久しぶりの椎名へきる

今しがた、椎名へきるの歌がCMで使われていた。ゲームのCMみたいだけど。めちゃめちゃ懐かしい名前。
椎名へきるって、まだ歌、歌ってたんだ…。声優はもうやめちゃったのかな。アニメのキャストでぜんぜん見なかったから、もういなくなっちゃったんだとばかり思ってた。
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声優(多分)。アーティスト(自称)。
って、笑ってしまった…

「そらトびタマシイ」 五十嵐大介

joyful2003-07-16


福島聡の「少年少女」をAmazonで買ったら、オススメされた一冊。「蟲師」にも似たややグロテスクなイメージが描かれるということで興味がわき、買ってみた。

本書は、五十嵐大介作品集ということで、都合、6本の短編が収められているのだけど、そのうちの表題作「そらトびたましい」、「熊殺し神盗み太郎の涙」、「未だ冬」は、まさにそういうグロテスクなイメージの奔流と言うのにふさわしい作品だった。

喰らうことと憑り付くことという一番根源にありそうなテーマを描いてる「そらトびたましい」。夢野久作のイメージとも重なる表象群に溢れる「熊殺し」。神話世界の放逸なまでの生の躍動感を象徴的に描いている「未だ冬」。そのどれもが、わずかな日常の綻び目からまろび出た先にある神々の領域を描いていると言えるだろう。

それは「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」で描かれる古来の民間信仰的な神々と同系の、裏の精神世界の住人たち。しかも、宮崎作品では詩化・神話化され、その原初的な力をそがれた感じがあるのに対して、こちらの作品ではそのグロテスクさを臆することなく描いているためか、圧倒的な生命力・原動力を感じた。

しいて難点を言えば、短編ゆえの量的な物足りなさ。ページ数のためか、作者の傾向なのか、どの作品もアレゴリカルであり、フェードアウトしていくような終わり方をしている。この作者による、これらの作品のような世界観での長編作を見てみたいと思うのは、自分だけじゃないはずだ。

「The Last Bus」 arugarei

CD屋で「青山系ポップス*1」という帯の文句に惹かれて買ってみた。ぜんぜん知らない人だったけど、ジャケットもきれいだったし…。最初、arugareiってグループかと思ってたけど、いろいろ調べたら個人の女性だった。arugareiさん、声がすごく整っていて美しいです。最初聞いたとき、NHKみんなのうたででも歌ってそうって思ったくらいの整い方。最近、変に技巧的というか、ひねった声の人を聞くことが多かったから、逆にこういう声にはすごく癒される…。

さて、このCD、古今東西のいろんな曲をアレンジした歌、5曲が収められていて、そういう意味でもみんなのうた的かも。でも逆に、誰にでもすすめられるCDかも知れないね。サティの「ジュ・トゥ・ヴ」をアレンジした1曲目「ある恋の始まり」はシャンプーのCM曲で聞き覚えがあるものだったし、4曲目にはショパンの「別れの曲」のアレンジ曲が入ってる。こっちは「さびしんぼう」だよね、懐かしいなぁ。

そして、衝撃は3曲目に訪れた。「マボベ ソン」。カタカナで見たら、何じゃそれってタイトルだったけど、歌詞カードを見たら韓国語で「魔法の城」…。これはもしかしたら…。

昔、韓国語を勉強し始めた頃、韓国人留学生と日本人とでお互いに言葉を教えあう集まりに参加していた。その集まりでは、歌舞伎町の韓国系飲み屋で朝までカラオケということもしょっちゅうで、おかげでその当時の韓国の歌にはかなり詳しくなれたのだった。で、そのカラオケで、ある日本人女性が好んで歌っていた歌があって、きれいなメロディーのその曲がその女性のイメージと重なって記憶の中にずっと残っていた。タイトルも誰が歌ってるかも分からないまま、ただ「自由に、あの空を、飛んで行っても驚かないで…」という部分だけしか記憶に残っていなかったため、その後、韓国人の友達に聞いても「聴いたことはあるけどタイトルは知らない」という答えばっかり。それが、よりによって、こんなところで出くわすなんて…。

この曲は、キム・クァンジンの「魔法の城」という曲だった。魔法の城に囚われたお姫さまを助けに行く王子に擬して愛を語る内容の、その歌詞もメロディ同様に叙情的で美しい。この曲、韓国のラジオ番組で子供が歌っているバージョンを聞いたことがあったんだけど、上のリンク先も童謡サイトってことだし、元々は童謡だったのかなぁ。疑問は残る…。

それにしても、この曲を選曲したのって誰なんだろう。残りの4曲はみんな日本でも有名な曲ばかりだから選曲されるのも不思議じゃない。でも、「魔法の城」は日本で知ってる人ってほとんどいないよね…。ただ、このarugareiさんが所属するROBOT COMMUNICATIONS INC.では、韓国ポップスのレーベル、nukesってのをやってるようで、CHO PD、パク・チユン、紫雨林Roller Coaster*2などが登録されていた。こういう関係からだろうか…。

【追記】

  • 「魔法の城」って実はスタンダードナンバーだったりするんだね…。Fin.K.L.のソン・ユリもコンサートで歌ったとか。ともかく、「魔法の城」について資料をまとめておこう。 -- 2003/07/17
  • 今、MXTVで放送中という韓国ドラマ「ロマンス」のエンディング曲として、arugareiの「マボベ ソン」が使われているらしい。一度くらい見ておくべきだったか…。 -- 2003/07/17

*1:結局、何が青山系なのかはよく分からない…

*2:紫雨林Roller Coasterはオススメ。オルタナ系ロックっていうか、ジャズっぽい要素とかも取り入れて、かなりカッコいい音楽が聴ける。

配当金の受領証

今日、郵便局に行く時間ができたので、配当金の受け取りに行った。4社で12060円也。てっきり受領証をもらえるもんだと思ってたら、何にも貰えなかった。郵便為替ってもらえないものだったっけ??
金額控えてなかったから、どこがいくらだか分からなくなった。確定申告のとき、困りはしないだろうか…。

ステロイド…

しばらく前から腹部がカサカサしだしてすごく痒かったので、今日、病院に行った。医者はぱっと見ただけで、ステロイド剤を処方した。前にかかっていた病院(3年前に前腕で)でもステロイドを処方しませんでしたか?と聞いてから。うーん、大丈夫なのだろうか、ここは…。もうちょっと良く見てくれよ。
ステロイドって筋肉増強剤でドーピングにひっかかる薬だったよねぇ…。アトピー関連では結構使われる薬みたいだけど、やっぱり、副作用もあるみたいだし。前のときは塗ってたとこが浅黒くなったけど、それも副作用だったのか…。