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パーミル

[英] permil

パーミルとは千分率のこと。記号はパーセント(%)の分母に0が一つ増えた「‰」で表される。

1‰ = 1/1000 = 0.1%

鉄道用語としてのパーミル…勾配の傾斜度を表わす単位

鉄道では、水平距離1,000mあたりの高低差(m)を指す単位として用いる。互いに金属でできた車輪とレールとの摩擦力(粘着力)のみを利用して走行する鉄道においては、わずかな勾配も列車の運転に影響するため、勾配区間の前後にはパーミルで表した標識が設置されている。

日本国内の自力走行可能な鉄道としては大井川鐵道井川線(南アルプスあぷとライン)の90パーミルが最大で、それを超える勾配は外部動力のケーブルカーしかない。

線路側設備に特殊装備を持たない「粘着運転」式の急勾配としては箱根登山鉄道の80パーミルが最高といわれている。
国鉄線では碓氷峠(信越本線/66.7パーミル/長野新幹線開通時に廃止)、セノハチ(山陽本線/22.6パーミル)などが有名。
現存するJRの路線では40パーミル級が最大(飯田線)と言われているが、そのぐらいの勾配は現在では電車の性能向上により全国各地で数多く存在し、都内の地下鉄私鉄線でも珍しくない。
前述の碓氷峠廃止と同時に開通した長野新幹線では大きく迂回して約30パーミルの連続勾配(局所最大33.3パーミル)を時速200キロで登っているが、それより後に開業した九州新幹線ではそれを上回る35パーミルの連続勾配区間がある。

法令上の勾配

路面電車

路面電車(軌道法によって作られた鉄道)を作るときの規程「軌道建設規程」第16条では原則40パーミル?を超えないことになっている。ただし書きとして特殊な区間は67パーミルまで許されている。

第十六条 本線路ノ勾配ハ千分ノ四十ヨリ急ナルコトヲ得ス但シ特殊ノ箇所ニ於テハ千分ノ六十七迄ト為スコトヲ得

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/T12/T12F00202001001.html

現代文にすると、

第16条 本線上の勾配は、40パーミルより急にしてはならない。ただし、特殊な箇所においては67パーミルまでとすることができる。

路面電車扱いでの急勾配は京阪京津線が知られていて、かつては66.7パーミルがあった。