車中

以前からお会いしたいと思っていたid:junsaitoさんとid:kappapaさんに会うため昨日東京に行ってきました。

実は先週の水曜日に帰省帰りのkappapaさんと極秘にお会いしていたのですが、BOがたくさんある東京でお会いしたいと以前から思っていました。

待ち合わせは午後1時に東京駅でしたので、いつもより早めに起きて東京で泊まるホテルを予約。その後、新幹線に乗り東京に向かいました。東京到着は12時46分。ちょうど良いタイミングで到着できそうです。

昼夜を問わず飲みたい私はホームでビールをおもむろに3本購入。結局名古屋のあたりで全部飲んでしまい、車内サービスでまた2本ビールを買ってしまったのは内緒にしておきます(笑)。

ほどよくアルコールで体が潤したところで東京到着。無事お二人と合流して蕎麦屋さんへ。どうして私が蕎麦好きだというのを知っているだろう?と思えるほど嬉しい展開。天蕎麦と(また)ビールを飲み、いざ阪急大井町店へ。

阪急大井町店

店の広さは今までに経験したことのあるレベルでしたが、単Cの棚数に驚きました。これだけ単Cが多いと私なら1日中楽しめそうな気がします。

しかし真の目的は自分用の在庫を確保することではなく、草莽堂さんがどういう視線で本を仕入れているのかを目に焼き付けること。かなりやりづらかったでしょうが、迷惑を承知でぴったり真横からマークさせていただきました(笑)。

「このシリーズ(雑誌)で表紙にインパクトのある号はよく売れますよ」とか、ランキングと定価、最安値の相関関係などをもとにした仕入基準を快く教えていただけました。雑誌や大型本は私にとって未開の分野なので非常に参考になりました。

「よし、私も大型本で高く売れそうなものを携帯チェックしてみよう」と思い、数冊を手にして草莽堂さんにアドバイスを乞うことに。そうこうしているうちに草莽堂さんの仕入熱が高まってきたようなので邪魔にならないよう傍から離れ、単C棚へ(笑)←全然変わってない。

早速禁煙セラピーを発見してしまい、私の脳内はすでにフィーバー状態。気付いた時には単Cから14冊、大型本を1冊という状況になっていました。

時間的に甲子園の試合が終わる頃で結果が気になり何度も携帯チェック(笑)。V2を知って頭の中はパニック状態に。この時はさすがにせどりどころじゃありませんでした。

数分後ようやく我を取り戻して、草莽堂さんを探してみると、DVDをチェック中。しっかり勉強させていただき、3人とも精算。

次の目的地は西五反田店になりました。

西五反田店

この店はびっくりするほど広く、私が行きつけにしている店5軒分ほど単C棚がありました。

その棚の誘惑に負けそうになりながらも、再度草莽堂さんをぴったりマーク。私のように100円の粗利のために禁煙セラピーを探すせどらーとは対極のお方なので、草莽堂さんが1冊手に取るごとに緊張感が走ります。「その手でいともたやすく数千円をゲットしてしまうのか!」と。

ドキドキしながら草莽堂さんのせどり風景を見ていると、総研さんが「ひっそりさん、これお土産にどうぞ」と私の本業関連の本を手渡してくれる。

在庫切れ高ランキングですよ(^^)」と。

総研さんの苦労の賜物ぱぱらっちで早速最安値チェックをしてみると、今晩の宴会代ぐらいになるなと思えるほどの獲物。総研さん、ありがとうございました。

ホテルにチェックインすると伝えていた時刻が迫ってきたので、この店は手短に済ませることになってしまいました。

ここで私は大型本2冊と単Cから3冊を仕入。ちょっと電波状態が良くなかったようですが、じっくり見てみたい店でした。

2店舗で草莽堂さんのせどり風景を拝見させていただき、渋谷駅前のホテルにチェックイン。部屋代を先払いして、キャリーバッグを部屋に置き、私が東京に行くと必ず立ち寄る店へ。

