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デ・キリコ

Giorgio de Chirico 1888-1978 Italy

イタリアの画家。ジョルジョ・デ・キリコイタリアでは「デ・キリコ」だが、日本では「キリコ」の名で広く知られている。ギリシャテッサリア地方に生まれ、アテネ工芸研究所、ミュンヒェンの美術学校に学び、ニーチェの影響を受ける。1911年から数年パリに行き、アポリネールや、ピカソ、ブラックらキュビスムの画家に惹かれる。イタリアに帰国後、1910年代に、メタフィジカル絵画形而上絵画)を唱えるカルロ・カッラらとともに、不安定な遠近法を多用し密かな不安を宿した静謐な光景や、意外なオブジェで構成された神話の人物など特異な静物画?などを描き、シュルレアリスム絵画の先駆とみなされた。1925年には第一回シュルレアリスム展に参加し、シュルレアリストらに接近し、多くのシュルレアリスト、特にマックス・エルンストルネ・マグリットイヴ・タンギーらに影響を与える。中期以降は新古典主義絵画に転向。晩年には自分が若い頃に描いた絵を自作ではないと否定し、訴訟事件に巻き込まれるなど、物議をかもした。

この項を書くにあたって参考にした文献:西洋美術史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ) , 世界 名画の旅〈3〉


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