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荘園公領制

読書

荘園公領制

しょうえんこうりょうせい

日本の中世における重層的土地支配構造。「荘園」(公家や寺社などの権門が支配した私領)と「公領」(国の役所である国衙の領有地)とに分割領有されており、それぞれの荘園や公領の内部には、類似した支配構造が存在したという見方。歴史学者網野善彦が提唱した。11世紀中後期から12世紀初期にかけて成立し、院政期を通じて発展し、鎌倉時代前後に最盛期を迎えた。その一方で、鎌倉時代には地頭による侵食を受け、室町時代には守護(守護大名)によって蚕食されるなど、武士の進出に伴って次第に解体への道を進み、戦国時代頃までにほぼ形骸化した。最終的には太閤検地で完全に消滅する。