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パルサー

(一般)
ぱるさー

日産自動車の小型乗用車。

昭和53年から平成12年まで5世代にわたって生産された。

これまでのチェリー*1に替わる新型FF車として昭和53年に初代モデルのN10型が発売。クリーンかつ合理的なスタイリングはヨーロッパ車をモチーフにしたという。発売当初はハッチバック風の4ドアセダンのみだったが、のちに3/5ドアハッチバックやクーペが追加され、昭和56年にはエンジンがこれまでのA型・OHVから新開発のE型・OHCに換装される。

昭和57年に2代目のN12型にモデルチェンジ。「エクサ」のサブネームを付けたクーペはリトラクタブル式のヘッドライトを用いた未来的なスタイリングが話題を呼び、サザンオールスターズの桑田佳祐さんとファッションデザイナーの森英恵さんをCMキャラクターに起用したCM*2でも知られる。…また、昭和58年の保安基準改定によるドアミラー解禁時に、初めてドアミラーをメーカー標準装備したのがこのモデルだった。

3代目のN13型には昭和61年にモデルチェンジ。先代よりヨーロッパ車志向の強いスタイリングとなり、CA16DE型直4・1.6リッターDOHCエンジンを搭載したスポーツグレードには、かつてチェリーに用いられた往年の名グレード「X1」のネーミングが用いられた。

平成2年に発売された4代目のN14型には、シルビア(S13型)やブルーバード(U12型)に搭載されたSR20DET型直4・2リッターDOHCターボを搭載した本格スポーツモデル「GTI-R」が用意され、WRC(世界ラリー選手権)にも参戦した。目立った成績こそ残せなかったものの、さながら「小さなGT-R」ともいえる圧倒的な存在感を見せ付けた。

そして平成7年に5代目のN15型にモデルチェンジ。「セリエ」のサブネームをつけたハッチバックとセダンが用意され、5ドア・ハッチバックには外観をSUV風に仕立てた「S-RV」というモデルもあった。平成9年のマイナーチェンジからは本格スポーツグレードの「VZ-R」が追加された。

カタログモデルの「VZ-R」のみならず限定車*3として、オーテックから発売された「VZ-R N1」という1.6リッターながらカタログ値200PSの最高出力という、数値だけ見れば最強なモデルもあった。

*1:昭和45年から53年にかけて2世代にわたって生産された小型乗用車で、日産初のFF車。

*2:後期型のCMキャラクターは中村雅俊さん

*3:1回目200台、2回目300台限定

パルサー

(サイエンス)
ぱるさー

パルス状の電波を発する天体。

パルサー

超新星爆発の跡に中性子星が残ると、元の恒星の角運動量を引きずったまま半径が著しく小さくなるため、極端に早い自転周期になる*1。このとき、中性子星が元の星の磁場を引きずるため、磁場も高速で回転する。磁極の傾きなどにより磁場が自転にあわせて変動すると、強力な電磁波が発せられる。これがパルサーの原理である。
パルサーの周期は1ミリ秒程度のものから1秒前後のものまでさまざまである。これらは中性子星の自転周期そのものであり、言葉を変えると、1秒間に1000回自転する天体が存在することになる。このような回転を行っても遠心力でばらばらにならないということは、きわめて重力が強いことをあらわす。自転周期から別の方法で推定される半径は1000Km以下であり、異常な高密度であろうことは予想される。このため、パルサーは中性子星だろうといわれた。

パルサーの発見

パルサーは1967年に英国のベルがヒューイッシュの指導の下に発見した。その後、ヒューイッシュはパルサーの発見によってノーベル賞を受賞したが、ベルは選に漏れた。この件はひどく批判され、批判は今も続いている。

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リスト::天文学

*1:フィギュアスケートで、スピンのときに腕を縮めると回転が速くなるのと同じ

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