腰が落ち着かない

昨夜、「早稲田古本村通信」の増刊号(角田光代岡崎武志『古本道場』ポプラ社、の刊行記念)に載せる原稿を書いて送る。ちょっとフザケすぎたかな。でも、ホントのことだから、ま、いいか。ほかにもいろいろあって、寝たのはまた4時。せめて3時には寝たい。


今日は自宅で仕事することに。著者との連絡を取りながら、不忍ブックストリート関係の連絡も。朝はおにぎり屋で、昼はコンビニでラーメン買ってきて、旬公と食べる。4時に、〈古書ほうろう〉で産経新聞のIさんと待ち合わせ。宮地さんと三人で〈花歩〉に行き、取材を受ける。いきなり大きなクマンバチが室内を飛び回ったので、一同ビックリ。花歩の奥さん、一箱古本市を楽しみにしていると云ってくれ、嬉しい。


また、ほうろうに戻り、Iさんは写真撮影。そこに内澤がやってきて、Iさんと話す(以前からの知り合いなのだ)。そのあと、ほうろうの4人と、ブックストリート関係の連絡事項あれこれ。メーリングリストを使って、毎日連絡を取っているのだけど、こうして会うほうがやっぱりハナシが早く進む。雨も上がったので、自転車で〈往来堂書店〉へ。吉見俊哉・若林幹夫編著『東京スタディーズ』(紀伊國屋書店)、伊藤理佐チューネン娘。』第2巻(祥伝社)を買う。前者には若林氏による「『シティロード』と七〇年代的なものの敗北」という文章が入っている。


ウチに帰り、図書館で借りっぱなしになっていた、高橋輝次『原稿を依頼する人、される人』(燃焼社)を読む。60人ぐらいの編集者についての思い出、編集者としての思い出が載っている。まったく面白くない文章と、リアルで臨場感のある文章に分かれる。よかったのは、松永伍一、関川夏央保昌正夫八木義徳長部日出雄、粉川哲夫、松本八郎といったあたり。海野弘「最初の依頼」は、最初の著書である『アール・ヌーボーの世界』を出した造形社の田島義明というヒトの思い出を書いている。海野さんが小学校のときに絵を習った須山計一の展覧会を見に行き、そこで、造形社が出した須山の著作に会う。そこからはじまる回想は、感動的だ。


今夜は久しぶりにじっくり本を読もうかと思うが、メールの返事を書いたり、晩飯(鶏肉とトマト、タマゴ炒め)をつくったり、「書評のメルマガ」の編集をしたりしてると、たちまち時間が過ぎる(いつもこんな愚痴を書いてるなあ)。オヨちゃんの尽力により、不忍ブックストリートのサイト(http://yanesen.org/groups/sbs/)のコンテンツがずいぶん増えた。これからも、店主のプロフィールなど、いろいろ追加していくつもり。当分のあいだは、腰を落ち着けて本を読むのはムリそうです。


【今日の郵便物】
★『レモンクラブ』5月号
今回の書評は、吾妻ひでお失踪日記』(イースト・プレス)を。こないだ三省堂神田本店の一階のワゴンで、同書が山積みされているのを見た。売れているらしい。


【お知らせ】
こないだの大阪行きで、買った本をそれぞれの日にアップしました。