キェルケゴール曰く「死に至る病とは絶望のことである」らしいが、これはキリスト教的発想であり、仏教的には「4に至る病とは9である」ということになる。そして9の研究は9を二つ(aとb)に分割することから始まる。そこから新たな数字cをつくることを試みる。aとbはa+b=9という関係にあり、c=10a+bという式で新たな数字cを作る。 a=0,1,2,3,4,5ならばc=9,18,27,36,45,54である。9から作られた新たな数字cの内、45以外は54も含めてすべて108の約数である。9にとって4が特別な数字であることは言うまでもないが、ではa=4とb=4では何が違うのか、言い換えれば45と54は…