郷里・中津に「タウンマガジン なかつ」という雑誌がある。
2015年7月号では「それぞれの70年」という特別企画が掲載されている。
その中に今年米寿を迎えた我が母が「わが家の昭和史」というタイトルで登場している。
昭和2年生まれの母の戦後70年を含む「昭和と平成」の歴史である。
さまざまな媒体で企画されている「戦後70年」特集のささやかな一つだ。
「子供たちが大学を卒業した後、私も何か始めたいと思い好きだった短歌を始めた。日常のその時の感動、心に起った波のような感情を、いわば情(こころ)を表現してみたいと思ったからだ。
また短歌の原点である「万葉集」は是非やらねばと専門書を取り寄せて勉強した。その間、姑や母の看取り、夫の脳出血後の介護が二十年余り続いた。
世界はベトナム、湾岸戦争、同時多発テロと色々あったが、しかし日本は他国と戦火を交えることはなかった。
また、私自身が学んで出版した「万葉集の庶民の歌」、「私の伊勢物語」、「歌集」四冊、それらをテキストにして共に学んでくれる友が沢山でき、その集いは私が米寿になった今も続いている。」
ここに高齢化時代の生き方のモデルがある。
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名言の暦 7月1日
命日
生誕
- リヒテンベルク1742:私たちの考え方や信念の全骨格は、私たちの崇める偉人たちによって形づくられる。
- クラウゼビッツ1780:予期しない事実に当面したとき、これを処理できる能力を沈着という。沈着の度合いは、心が平静に戻るまでの時間によって測る。
- 坂田三吉1870:健康を維持していくには、毎日同じように食べていてはよくない。一週間のうち一日だけ好きなものを腹いっぱい食べ、あとの六日は腹八分目にしておくのが体によい