ノウハウのことやぱぱらっち、そして師匠のネタなど様々な話題で楽しいひと時を過ごさせていただけました。

以前私がホームの店で禁煙セラピーを2冊買った時、店長から「まだあと10冊ありますけどいかがですか?」と言われレジの奥から出してもらった話をすると、なぜか大笑いされてしまいました。Oの写真集100冊より禁煙セラピーまとめ買いの方がインパクトがあるんですね・・・(T_T)。

この頃まではお二方とも私は仕事のついでで東京に来ていたと思っていたらしいのですが、単に草莽堂さんのせどり風景を見て、翌日は自分用の在庫を買い漁っていくのが目的と知って驚かれる・・・。

「土曜の午後から東京に出てきても仕事なんてないでしょ・・・」
「そうですよね(笑)」

のような会話が・・・。

「じゃあ、明日のルートを考えてあげますよ」

と、総研さんが東京の地理に疎い私のために地図を広げながら良さそうな店をピックアップしてメモ書きしてくれました。本当に多謝です。

原宿へ行って、代々木に行って、高田馬場に行って、門前仲町も行って・・・。あっ、大事なとこを忘れてますね」

と、総研さんと草莽堂さん。

「ひっそりさんはここを欠かせないですよね」と、ご丁寧にも靖国神社への行き方を教えていただく。最後に聞こうと思っていたのに、先に気付いていただけるなんて・・・、ブログ上から始まった交友関係の奥深さを再認識しました。

かれこれと話をしているうちに食事メニューが出てくる。出てきたのは茶蕎麦。恐ろしいほど今日は空気を読んでくれると感激しましたね。蕎麦に冷酒を合わせて飲みながら閉店時間が近付きお開きに。

お二方と解散した後は、ホテル近くのコンビニで夜食用のビールを数本(^^;買ってようやく部屋に。とても充実した一日でした。

悲劇

昨日仕入れた20冊を入れるとキャリーバッグがほぼ満杯状態になっていましたので、ちょっと早起きして東京駅のコインロッカーにキャリーバッグを入れておこうと考え、少し早めに起床してチェックアウトしました。

キャリーバッグにはセカンドバッグを入れるだけのスペースがあったので札入れを後ろのポケットに入れて切符売り場に向かう。小銭入れは別のポケットに。もちろん携帯はフル充電状態。普段せどりをする時のスタイルですね。今日はそれぞれの店でしっかり仕入をしてその都度宅急便で自宅に送ろうと考えていました。

そして、



切符売り場で小銭を投入しようとしたところで悲劇に気付きました。





「あ、札入れをスラれてる・・・orz」





単Cで1000冊仕入れる覚悟でいましたので、結構な額をやられてしまいました・・・。札入れの中にはキャッシュカードが数枚と免許証が。仕入資金が足りなくなった時のために普段は入れていないキャッシュカードを入れていました・・・。

慌てて交番に駆け込み被害届けを出す。私としては中に入れていた現金はもう諦めているのですが、せめて財布が見つかればキャッシュカードでお金を下ろせるのに・・・と思っているのに、悠長に事情を聞かれてしまう。

「中の現金は諦めてますけど、まだやられて時間が経ってないので、この辺に財布が捨てられているかもしれないんですけど」と切実に訴える私。

「いやあ、最近はドブやトイレに流す奴が多いから、滅多にみつからんね。気持ちは分かるんだけど・・・」と冷たい返事。たかだかスリの被害届けを出すのに2時間も・・・orz。中のカード類も諦めて交番から銀行に連絡を入れて止めてもらうことにしました・・・。

そして気付くのが遅すぎなんですが、被害届けを出した後、ようやく気付きます。


「金もないのにどうやって家に帰るの?」


セカンドバッグにカードケースがあるのでクレジットカードで新幹線の切符を買えば良いかと思ったのですが、最近、嫁のノートパソコンや自分用のプリンタから今回のホテル代までかなり枠を使いまくっていることを思い出す。

