太平の眠りを覚ます蒸気船 阿部正弘は頑張ったけど 黒船の来た時の、幕府の老中首座(総理大臣ですね)は阿部正弘でした。 優秀な人なんです。 25歳くらいから老中になったんです。 将軍は病気で返事できないから1年待ってと言ったら、「じゃあ来年またくるから、ちゃんとしといてね」とペリーは7月に帰っていったのです。 その時の将軍徳川家慶は、ペリーが去った10日ほど後に死んでしまいます。 ストレスがすごかったんですね。 新しい将軍は13代将軍家定。 でも、この新しい将軍、こういう難しい問題の解決に役立つ人ではありません。 老中首座の阿部正弘は、だいぶ困ったみたいです。 幕府の終わりの始まり 基本的に国内…