:作家 :小説家 本名、色川武大。主に麻雀小説を書く場合に使われるペンネーム。色川武大名義よりも認知度は上であるだろう。 徹夜で麻雀をしていたときの「もう朝だ。徹夜だ」という言葉から来たというのは有名な話。 彼の代表作「麻雀放浪記」と西原理恵子の「まあじゃんほうろうき」を間違えて買う人がいるとかいないとか。
但し、阿佐田哲也名義のもの。
阿佐田哲也『麻雀放浪記2 風雲編』を読み終えた。 ここ2ヶ月ほど、小説を読めておらず、流れるように小説を読みたいという気持ちになってきていたので、阿佐田哲也『麻雀放浪記』2巻を手に取りあっという間に巻の後半へ行きそのまま読み終える。 少年マガジン掲載の「哲也」を連載で読んでいたので、ドテ子の懐かしい名前と印象がまた変わる。クソ丸もあんな感じでいたっけかな、とぐろは憶えている。 麻雀のルールは一度勉強しようと入門書を読んで、まったく頭に入らず、自身がプレイするもののの埒外にあるという認識をしているので、役についてはほぼほぼ飛ばして読んだけれど、博打で於いてのみ成立する金と尊厳の渡り合いの会話、思…
ここでは「麻雀放浪記 風雲篇 8巻」が読める電子書籍サイトをまとめています。スマホやタブレットで気軽に読みたい方は、参考にしてください。「麻雀放浪記 風雲篇 8巻」の配信状況私が「麻雀放浪記 風雲篇 8巻」の配信状況を調べたかぎり、2023/10/02時点では以下のサイトで読めるようになっていました。 無料作品配信状況リンクAmazon20,000作品~730円読むebook-japan13,000作品~737円(クーポンで237円獲得)読むまんが王国10,000作品~670ポイント読む ちなみに、上記サイトで見られる他のマンガ作品はこんな感じです。Amazon(Kindle)で読めるマンガ例…
『うらおもて人生録』/色川武大/新潮文庫/昭和62年刊 飲み屋のカウンターで背後を人が通り過ぎる気配がした。カウンターの中の人が「ありがとうございました」と声をかけたが、相手は無言のまま立ち去ったようで、中の人は眉を八の字に下げて呟いた。 「なんでなのかなあ」 ほんと、なんでなんだろう。私が振り返ったときにはもういなかったから、男か女か、若いか年寄りかもわからない。彼もしくは彼女は、別に悪いことをしたとも思ってないだろうけれども、酒場にも士気というものがある。士気を下げるような行いは、やめてもらいたいものだ。 お店の人とそんな話をしているうち、『うらおもて人生録』を思い出した。『麻雀放浪記』で…
こんにちは、ご訪問いただきありがとうございます。さて、最近はすっかり春めいてきて、桜も綺麗に咲いていますね。日中は上着がなくてもいいくらい暖かい日が多くなってきて、僕的には嬉しい感じです。寒いのがダメなので・・・ 本日は、僕の大好きな作家阿佐田哲也さんの著書を紹介したいと思います。「阿佐田哲也」というのは主にギャンブル小説を書く時のペンネームで、本名は色川武大さんといいます。直木賞の作家でも有名な方なのですが、麻雀の腕に関してはものすごい方で「雀聖」とも呼ばれた人です。 阿佐田哲也さんの半生を描いた本も数多く出版されていて、中でもかつて少年マガジンで連載されていてアニメ化もされた漫画「哲也-雀…
麻雀放浪記の世界 今日は読書の話題です。11月17日の『麻雀放浪記』の続き。 この話は冒頭でチンチロリン賭博に明け暮れるアウトローたちの姿が描かれ、主人公の坊や哲が登場する。最初の場面は三人称で書かれているが、坊や哲の登場からは「私」という一人称に変わり、読者は「主人公の哲=作者」という感覚で話を読み進めて行くことになる。 「私」は根っからの博徒ではない。「中学の制服を着たまま、毎日上野へ来て」という描写から、まだ十代後半の若者であることが分かる。また宿無しではなく、帰る家もある。それがチンチロリン賭博で大勝ちしたことをきっかけに博打の魅力にとらわれ、アウトローの世界に入っていく。ここで登場し…
