約6時間半のグレイシャー・エキスプレスの旅の終着点、サンモリッツに到着したのは午後4時半過ぎ。グラウビュンデン州の中でも標高1,850mのサンモリッツを含むエンガディン地方は、日々の天気予報を見ていても飛びぬけて気温が低い。真冬の格好をして駅に降り立った。 駅の目の前に広がる湖はまだ半分凍っていた。このサンモリッツ湖では、真冬には完全に凍った湖上で雪上ポロや、スイスで一番賞金の高いホワイトターフ、雪上競馬が行われるそうだ。さすが19世紀にイギリス人のリゾート地として発展していっただけあって、イギリス文化が受け継がれているようだ。 駅から見るサンモリッツ湖 サンモリッツの街は駅からは見上げた所に…