DnDが4th editionになるというから、心残りないよう無茶なPartyを組んでみる[思いつき・その1]

「カラクーリ…カラクーリ…」
あからさまにマイクル・ムアコックのパクリだと分かる夢である。
とくに自分がEternal Championであるとの自覚はないのだが、一体誰が私の名前を呼ぶのであろうか?
「私じゃ。ダイスの女神じゃ」
見やると、ヤングチャンピオンのグラビアに登場したばかりの佐藤寛子のような女性が、鮮やかなd20マーブルダイスをあしらった上下セパレートの水着(パレオ付き)をまとってビーチサンダルを履き、小脇に浮き袋なんぞを抱えて立っている。
「案ずるな、サービス映像じゃ。昨今では何でも擬人化されるゆえ、な。d20タンとか呼んでも構わんぞ」
「はあ」(かなり脱力)
「もう知っておろうが、DnDがとうとう4thに移行される」
「2008年というから来年ですね」
「そこでだ。貴様の心にくすぶる思いをかなえるために、わざわざ登場してやったのだ。感謝するがいい」
こんな姿していても、正体はd20なんだろーなー、興醒めだよなー、それともキグルミでGary Gygaxが中に入ってるのかしらん、などとどうでもいいことを思う。
「とりあえずキャラクタを創造してみよ。汝の心のおもむくままに、な」
「さいですか」


Name: KASUMI
Race: Outsider[Chaotic, Good, Extraplanar], Female
Alignment: CG
Class: Ghaele Eladrin-1
Abilities: Str13,Dex14,Con15,Int12,Wis14,Cha11 ((ちゃんと4d6を6回振った。Savage Species p171にあるように、“若いGhaeleは肉体的にも精神的にも人間と変わりません。でも成長するととってもパワフル!”(胸とかお尻とか?)とあります。なので1st level時のAbility修正はないのです。))
Ability Point: 32
HD: 1d8+2 (10)
ST: F+2 (4) , R+2 (4) , Will+2 (4)
Speed: 50ft.
Init: +2
Attk: +2(+1BAB,+1Str) Heavy Mace [1d8+1 *2] / +3(+1BAB,+2Dex) Light Crossbow [1d8 19-20/*2]
AC: 16 (+3 Armor, +1 Shield, +2 Dex)
Skill: Concentration-4, Diplomacy-2, Handle Animal-4, Knowledge(Arcana)-4, Knowledge(Religion)-4, Listen-4, Ride-4, Sense Motive-4, Spot-4, Spellcraft-1
Feat: Protection Devotion
Domain: Arborea
Deity: Goodess of the d20
Special: Outsider traits, Low-light Vision, +4racial bonus on ST against poison.
Language: Celestial, Infernal, and Draconic.
Spell: as 1st Cleric. 3/2+1 (Cure Minor Wounds, Read Magic, Cure Lt. Wounds, Bless, Guidance, Endure Elements)
Gear: (5d4*10gp => 150gp) Cleric Base
Holy Symbol Wooden(1gp), Backpack(2gp), Sunrod*3(6gp), Spell component pouch(5gp), Heavy Mace(12gp), Light Crossbow(35gp), Bolt[10](1gp),
Dagger(2gp), Studded Leather(25gp), Buckler(15gp), Bandoleer MW(5gp), Scroll[Protection from Evil](25gp), 16gp
「突っ込みどころ、満載じゃな。まず何で名前がKASUMIなんじゃ」
「心のおもむくままに作成したら、そうなりました」*1
「SkillにHeal Rankが振ってないのは、どういうことじゃ。将来的にHealing Lorecallは唱えるじゃろう」
「心のおもむくままに作成したら、そうなりました」*2
「AC16はまあ、仕方ないか。Protection Devotionで一時的にAC18になるが、あまり変わらんか。Protection from EvilはParty面子に使うだろうし」
「心のおもむくままに…あれ?」
「…。まあ、よい。で、どんなキャラクタなのじゃ。どこぞのPower Playerのように“壁役でこのレベルの敵にはラウンド平均300点出せます”とか言うなよ」
「もちろん、言いませんがな。妄想というか夢なんだから。他人への説明義務がないって何て素晴らしい。むむ!」
長考に入る俺。そして開眼。
やはり異世界からやってきたお節介な委員長キャラ! これだ! 異世界から来た目的は…お婿さん探し?
「阿呆! 思考が駄々漏れじゃ!」(ハリセンツッコミ)
「夢ですから」
「いまどきエロゲーでさえ妄想全開な設定は避けると聞く*3。もちっと真面目に考えろ」
「うーむ、カスミン単体では設定が考えにくな。Party面子を作成してから考えるよ」
というわけでParty面子を考えてみた。
もう既にClericの代わりにGhaeleという選択をしてしまった。DomainのGranted Powerはないし、CureのSpantoneus Castingもないし、Turn Undeadもできない。
だけど、それがどうした?
彼女は最高に輝いているじゃあ、ないですか!(俺の中では)
つまりDivine Casterはカスミン(Ghaele)で必要十分ということ。
次にArcane Caster。普通に考えればWizardは鉄板。だが、ここは天使の反対、悪魔でいこうじゃないか(え?。

