目(途中) sotih

09sotihです。

・時刻 16:30

・読了してない本

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

・ページ数 110(途中)

・累計ポイント 493+110=603

・読了した本の感想を簡潔に

作者の妄想力に脱帽。
クララと麟一郎に対するポーリーンの考え方は、西欧から東欧・米大陸文明にかつて向けられた考えと同一のものなのだろうか。酷く独善的で嫌悪感すら覚えた。


読みたかったけど当たらなかった本

日本探偵小説全集6 小栗虫太郎
存在の耐えられない軽さ
沈黙


期間中応援してくださった方々、ひろば民、C学、その他もろもろの関係者の皆さま、ありがとうございました。
sotihの読書百時間はこれにて終了になります。
共に闘いぬいたγフォトン、左砂右に感謝!

三十二冊目(途中) γフォトン

09γフォトンです。

・時刻 16:00

死に至る病 (岩波文庫)

死に至る病 (岩波文庫)

・ページ数 63ページまで

・累積ポイント(累積ページ数-消費ポイント) 670+63=733

・読了した本の感想を簡潔に  

キリスト教信者にとっては人は死なない。死なないというだけでなく、死ねないのだ。それゆえに、死に至ることは教義上ありえない。しかし、唯一絶望が存在する。それは、死に至れないということであるのだ。

言っていることはまともですが、文章がまともではありません。過剰な反復、冗長な語り方、そして「死」という単語が頻出するために精神をおかされていきます。

まあ、キリスト教にとってのインパクトは絶大だったと思いますが、非キリスト教圏に与える影響はあまりないでしょう。

読みたかった本:
停電の夜に
アムステルダム いずれも新潮社
ロリータ
ディアスポラ

総ページ数 9761

読書百時間完!!!

差し入れ&訪問してくださった方々、

そして二人のチャレンジャーに感謝!

二十一冊目 sotih

09sotihです。

・時刻 13:50

・読了した本

文体練習

文体練習

・ページ数 195

・累計ポイント 293+195=493

・読了した本の感想を簡潔に

ヤプー読んでたはずがこっち読んでました。何故だ。

ひとつの出来事を九十九通りの文体で著した言葉遊び。原著の素晴らしさはフランス語で読まないと理解は出来ないのだろう。日本語の言葉遊びに「翻訳」しなければならなかった訳者の苦労がしのばれる。


現在までの総ページ数 7544

ヤプーに戻ります……

三十一冊目 γフォトン

09γフォトンです。

・時刻 15:33

・読了した本 

理趣経 (仏典講座)

理趣経 (仏典講座)

・ページ数 300

・累積ポイント(累積ページ数-消費ポイント) 595+300-120(ツナマヨおにぎり)-100(レモンティー)=670

・読了した本の感想を簡潔に  
専門知識が必要なので、お経の部分のみを読みました。ま、勘弁して下さい。

欲を満たせば楽になり、楽になれば悟りに至る。
あらゆる欲を認めている珍しい宗教が密教。おおらかな半面、あらゆる悪も許されてしまう恐れがある。しかし、このお経を詠み、身、口、意を一つにすれば大丈夫!ネ、信ジレバイインダヨ!

参考に、般若心経の本として

ひろさちやの般若心経88講

ひろさちやの般若心経88講

なんと!時間が余ってしまいました。ひろばの皆さんに次の本を選んでもらっています。何になるのでしょうか…??

暇なので全ページ数を足してみたところ、9698でした。はたして一万ページいけるのでしょうか?次は「死に至る病」。237ページです。これが終わると、9935ページです。どう考えても無理www
はたして時間までに死に至れるのか?乞うご期待!