ドイツ・レクイエム(Ein deutsches Requiem)
ヨハネス・ブラームスが作曲した宗教曲。オーケストラと、合唱、ソプラノ、バリトン独唱による。作品番号45番。 歌詞は、ルター訳のドイツ語聖書から引用されている。全7楽章。全曲初演は、1869年。
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www.sso.or.jpブラームス生誕190年の今年(2023年)、首席指揮者のバーメルトさんと札響によるブラームスのドイツ・レクイエムの演奏がついに実現しました!はじめに予定されていた2020年から実に3年の時を経て、いよいよ迎えた本番当日。聴衆の期待は大きく、土曜夕公演は9割近い席が埋まっていました。 今回のオンラインプレトークはヴァイオリン副首席奏者の飯村真理さんとバストロンボーン奏者の澤山雄介さんがご出演。楽曲の事のみならず、舞台上ではお互いが遠いお二人のやりとりも楽しいです♪ www.sso.or.jp 札幌交響楽団 第653回定期演奏会(土曜夕公演)2023年05月27日(土)1…
www.ongakunotomo.co.jp 今回ご紹介するのは『《ドイツ・レクイエム》への道: ブラームスと神の声・人の声』西原稔(著) です。2020年9月 音楽之友社。 早速レビューに入ります。以下、ネタバレが含まれます。ご了承頂けるかたのみ「続きを読む」からお進みください。
2022年9月20日 読売日本交響楽団 サントリーホール指揮 セバスティアン・ヴァイグレ合唱 新国立劇場合唱団ファン・スミ(ソプラノ)、大西宇宙(バリトン)シュニーダー 聖ヨハネの黙示録ブラームス ドイツ・レクイエム 記事として書くことがあまり無いので、本当はアップするのを躊躇した公演。それでも「行きました」という記録は残したいと思い、書くことにした。 なぜ書くことがあまり無かったかというと、この日のメインプロのドイツ・レクで、何度となく睡魔に襲われ、集中して聴くことがほとんど出来なかったのだ。 疲れていたのかなあ・・。前日遅くに家族・親戚の一泊旅行から帰ってきた。(F・D・フローレスのリサイ…
初めての方へ👇 gyakkyoujinsei.hatenablog.com 以前、音楽が私の闘病生活にとても貢献してくれているという記事を書いた。 gyakkyoujinsei.hatenablog.com ある日、ブラームスの交響曲第1番 を聴いている時、「これはまさに私が今歩んでいる逆境人生を表現したものではないか!」とひらめいた。 ブラームスの交響曲第1番 ブラームスの交響曲第1番 は今までにも何度か聴いたことがある曲で、暗→明へと分かりやすい変化がある。 ブラームスは、ドイツに生まれ「第2のベートーヴェン」としての存在を望まれながら作曲活動を続けるも、なかなか交響曲を書かなかった。 そ…
昨日は久々の梅唱の練習日。 母対応で12月から練習をお休みしていた。 長く活動をしてきたテナーの方が退職で地元に戻ることになり、最後の練習になるので、美佳先生の提案でスタジオで録音することになった。 彼と若きプリマドンナ萌々ちゃんのカルメンの二重唱、フィンランディア、FURUSATO、ドイツレクイエムの1曲目、フォーレのレクイエムのAnus dei。 盛りだくさんの曲を1時間ちょっとでおさらいして録音。私は練習に出ていなかったので、フィンランディア以外はぶっつけもいいところ。 ドイツレクイエムは歌ったことが無いので、曲が頭に入っていない。朝からYoutubeを何度か聞いて、雰囲気だけはつかんで…
【日時】2024年4月13日 [土] 14:00〜 【会場】東京文化会館 【管弦楽】東京都交響楽団 【指揮】 ローター・ケーニヒス <Profile> 2009~16年までウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めた。アーヘンで生まれ、ケルンでピアノと指揮を学ぶ。1999~2003年までドイツのオスナブリュック歌劇場で音楽監督を務め、03年以降はウィーン国立歌劇場、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミュンヘン、ドレスデン、スカラ座、ハンブルク、ブリュッセル、リヨン等の歌劇場に客演する。モーツァルトからベルクまで幅広いレパートリーで、特にワーグナー、シュトラウス、ヤナーチェクのオペラに力を…
