こんにちは。 最近北方謙三の『チンギス紀』をKindleで読んでいます。今11巻まで読んで、最新刊は12巻。まだまだ続く様子です。モンゴル帝国強いです。戦闘場面の描写の寄りと引きの激しいカットつなぎは手に汗握ります。登場人物たちもみんな曲者で魅力たっぷり。 さて『チンギス紀』におけるモンゴル軍の連戦連勝は、兵站(へいたん)、つまり食糧・武器などの物資の補給や後方部隊が万全だったことによる、というふうに描かれています。極めて現代的な戦争観を13世紀初頭の草原の覇者は持っていた、という設定です。 モンゴル軍は軍事力の割に兵士が少ないと敵国が訝(いぶか)っていました。たとえばモンゴルが1万の兵力で攻…