阿佐田哲也 今日はひさしぶりに読書の話題です。 かなり昔に読んだ、阿佐田哲也の『麻雀放浪記』の話。 阿佐田哲也というペンネームは、作家色川武大の麻雀小説用のペンネームだ。色川武大として発表された小説も素晴らしい作品が多く、直木賞を始めとして数々の文学賞を受賞しているが、世間一般では麻雀小説の第一人者として、または伝説的な雀士として、阿佐田哲也の名の方が知られている。 阿佐田哲也の麻雀小説に外れ無し 昭和の麻雀 私が麻雀小説のバイブルともいえる『麻雀放浪記』を読んだのは学生時代だった。昭和50年代半ば。高度経済成長が終わりを告げ、まだバブル景気が訪れていない時代だ。大学入試は一期校二期校時代が終…
こんばんは、Lucyです! 一つ前の記事で宝くじに当たった(少額ですが)と書いたんですが、 その後、コンビニで買ったチョコチップバーも当たりました。 なんだか、何でも当たる無双状態に入ったかもしれないので 明日はロトでも買おうかなって本当に思っています😆 明日の英会話ではもちろん今日宝くじに当たった話を 英語でしてみようと思うんですけど、ちゃんと伝わるかは不明です。 なぜなら「運」についても話そうと思っているからです。 「運」は英語でluck、fortune、chanceと出てきました。 辞書で調べてみるとそれぞれ、 luck---the force that causes things, e…
『雀荘迎賓館最後の夜』大慈多聞 著の紹介です。 ニッポン放送あなたとハッピー!2024年5月2日放送 新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 放送内容 著者プロフィール 感想 雀荘迎賓館最後の夜 放送内容 以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。 ・多聞さんは覆面作家。 ・阿佐田哲也氏の「麻雀放浪記」以来の麻雀小説の新たなる金字塔になる面白い麻雀小説。 ・鼻っ柱の強い大学生が登場し、玄人集団に挑もう…
「土曜ほっと」では毎週100句も読まれたんだから、それこそ猫も杓子も読まれたんじゃないか。あるいは自分の才能をもってすれば当然、読まれただろうと思う人は多いと思う。そういう人がもし我々と同じ挑戦をしたとすると、天狗になっているその鼻を早晩へし折られること必定だ。私がそうだった。2千通を超える応募があるということはここですでに倍率が20倍ということになる。2015年2月末、公開放送に行ってみて痛感した。ものすごい人の波がNHK大阪ホールに押し寄せていた。「こんなにたくさんの人と戦わなければいけないのか。こりゃあ勝てっこない。大変な競争率だ」と腰を抜かしたものだ。 ただしビギナーズラックというのは…
【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【08映画缶】 間もなく開演です!! No.1033 【麻雀放浪記】(1984年作品) ※同時上映【いつか誰かが殺される】 今回はチラシとパンフレットです。 《解説》 本物のろくでなし、あんたに惚れた。 ボスと手下と敵と――この三つの人間関係しかないギャンブラーの世界。そこに友情を求め愛を賭け小さくても独立国であることを望んだ少年がいた。その名は坊や哲。 ――【麻雀放浪記】は敗戦直後の東京の片隅でひたすら麻雀を打ち続けさまざまな勝負師との出逢いでもう一つの人生を学んでいく若者の物語。いわばアウトロー社会を舞台とした《青春記》であ…