キリスト教徒にとって今週末は聖金曜日~復活祭の重要な記念日になります。 日本では年度末、春の訪れを実感する季節であると共に別れと出会いのある時期です。 先週、中学校の恩師のご逝去がありました―2年生からの担任で音楽の先生であり、私をクラシック音楽の世界に導いて下さり、政治をはじめ社会をどのように見るかなどを教えていただいた人生において大きな影響を与えてくれた方であります。 恩師が亡くなるという事は自分も年を重ね、いつかくるその時に近づいている事を思いました。 その晩にはマウリッツィオ・ポリーニ死去のニュースにも驚きました。 翌日にあった恩師の葬儀の弔問への行き帰り、帰宅してからきいた音楽は恩師…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年3月29日に聴きに行きました、バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲のレビューです。 キリスト教において、毎年3月の後半あたりは受難節と言って、キリストの磔刑(受難)をテーマにした曲が演奏されることが多いです。今年はバッハ・コレギウム・ジャパンはかなり盛沢山に演奏しており、2月の初頭にはバッハのヨハネ受難曲を演奏しています。 そしてこの3月は、マタイ受難曲ということになりました。実は、この受難節におけるバッハの受難曲を演奏するのはバッハ・コレギウム・ジャパンの通例となっており、東京と神戸でそれぞれ演奏会をするのが普通です。私ももう20年位前に聴きに…
混声合唱団コール・ミレニアムのブラームス「ドイツ・レクイエム」終演。井崎正浩マエストロ、ソプラノ #森谷真理 、バリトン #大沼徹、アウローラ管弦楽団と共に作り上げたブラームス。厳かで重厚なレクイエムとなりました。 pic.twitter.com/j55d3aD3ub — ジャパン・アーツ(Japan Arts Corporation) (@japan_arts) 2024年3月23日 「ドイツ・レクイエム」は昔よく所蔵のLPで聴いていました。生の演奏はやはり広がりと迫力があっていいです。森谷真理さま出番が第5曲のみでしたが、合唱を導いてよかったです。マエストロ「教会のステンドグラス」もよかっ…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年3月11日に聴きに行きました、中央大学混声合唱団第59回定期演奏会のレビューです。 中央大学混声合唱団は、「音楽研究会」の中の一団体で、主にクラシック音楽の合唱曲を演奏する団体です。え?クラシック以外は演奏しないんですかって?ほぼそうだと思います。実はもう一つ「こだま会」という団体も同じ音楽研究会の中に存在し、日本の合唱曲などはそちらが担当しています。 c-konsei.lolipop.jp 以前は、「部活動」と「サークル」は分けられていたように思うのですが、現在は一つにまとめられたようです。混声合唱団が所属する音楽研究会は「文化連盟」。私が入っていた…
東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、クラウディオ・アバドが振ったブラームスの「ドイツ・レクイエム」のアルバムをご紹介します。 ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の録音は数々ありますし、このブログでも取り上げてきていますが、今回はクラウディオ・アバドの指揮の物となります。なぜアバドのを借りてきたのかと言えば、その合唱団がエリック・エリクソン合唱団と、スウェーデン放送合唱団だからです。 この二つの合唱団は、合唱界では垂涎の団体です。私自身、スウェーデン放送合唱団の演奏会には足を運んでいます。 ykanchan.hatenablog.com この時も、本当に実力のある合唱団だ…
コンサート雑、今回は令和6(2024)年2月23日に聴きに行きました、オーケストラ・ルゼルの第29回演奏会のレビューです。 オーケストラ・ルゼルは東京にあるアマチュアオーケストラです。東京電機大学のOB・OGたちが2004年に創設しました。 www.lezele.org ボランティア活動もやられているようで、市民オーケストラではないんですが社会と積極的につながる姿勢は好印象です。 さて、このオーケストラ・ルゼル、実は以前からその名前だけは存じ上げておりました。ただ、中大関係ではないので、どうしようかなあと二の足を踏んでいたのでなかなか聴きに行けないオーケストラだったのです。ただ今回、指揮者が橘…
