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肝油

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かんゆ

クジラやタラ、サメなどの肝臓から取る油の総称。かつて日本人の食生活で不足しがちだったビタミンAやDを補給する手段として広く用いられ、戦後から1970年代後半にかけて学校給食でも出されていた。
味が生臭く苦いため、子どもでも飲みやすいようにと「肝油球(ゼラチン製の硬質カプセルに充填したもの)」や「肝油ドロップ*1(ゼリー状にし糖衣コーティングしたもの)」といった製剤が開発された。

ビタミンAの不足は夜盲症(鳥目)やドライアイの、ビタミンDの不足はクル病(小児の骨軟化症)の原因となる。

*1:現在の原料は、本来の肝油ではなく化学的に合成されたビタミンA、Dが使われる

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