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テロリズム

社会

テロリズム

てろりずむ

terrorism(英)

ある政治目的のために、手段を選ばず暗殺・暴力行為も辞さないとする考え。

また

暴力行為そのもの、テロ

反体制派によるゲリラ活動・破壊工作を“テロ”と呼ぶことがある。

多くは戦争を行う資金力のない集団が、急進的な政治目的を果たすために行う。

クーデター、革命などの手段として用いられることがある。

戦闘員・非戦闘員の区別が、ゆるく、一般市民に被害が及ぶことが、国際問題となっている。


概略

もともとはフランス革命中の1794年に、ロベスピエールが次のように演説している。

「平時の人民政府が徳を礎とするならば、革命時においては徳と恐怖とを礎とする。徳なき恐怖は野蛮であり、恐怖なき徳は無力である」

この時点ではロベスピエール政府側であり、本来のテロリズムとは政府側が政策への反対を圧するために組織的に行う暴力(恐怖政治)のことだった。

その後、テロテロル)は暴力手段で政府の破壊を企てる無政府主義者アナーキスト)達の方法論を指す語ともなった。

社会矛盾の拡大したロシア帝国ではテロリズムが猖獗を極め、左派の行うテロリズムを赤色テロ右翼や保守的政府の行うものを白色テロと呼ぶことも行われた。

第二次世界大戦後、第三世界ではゲリラ戦と呼ばれる方法論が普及し、一方でテロの標的は政治目標からより脆弱な一般の非戦闘員や純然たる民間施設へも拡大していった。

また、中東においては、イスラエルとの直接戦闘に敗れたアラブパレスチナ)側が様々な外部からの援助を受け、イスラエルを標的とした各種のテロを実施するようになった。

こういった流れの中で東側は世界各地の民族解放闘争(ゲリラ戦)への支援を行うとともに、西側社会をより直接的に脅かす手段として、テロ組織への支援を行うこともあった。本格的な国際テロリズムは文字通り、(核戦争と並ぶ)西側市民の最大の恐怖であり、各国政府は各種のテロ対策を講じることとなった。