恐る恐る携帯で残り枠を確認すると、あと1万円ちょっと。新幹線代としては微妙に足りない。一か八かでみどりの窓口でクレカを使ってみるが「ダメですね」と駅員さん。


「今日は日曜日だぞ。嫁に金を振り込んでもらうとしても明日になってしまうぞ。どうする?俺」状態でかなり途方に暮れる。


ギシギシと脳内に音を立てながら帰宅方法を考える。タバコの本数も増える。そしてふとカードケースを見ると、普段全く使っていない一枚の地銀のカードを発見。


「確か最近は日曜日でも預け入れが出来たよな。で、嫁が見つけやすいところにこのカードの通帳を置きっぱなしにしていたような・・・」

  1. 嫁が通帳で預け入れ
  2. 私がキャッシュカードで引き出し


「とりあえず2万でいいから入れてくれへん?」慌てて嫁に電話をする私。「あんた、何しとん!!!!」と憤る嫁。また鬼嫁度を上げてしまったようだ。


数十分後嫁から電話が。セブンイレブン前でウロウロしながら電話を待っていた私は大急ぎでIYバンクのATMで残高照会。【残高:20284円】。


手数料を取られたものの、なんとか2万円をこの手に。ほっとすると、汗だくになっていた体が急にひんやりしていくのを感じました。無事に帰宅できることになり、安堵安堵。

嵐のような3時間でした。

靖国神社

なんとか帰宅できることになりましたが、仕入をするには頼りない所持金。

せっかく草莽堂さんや総研さんに今日の仕入ルートを考えてもらったというのに、情けない気持ちと申し訳ない気持ちが溢れてきます。

色々考えた結果、仕入は断念して靖国神社を参拝することに。靖国参拝も今回の目的の一つでしたから、せめて参拝だけはしていこうと決めました。

渋谷から地下鉄に乗り九段下へ。外に出ると壮大な鳥居が目に飛び込んできます。長い参道を歩き、いよいよ念願の参拝。二礼二拍手一礼。

自らの意思や感情を押し殺して祖国のために命を捧げた英霊達を思うと、先ほどのスリ被害なんてどうってことないと感じます。多分10分はいたと思います。

子供の頃に聞いた祖母の弟の戦死を思い起こし、改めて深々と一礼。

参拝後は草莽堂さんから勧められていた遊就館見学に。数多くの資料の中にある数あまたの遺書。かつて読んだことのあるもの、初めて見るもの、その一つ一つに目を通し、英霊を思うと涙がこみ上げてきます。

最後に目にした回天のところまで来ると悲しみが怒りに変わっています。「なぜ戦争なんてするのか?」「国同士のエゴのために散った英霊を祀り参拝することがどうして他国から批判されることなのか?」

様々な怒りがこみ上げてきます。靖国神社を参拝し二度と過ちを繰り返さず平和を願うことがどうして軍政復古につながると言うのか。靖国神社が廃れてしまった時こそ再び悲劇が訪れるのではないかと。

中国や韓国は、我々日本人が英霊を思う気持ちや平和を願う気持ちを失わせたいということなのでしょうか。平和を願わず過去の過った時代の風潮を取り戻させようということなのでしょうか。平和思想の侵略を図っているのは中国や韓国ではないのでしょうか。

平和を願う気持ちはいつまでも変わりませんが、もし中国や韓国の言いがかりによって再び交戦状態になってしまったとすると、私は喜んでこの身を捧げますね。

私にとっては左翼思想の方が危険な好戦論者だと思っています。

遊就館の最後に置いてあった数々のノート。私も一筆したためていこうとペンを手にしたのですが、考えれば考えるほど何を書いて良いか分からなくなっていきます。

私の陳腐な一筆より、もう一度しっかり参拝していこう。そう決めてノートを閉じました。私にとっては本当に貴重な数時間となり、靖国神社を後にしました。

あの巨大な鳥居の外に出ると、それまでは全く気にならなかった暑さが帰ってきました。夏ももうすぐ終わりですね。

御礼

初めてお会いした草莽堂さん、二度目となった総研さんには半日を共にしていただき、また色々教えていただき、本当にありがとうございました。

ちょっとしたアクシデントはありましたけど、私にとっては本当に有意義なオフツアーとなりました。

またお会いしたいですね。

6冊

メール便を持ち込んだ帰りにちょっとだけいつもの店に。落ち着きますねぇ(^^;

留守中にかなり単C落ちしてきた本があったようなのですが、7冊目をチェックしている途中で無念のバッテリー切れ。

今日はいろんなところに電話を掛けたからなぁ・・・(^^;