スクラムとラッシュは違う
弁護士・小倉秀夫氏のブログ『「小倉秀夫氏の「IT法のTop Front」』 http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/ が、ちょっと物議を醸していて、私もちょっと気になっていた。
「コメントスクラム」という言葉が乱発されていて、というか、テクニカルタームと位置づけての「炎上系ブログ」にコメントする人に対する批評をしてるんだけど、どうにもピントがズレているなあと。
押しかけられる側がビビることで、○○スクラム、というと、私は正直「メディアスクラム」しか思いつかなくて、まあ多分小倉氏自身、そういうイメージを前提として言葉選びをしているでしょう。
たださあ、「コメントスクラム」って言葉、違わなくない?
スクラムっていうと左の感じだけど、今回のは右の感じじゃん。
「コメントラッシュ」って言ったほうが正しくない?
つまり「横に組んでいるかどうか」なんだけど、コメントしてる人って「横に組んでない」じゃん。
スクラムは「横」を強く意識する
マスメディアの場合は「特オチしたらいけない」っていう最低限のラインがあって、それが「うちもいく」っていう、横を意識した構図ができて、それがスクラムになる。だけどブログのコメントの場合は基本的にマス・ヒステリア(@いしかわじゅん「憂国」*1)なんであって、基本的に「成り行き」、小倉氏の言うところの「ネット右翼」とやらの思惑でどうこうなるものでもない。 というか小倉氏、「思想団体であり活動範囲はネットである」とした「ネット右翼」が存在して、そこが動員をかけている・・・と考えている節があり、正直オイオイ大丈夫かという気もするのだけれど。 この辺は切込隊長もチクっと指摘してましたね確か。
ぶっちゃけ、2ちゃんのスレッドにも「そこそこのスレしかつかず沈むスレ」「固定だけでsage進行で長生きするスレ」「盛り上がる良スレ」「悲惨な>>1のスレ」というのがあって、単にそれを分析したほうが今回の件を正しく見られると思うのです。
*1:政治・思想・セクト・宗教・暴徒・群集心理を紐解く名(迷)作!!復刊ドットコム→http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1612 みんな、投票してくれ頼むいやまじで。
追記
ええと、何箇所かでこのエントリー紹介いただいてありがたい限り、つーか、ツッコミ紹介って、どうよw。 まあアクセスが増えるのは私にとって読んでもらえる、オピニオンが受け入れられるチャンスが増えることでもあるんで嬉しいっちゃあ嬉しい。
んで、調子に乗ってもう一言いうと。
炎上系ブログで起きていることについては上記の通りなんですが、小倉氏がこれをあくまで新しいテクニカルターム「コメントスクラム」と称して譲らないことについては、小倉氏の文章を
と置換して読んでみても割と違和感ないっていうのがひとつのキーになるかなと思うのです。 いや別に小倉氏が白装束@パナウェーブ研究所の人、って訳じゃないんだけど、「論理」(笑)のゴリ押し感はかなり似た感じだなあ、と。 ビバ・パナ小倉*1。