高度成長時代の好景気に乗り、色々な面白い文化が築かれた昭和の後期。 日本で前衛的な芸術が花開いた時代だったと思います。 異なる考えもありますが、個人的には「ルンルンを買ってお家へ帰ろう」を合言葉に新進気鋭のコピーライター、林真理子さんが登場した時に、前衛的で尖った昭和が終わってしまった...と感じました。 ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫)作者:林 真理子KADOKAWAAmazon 当時、20代だった私は「良きも悪しきも、古めかしい感性が『新しい女』として、世間では、もてはやされる時代になった...」と驚きと感慨をもって、ひとつの時代の終焉を感じました。 普通の女性の本音を語るエッ…