大東亜戦争は聖戦だった 〜 田原総一朗「なぜ日本は大東亜戦争を戦ったのか」(2)

頭山満大川周明、たいした人がいたものです。


 ジャーナリスト田原総一朗さんが大東亜戦争について語っています。戦後の言論空間は「日本が侵略した」の一点張りで国民は洗脳されてきましたが、マスコミ関係者としては珍しくタブーを破る意見を出しています。

「日本が欧米に植民地にされているアジアを解放するための戦争だった。だけど日本は外交的に失敗して、だってアメリカ、イギリス、フランス、オランダ、中国とも(戦争を)やっているわけでしょ。ロシア(当時ソ連)も入っている。これでは勝てるわけがない」

 日本一国で世界を相手に戦争しているように聞こえますが、そうではなく、日独伊以外にも同盟国は沢山あり、最終的にドイツの敗北によって日本一国が孤立したわけです。それとソ連の参戦はドイツが敗れた後に日ソ不可侵条約をやぶって参戦したものです。フランスはドイツに屈していたので同盟国の関係国になります。ド・ゴール将軍が英国に亡命していただけです。

「結局負けざるを得ない孤立になって、世界的に孤立になって負けざるを得ない戦争をやらざるを得なかった。こう思った。何でいったい日本はそんな世界的に孤立しちゃったんだろう。何で負けざるを得ない戦争をしちゃったんだろう、これを調べようと思った。日清戦争から全部侵略戦争だという人もいる。そこをね一回ずっと調べようと思って、そしたらね、頭山満とかね、大川周明とかね、北一輝、ものすごく面白い・・・歴史の表舞台にはほとんど出てこない。北一輝二・二六事件で処刑された、大川周明五・一五事件に関わった、(それぐらい)で、見ていくと面白い。例えばね、長い間、日露戦争はあれは侵略戦争の一種だと、日本ではそういわれていた。ところがね日露戦争を調べると、日露戦争で勝ったと、日本は。で、初めて日本は、アジアの国は白人に勝ったんだ。そのために、アジアのいろんな植民地の独立運動をやっている連中が皆んな日本にやってきた。日本は理想の国で、日本は白人に勝ったんだと、俺たちも日本に倣えば(ならえば)独立できるかもしれない。まあ、インドネシアから、インドからあるいはアメリカにやられているフィリピンからも来たしね、もうあらゆる国が日本にやってくる。こういう人を政府がまたイギリスとかフランスとかと仲がいいもんだから、禁止ですよ。そういう人たちを全部面倒みたのが頭山満。これはまた色々あったんでしょうね。総理大臣が圧力かけたり。こういうアジア独立運動する人たち、みんな日本にいく、しかも(頭山が)面倒みた、お金だして。その中の一番面倒みた中の、有名なのは孫文ですよ。中国の孫文が中国で独立運動を起こした。こういうことがあるんですね。だから頭山満孫文ととっても仲がいいし、蒋介石とも仲いい」

 孫文が例にあげられていますが、フィリピンのリカルテ将軍もあげることができます。フィリピンはアメリカに占領され、植民地になりました。リカルテ将軍は最後まで抵抗しましたが、捕まり投獄されました。頭山満は上海に投獄されていた将軍を助け出し、日本に亡命させています。そして将軍は横浜の山下町に長く住み、大東亜戦争で日本軍がフィリピンから米軍を追い払ったのち、故郷に戻っています。

 中村屋のボースもそうです。ラース・ビハーリー・ボースのことです。チャンドラ・ボースとともにインド独立活動を行った人です。彼は新宿中村屋に潜伏しました。これも頭山満の協力によるものです。中村屋インド・カレーはこれで誕生したのです。カレーのことは知っている人がいるかもしれませんが、ボースのこと、日本がインド独立支援したことは日本の言論空間でタブーになっているので、ほとんどの人は知らないでしょう。インド独立についてはガンジーしか言わないし、教えない。二人のボースの話をすると日本がインド独立に大きく貢献していたことがバレるからです。日本はいい国であってはならない、というのが戦後の言論空間です。


添付画像
 山下・パーシバル両司令官会見 昭和17年シンガポール(PD)

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 日露戦争が世界に与えた影響 http://jjtaromaru.blog76.fc2.com/blog-entry-16.html
 リカルテ将軍 http://ameblo.jp/jjtaro/entry-10822121387.html
 中村屋のボース http://blogs.yahoo.co.jp/jjtaro_maru/24381874.html

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2011.05.06放送 「なぜ日本は大東亜戦争を戦ったのか」
http://www.youtube.com/watch?v=ham6tEWRGhQ