Name: Satya
Race: Outsider[Chaotic, Evil, Extraplanar], Female
Alignment: CE
Class: Succubus-1
Abilities: Str12,Dex14+2(racial),Con15,Int14,Wis14,Cha17(+6racial) ((ちゃんと4d6を6回振った。なんでGhaeleより出目がいいのか。理不尽だ。))
Ability Point: 43
HD: 1d8+2 (10)
ST: F+2 (4) , R+2 (5) , Will+2 (4)
Speed: 30ft.
Init: +3
「あのな、Succubusは1st LevelだとSpell-like Abilityさえないぞ。13thにならんとMultiできなそうだし。さすがにArcane Casterの役割として失格っぽいぞ。というか、Arcane Casterじゃないし」
「がーん!」
…企画倒れ?

*1:本棚を見たら「プリズムコート攻略&設定資料集」が目に入ったため。

*2:GhaeleはECL-20時点でHDが10しかないため、かなりSkill Rankについては絶望的。いーじゃないか、Skillくらいっ! 必要なのは恋のSkill Rankさっ!(嘘。

*3:本当かどうかは知らない。

Champion RED

もうね、この雑誌が異色を放っているのは周知のことなんだけどね。だけど、やっぱ書いてしまうんだわ。
詰まるところ“濃ゆい”作品しか掲載されてないってのが、秋田書店にシビレル、憧れる〜って感じなのだけど。
そして創刊5周年記念新連載大攻勢デスヨ。
どきどき魔女神判!八神健
1995年の「密・リータンズ」の悲劇より12年。2000年「ななか 6/17」で眼鏡娘好きたるおいらに好印象を与えたかと思ったら、2006年「ふたばの教室」ってどうなのよ? という八神健の登場。
・幼女天使の胸にタッチ(計4回?)
・眼鏡娘のスカートめくり
・チアガール娘[Alternate Form]の胸揉み(ローション付き):4ページに渡って執拗に。
なかなかの煩悩全開模様。
シグルイ
結局、Power Attack万歳コミックじゃねーか!
という突っ込みもあろうかと。
Power AttackにこめるPowerがあまりに凄すぎて、Reachまで伸びてしまうと言えないか?
で、Half-Mino Template付きのTwo-WeaponにPower Attackを乗せるTiger Eye Disciplineの秘剣「Shooting Star」使いと、Tiger Eye Disciplineに恨みを持つ盲目の剣士の「Blinded Reverse Slash」?使いの激突。
って、原作には当然こんなシーンはないのだそうだ。
月光のカルネヴァーレ
オートマータもの。原作がニトロプラスなためか、エロエロ。
人造人間キカイダー志穂美悦子に胸をドキドキさせた少年時代を過ごした身には、ハート直撃のネタ。
胸の第三ボタンを外されると、Death Throesなんですよ!(真顔
記憶障害のある自動機械人形(美少女外観)に、オルゴールのシリンダーのようなパーツ(別のキャラの記憶・人格ユニット?)を組み込むイメージ映像がエロ。
少女人格の合体を性的なイメージで描いている。
現実にはたぶん無機質なシリンダーをセットしてるだけなのであろうが、明らかにシリンダーは男根として扱われている。
あげくに「イリスの記憶全部出しちゃうから」と、記憶データの挿入(Insert or Merge)はそのままInsertのイメージである。すっげー。
●ちぇんじ123
戦うおねーさんのちょっとした優しさだとか悩みだとか好意だとかが垣間見られるのは素晴らしい、という作品。
でも今回は据え膳食わぬは…の場面で「これは浮気じゃなくて…そう! 男にとって大事な、お勉強!」という内面台詞に爆笑。
あとは「急いで口で吸え!」かな。3人3様の表情がいい。
聖闘士星矢
ここまで濃ゆい上にエロティックな作品がそろっていると、普通にバトルものをやっていると浮いて見えるのはどうかと思うよね。
作品の方向性としては「シグルイ」と変わらんのだろうけど、なんというか綺麗に物語を動かしている分ワリを食ってるよな。
