石破ブログを見ると、「漢字テスト」で間違った場合、間違えられた側にも責任があるというレトリックを使っていた。
野田新内閣: 石破茂(いしばしげる)ブログ
菅内閣の間、お寄せいただくコメントの中には最後まで「管内閣」「管総理」とされていた方が多くいらっしゃいましたが、正しくは勿論「菅内閣」「菅総理」です。最後まで名前の表記も正確に覚えて貰えなかった菅さんが少し可哀そうに思えたりもしますが、まあこれも自業自得というものでしょう。
「少し可哀そう」と同情しているが、できるだけ他人の名前を間違えないよう注意するべきではないかと思う。石破ブログを見ると、明らかに意図的な読みの「カンチョクト」というジャーゴンを使ったコメントも複数ある*1。
麻生太郎元首相はさておいても、安倍晋三元首相を「安部」と誤変換する例や、橋下徹弁護士を「橋本」と誤変換する例を何度となく見てきた者としては、あまり自民党議員が使うべきレトリックではあるまいとも思う。「管」の場合は批判的な人間が誤記している一方、「安部」「橋本」の場合は支持者が誤記している傾向も感じている。
ハ,,ハ ('(゚∀゚∩ きっと気のせいだよ! ヽ 〈 ヽヽ_)
まあ、統計的な根拠も持ち合わせていないので、気のせいと思うことにしておく。
それはさておき、個人的に気になったのが、石破議員自身が語る具体的な菅内閣への抗議例が、下記のような代物であること。もっと他にあるだろう。
昨日、菅前総理が退任間際のどさくさにまぎれて指示した朝鮮学校無償化の手続き再開に対する抗議の申し入れに官邸に行ってきました。
総理も官房長官も対応せず、結局福山副長官に抗議の決議文を手渡すことになりましたが、朝鮮総連の傘下にあり、反日思想教育を目的とする朝鮮学校になぜ国民の血税が使われなくてはならないのか、手続きを中断した理由は昨年の韓国に向けての砲撃事件だったはずですが、それが砲撃以前の状態に戻ったなどと誰がいかなる根拠に基づいて判断をして再開を決めたのか、政策判断としても手続き論としても全く誤っています。
菅総理は最後まで菅総理だったな、というのが最後の印象でした。
私の印象は全く逆で、最後にようやく一国の総理となれたのだな、という感想を持った。
一方で、中断理由にきちんとした理屈がとおっていなかったから、最後の行動と整合性がとれていない問題は、指摘されているとおりではある。しかし、石破ブログでは以前に「【子供の味方】『菅直人』と『伊達直人』の違いを比較してみた」というコピペが紹介されていたんだよね。
伊達直人と菅直人: 石破茂(いしばしげる)ブログ
もちろん面白おかしく批判だけしていればいいというものではないこと、十分に承知した上で、とりあえずご紹介まで。
留保が末尾に書いてあるものの、コピペの冒頭を今になって見ると、「菅直人」は最後に「虎」になったのだと評価してもいいんじゃないかな。
ハ (ゞ`~キヽ 彡,=゚▼゚= /ヾ( ゚Д゚) 菅!虎!直人! ハ(ノ ι) λ =○=) ノ U U
*1:http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-9a5e.htmlとhttp://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-0f68.htmlを見て、石破議員が出演したTV番組においてジミー大西氏がフリップの名前をそう呼んだらしいことを初めて知った。