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昭和電工

サイエンス

昭和電工

しょうわでんこう

英文表記:Showa Denko K.K.

証券コード:4004

昭和電工株式会社は、東京都港区芝大門に本社をおく、石油化学化学品・無機(セラミックスカーボン)・アルミニウムエレクトロニクス製品などを扱う化学工業会社。

戦前は森コンツェルンの中核企業であった。肥料、アルミ精錬を源流とするが、現在は石油化学、特に酢酸系に強い。

エピソード

森矗昶が設立した日本電気工業と、味の素傘下で、やはり森が経営に参加した昭和肥料の合併により、1939年6月に設立された。「昭和電工」という社名は、この両者に由来する。

森と、味の素創業者鈴木三郎助(二代目)は、もともと沃度(ヨード)の製造販売でライバル関係にあったが、森の会社が経営危機に陥った際に鈴木がこれを救済した事から友好関係に転化した。鈴木は森の経営者技術者としての才能を高く買い、自身が設立した昭和肥料に森を参加させた。

1931年4月、昭和肥料は森の指導下で国産初の硫安の製造に成功したが、その数日前に鈴木が他界。森は鈴木の訃報を知って号泣したという。

同社の新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現同郡阿賀町)の鹿瀬工場がメチル水銀を含んだ廃液を阿賀野川に未処理のまま排出しため、流域住民に第二水俣病を発症させた。このほか塩尻粉塵公害川崎公害などの原因企業でもあり、近年は(1980年代末〜1990年代前半)、同社が製造した必須アミノ酸である「L-トリプトファン」を含む健康食品を服用したアメリカ人に大規模な健康被害を出した。

このため、1990年代は巨額の賠償損失に苦しみ、長期にわたって無配が続いた。