今月のお買いもの、令和6(2024)年2月に購入したものをご紹介します。e-onkyoネットストアにて購入しました、バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハ世俗カンタータの第8集です。 バッハの世俗カンタータも集めると決めて、しばらく放置していたものでした。飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団による「ハイドン・マラソン」が一息つきましたので、何を買おうかな、今回はスキップしようかなと思っていたところ、バッハ・コレギウム・ジャパンのアルバムが目につき、しかも、世俗カンタータでしたので、購入を決めました。ハイレゾflac96kHz/24bitです。 バッハ・コレギウム・ジャパンのアルバムは実はすべ…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年1月19日に聴きに行きました、バッハ・コレギウム・ジャパンのドイツ・レクイエムのレビューです。 バッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートに足を運んだのは、実に3年ちょっとぶりになります。その前は、2020年の年末に第九を聴いたときです。会場はおなじみの東京オペラシティコンサートホール。 コロナ禍でコンサートがなかなか開催できなかったり、私自身が難病になって経済的に苦しくなったこともあり、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会はかなりハードルが高くなってしまったのですが(チケット代が高いため)、しかし今回足を運んだ理由は、そのプログラムがブラームスの「ドイ…
泊まりに来ていた孫達が帰った正月2日、仲良しの従姉妹が訪ねてきた。彼女は家族と同居しているので、音楽好きだが遠慮してなかなかステレオを聴いたりピアノを弾いたりできない。そこで一人暮らしの私の家で、思う存分音楽を聴きたいとのこと。食べる物でのおもてなしは、お互い年のせいで限界もあり、喜んで一緒に音楽を聴くことにした。彼女の持参したDVDは私のプレイヤーがブルーレイ対応でないのでかけられず、私の手持ちのCDの中で選ぶことにした。彼女が選んだのが、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」である。 これは数十年前、名曲喫茶でバリトン独唱と合唱の掛け合いを聴いて惹かれて購入した物で、何年も聴いていなかった。演…
おかげさまで2023年もたくさんのコンサートを聴くことができました。その簡単な振り返りをしたいと思います。 nyaon-c-faf.hatenadiary.com 2023年に聴いたコンサートは全部で55回。お忍びの1つ(娘のピアノの先生が出演されたコンサートで、旧ツイッターでもブログでも一切話題にしていません)以外、54のコンサートはすべてブログにレポートを書くことができました。いずれも大切な思い出で、優劣はつけられませんが、いくつかの視点でまとめてみます。 忘れ得ぬ記念となったのは、名古屋遠征して聴いた2つの公演(「セントラル愛知交響楽団 第196回定期演奏会~春・声~」と「名古屋フィルハ…
2023年も今日大晦日を残すのみとなった。これまで演奏会記録はTwitterにつけてきており、ブログという形で纏めたことはなかったが、今回学生時代最後の年度でもあるし、今年1年についてゆっくり振り返りたく思い、ブログで纏めてみることにした。 今年は海外オーケストラ、国内オーケストラを中心に、55公演に触れることができた。その中でも、特に感動した演奏会について今日は振り返りたい。 今年4月の東京・春・音楽祭、プッチーニ《トスカ》。長年の目標だった「ブリン・ターフェルのスカルピア」を聴けて感無量だった。「これぞレジェンド」と思わせられる圧巻の歌唱だった。 1.海外オーケストラ まずは海外オーケスト…
実直と献身 音楽の構築性と旋律美 メランコリックな魅力も光る! ブラームスの音楽の魅力はその多様性にもあるといえます。 扱ったジャンルもオペラ以外は、ほぼ網羅。変幻自在、重厚な魅力も満載なブラームスの音楽。 今回はブラームスの音楽をジャンル別17曲を選んで紹介です。 ブラームス:おすすめの有名な人気曲17選 交響曲 交響曲第1番 交響曲第2番 交響曲第3番 交響曲第4番 管弦楽曲 ハンガリー舞曲 ハイドンの主題による変奏曲 大学祝典 協奏曲 ピアノ協奏曲第1番 ピアノ協奏曲第2番 ヴァイオリン協奏曲 室内楽曲 ピアノ五重奏曲 チェロ・ソナタ第1番 ヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》 クラリネ…
【主催者言】 キリストの生誕、受難、復活までを壮大なスケールでドラマティックに描いたヘンデルの傑作オラトリオ「メサイア」は、世界でもっとも愛されるクラシック音楽とも言われます。大塚直哉による指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、古楽界を担うソリストと県民合唱が歌いあげる、希望に満ちた「メサイア」にご期待ください 【日時】2023.12.10.14:30〜 【会場】神奈川県立音楽堂 【曲目】ヘンデル『メサイヤ』 【管弦楽】神奈フィル 【指揮】大塚直哉 【チェンバロ】廣澤麻美 【オルガン】徳田佑子 【合唱】 神奈川県合唱連盟/音楽堂「メサイア」未来プロジェクト合唱団 【合唱指揮】岩本達明 【ソリス…