色川武大氏の誤字がありました。ご指摘いただきありがとうございます。修正しました。 ようこそ(^^)/ 人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。 さて、みなさんは日本経済新聞を読んでいますか? 管理人は最近はさっぱりです。 しかし、4月1日号だけは、10数年欠かさずコンビニで買うことにしています。 その理由は、サントリーの広告目当てです。 2023年11月23日にご逝去された作家伊集院静さんの「新成人へ」のタイトルのエッセイがすばらしすぎて、毎年購入していました。 www.panpanpapa.com 2024年4月1日号は、残念ながら初めて掲…
*1 競馬を題材にした創作は、何も小説の類に限らずそれぞれのジャンルにすでにそれなりにあるけれども、ギャンブルとしての競馬に合焦したものが多く、また多いがゆえに定番でそれだけ陳腐な定型になってしまっているところがある。織田作のこの作品などは、それら競馬ものの古典のように語られることもあるけれども、その内実はともかく、それら競馬ものの創作という意味では、確かに早い時期のものであることは間違いない。少なくとも、大衆娯楽としての側面から見た競馬という意味では、ある種の原風景みたいなところはあるだろう。 織田作は言うまでもなく、武麟、安吾に太宰、ええい、檀一雄に田村泰次郎に火野葦平に林芙美子に、いずれ…
ムツゴロウ麻雀物語 (中公文庫 は 10-5) 作者:畑 正憲 中央公論新社 Amazon 「ムツゴロウさんはヤバい」ということを知ったのは吉田豪のインタビュー記事を読んでから。幼少期は動物王国を楽しみに見ていたクチで、TVの中でムツゴロウさんは満面の笑みで犬と戯れ、裸馬を乗りこなし、野生動物ににじり寄り(たまに動物から怒られが発生)、孫たちにキラキラネームを付ける、天真爛漫で浮世離れしたおじさん、と長らく思っていたのだ。 そのムツゴロウさんが、雀鬼であることをまだ知らない人もいたりして。 山谷で3日も4日も寝ないで卓を囲んでいたなんてところを読むと、麻雀放浪記じゃん!阿佐田哲也とタメはれる!…
以下、日記です(12万字くらい) 京SFフェスにじフェス紅白と、祭り祭り祭りのひと月でした。 「紅白の日記はイラストなどがなけりゃ分かりにくいだろう」とクリップスタジオを立ち上げたものの3か月進捗ゼロなのであきらめてアップします。また事後UPゆえの後知恵もさしこみます。 それ除き興味ぶかかったのは1219に書いたこと(よいASMR動画は音がいい? 絵と音の連動がいい? 音さえ無くて良い;「貫通耳かき」&「耳内水溜まり」ASMR動画からみる人体の不思議)。パリパリ音を聞きながら食べるとポテチがおいしくなる('08)……じゃあ音が出ない食べ物については?('16)という「音響調味」の更なる成果/活…
「熔果」は「ようか」と読みます。 「熔」は金属を溶かす(熔かす)ということです。「果」は? 結果とか? 持ってる辞書を引いても、ネットで調べても、熟語としては載ってませんでした。 ま、この作品、白昼堂々起こった100キロ5億円の金塊強奪事件で強奪され消えた金塊を追う話なんです。金塊だけに熔かしてしまえますね。 熔果 作者:黒川博行 新潮社 Amazon この表紙の赤い花の色が気になって借りてきたのです。 2021年11月20日に発行されてます。 テレビドラマにもなり映画にもなっている「疫病神シリーズ」の新しいのが出てないかなと図書館の書架の黒川博行の場所を探して、そのシリーズの新しいのは見つけ…
年金生活者はみんな、どうしているのでしょうか? 女性の場合、お友達がたくさんいますからね。娘なんかとも良好な関係であることが多く、コーラスだ、フラダンスだとカルチャーセンターっぽい活動にも積極的に参加するので、結構忙しいんだけど、男性の場合はなかなか。 だから、ぼーっとしている男性の年寄りが多い。何もしなければ、一日はとっても長いですから。 なので、サラリーマンをしていた人たちは、その会社のOB同士が月に一度集まろうじゃないかなんて話しています。 私は群れることが苦手だし、ゴルフもやらないので、そういう塊(かたまり)に対しては線を引いていたのですが、今年に入ってついに誘われてしまいました。平日…