しかしエクスカリバー2刀流と聞いても「Two Weaponは弱い」*1と刷り込みがあるので、「なるほど」としか思えん。
●ミカるんX
「CYNTHIA THE MISSION」の高遠るい作品。本格連載前のさわりのみ。
「CYNTHIA THE MISSION」のイメージが強すぎて、“絵柄には誤魔化されないぜ!”と構えてしまう。
ベクター・ケースファイル
これも結局はムシキング派生モノなんだろうか? 無理に虫にからめんでもいいと思うが。
今回のようなネタは新宿鮫大沢在昌)でも出てきたけど、日本の防疫が如何にあるべきかという真面目で鬱な話になっていくからなあ。
倉田英之のDVドローム
1982年にビデオデッキを購入したとの記述が。
確かにうちも1983年にはベータのビデオデッキが家にあったと思う。修学旅行のときに「戦闘メカ・ザブングル」を親父に録画頼んでおいた記憶がある(そのうち1回分は録画失敗していた)。
そしてなぜか「機動戦士ガンダム」(劇場版)は家族旅行への参加を拒んでカセットテープで録音してた記憶がある。
しっかし、相変わらず面白いな。DnDの記事もこういうトバした記事なら読むんだけどなあ。
Blue Drop
正直、男が女性化して…というネタとか、小野敏洋が得意とするフタナリものなんかについては、かなり引く。ついてけない。
でもまあ、それが時代の流れというなら距離をとって見つめるしかないのである。
で、この作品1ページ目の“今までのお話”に相当する文章が「僕は今、なぜか女子校に通ってます。あと4日のうちに女の子に改造されてしまったケンゾーと子供を作らなければならない」とかある。
もう「貴方の目の前にはBalorがいる。貴方はまだ1レベルだ」と言われたPlayerの気分ですよ。時代という名のDMには誰も抗えないということなのだろうか…?
その昔、小池一夫が漫画の出だしで読者の心をつかむため、裸の美女を意味なく登場させるというようなことを言っていた(と思う)が、そんなことでは驚かなくなった読者向けの設定でしょうか。
そしてその展開たるや、もうエロというよりは混沌ですよ。
エレコーゼも吃驚、こんなところに混沌の勢力が!(宇宙の天秤は確実に混沌に傾いた)
●バキ外伝・疵面
もうUndeadでいーじゃん。Half-Undeadとか、わけのわからんこと言ってないで。
●聖痕のクエイサー
あまり真面目に読んでないが、どうも物語は学園での戦闘が中心。
聖結晶アルバトロス」(若木民喜)のような元素に対応した特殊能力持ちが次々と襲ってくる。
女の子の外観をしたもの(おにゃのこ)が、エロエロバトルを繰り広げる。
オッパイの飲むと強くなる? ロシア出身のポチとヒロインが戦ったり戦わなかったり。
鉄のラインバレル
これまた真面目に読んでない。
ロボットに搭乗する少年が悩んで精神不安定になったり、肉親が殺されて自暴自棄になったり、もう考えられる限りの手段で追い詰められるというのは、工夫ないと見てられない。
そんな世界で能天気であるというのもまた、違和感が拭えない。
●突攻!メイドサンダー
密かに結構好きだったりする。
●絶対征服ヤミカミ!
「Unknown Classmate」*2山西正則の連載作品。第二回。
八百万の神々?の一人・小闇比売がミイラ化して封印されてたのを復活させたのを機に、美少女神様居候といった状態に。
主人公の眼鏡男子クンの通う学校の女生徒は、なぜかこの女神の関係者だらけっぽい。
とりあえず「ええっ!? 柳田さんは実は氷雨比売だったの!?」と驚いておこう。あと殻があるならナメクジじゃなくて蝸牛と呼ぶべきでは?
●フランケンふらん
怖いの、駄目。
でも、ふらんはよさげに見える。微妙。
とりあえずIntだけ生命体はアカンよ。Graftもほどほどにしとかんと。
●学園創世・猫天
なんか真面目路線というか物語が進むにつれてグタグタになっていく印象があるなあ。感覚的にあわないのかも。
雑誌ビームに掲載されていた「いばらの王」とかも流し読みだったしなあ。
[とりあえずここまで]

*1:無論、 Revenant Bladeは別。

*2:この作品読んで「フェイシャルパック」(高橋留美子)を連想した人は何人いるだろう?