麻雀辞書インストールしました。 suzume.hakata21.com 便利や~ しかし、雀聖は出るけど魂天は出ない!雀聖は阿佐田哲也だからか。
本の買取強化中です。JR小倉駅北口「小倉の古本屋」古書城田 JR小倉駅北口(新幹線口)の古本屋、古書城田です。北九州市内をはじめ福岡県内&近県、本の出張買取、本の遺品整理を行なっています。大量歓迎です。査定無料、出張費無料です。どうぞご相談くださいませ。 (買取専門)090-8839-9159 メール:shirota@mx71.tiki.ne.jp 古物商許可証 [第32483号/福岡県公安委員会] 全国古書籍商連盟北九州古書組合所属 店舗はJR小倉駅北口、徒歩1分の場所にございます。ファミリーマート小倉駅北口店さんのすぐ裏手となります。ご来倉の折は、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 〒…
前回に引き続き…な部分から。確率1/2の賭け事を、延々と繰り返せば、ほぼトントンになる。理屈ではそう。だが、時間の無駄とも思えるが、世の中には、そういう賭け事が好きな人もいる。そういうのをまとめると、ギャンブル好き、ということで。ボクは、理屈至上主義ではあるけれど、ふとそういう気分になることもある。大昔、つきあいたての彼女と、ふと、宝くじを10枚買ったことがある。「宝くじなんて控除率がああ…」と言いそうなボクだがそのときは、「当たったら何か、美味しい物でも食べに行こうか」などと言っていた。単純に、楽しかった…。でもボクは普段は、理を基準として動いていたし、そうすべきと考えていた。あるときからボ…
お金は、扱う額に従って、「資格」が必要となる。「スキル」ではなく「ステージ」とでも言えばいいだろうか?100万円を扱うには、100万円を扱うに足る素養が無ければ上手に扱えない、という考え方。元々ボクは、この考えには否定的だった。お金を扱うのはスキル、技術のはず。そして、10万円扱うのも、1000万扱うのも、必要なスキルはほぼ同じはず。株で、為替で、不動産で、あるいは他の投資でもいい、10万円が増えるスキルがあるなら、1000万だって増やせるだろうと考えていた。ある程度の数学的な基礎と、対象特有の「物を見極める目」があればいいと。でも、落ち着いて周りを見回すと、どうやらそれは間違いのようだ。「バ…
「ギャンブルの王様は何か?」 この質問に、日本最強のギャンブラー阿佐田哲也は答えています。 「競輪」 (ひりつく具合がよいらしいです。運と戦略のバランスが程よいようです。) では、マルクスが一番嫌いな金融商品はなんでしょうかw?それこそ究極の金融商品でしょう。以下参照です。 「(借地農場経営者は)土地を改良し、その生産物を増加させ、土地を単なる物質から土地資本に転化させる。耕作された農地は、同じ自然的な質の未耕の原野よりも、価値が大きい。土地に合体された、比較的恒久的で、比較的長い期間をかけて利用され尽くす固定諸資本も、その大部分が、特定の諸部面では往々にしてその全部が、借地人によって投下され…
うらおもて人生録(新潮文庫)作者:色川武大新潮社Amazon再読中。太く短く生きた色川武大(阿佐田哲也)の人生についてのエッセー。こういう外部の考えが混じっていない天才肌の人生哲学って大抵面白い。無頼派の作家ってだいたい早逝する。中嶋らもとか西村賢太とかたくさん。育ちが悪いのに頭が良く生まれたばかりに結局押しつけられるように名声を得てしまう天才が好きだ。無才の僕には彼らは形而上の存在ですらある。生身の本人が目の前にいたら、実年齢より老けた不気味なオッサン達なんだろうけどね。