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2012-07-12 学校がいじめを隠ぺいする本質的理由

[]学校がいじめを隠ぺいする本質的理由〜教育現場に成果主義を導入した悲惨な結果 09:21



 ついに滋賀県警察本部は、生徒が通っていた市立中学校と、市教委事務局が入る市役所(同市御陵町)を強制捜査いたしました。

「いじめ」で強制捜査は異例

7月11日 21時35分

滋賀県警察本部は、男子生徒が受けたとされるいじめと自殺との関連について究明すべきだとして中学校などに捜索に入りましたが、生徒の自殺を巡って中学校に強制捜査が入るのは異例です。

(後略)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120711/k10013516831000.html

 教育現場への警察介入には異論もあることは承知ですが、アンケート結果を公表しないなどの一連の学校側・市教委の不誠実極まりない隠蔽体質を考えると警察の介入は止むを得ないことと、支持いたします。

 正直、文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校という中央集権的ピラミッドの教育行政の人達にまかせても自己保身に走ってばかりで真相究明に至るとは到底思えません。

 なぜ、彼ら、学校、教育委員会はここまで醜い自己保身、隠蔽体質を晒し続けるのでしょうか。

 今回のいじめ自殺事件を通じて日本の教育行政の「いじめ対策無能」問題を過去の数値データをもとに、徹底的に検証いたしましょう。

 ここに文部科学省が作成した調査レポートがあります。

平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について

平成23 年8 月4 日(木)

文部科学省初等中等教育局児童生徒課

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/08/__icsFiles/afieldfile/2011/08/04/1309304_01.pdf

 このレポートから過去26年間(昭和60年〜平成22年)における我が国の小中高におけるいじめ件数の推移をグラフ化してみます。

■表1:いじめ事件件数推移

年度60年度61年度62年度63年度元年度2年度3年度4年度5年度6年度
総件数155066526103506729786290882430822062232582159856601
7年度8年度9年度10年度11年度12年度13年度14年度15年度16年度
60096515444279036396313593091825037222052335121671
17年度18年度19年度20年度21年度22年度
20143124898101097846487277875295

■図1:いじめ事件件数推移

f:id:kibashiri:20120712075109j:image:w640

 上図で2箇所で折れ線グラフが切れていますがこれは、平成5年から平成6年に掛けてと、平成17年から平成18年にかけて、いじめの調査方法・アンケート方法が大きく変更になったことを意味しています。

 さてグラフで水色に示されているいじめ件数の総数の推移に注目してください。

 3箇所で大きくいじめ件数総数が対前年度に比較して激しく変動していることが見てとれます。

 1箇所目は、昭和60年度から昭和61年度に掛けてです、15万5066件から5万2610件に三分の一に激減しています。

 2箇所目は、平成5年度から平成6年度に掛けてです、2万1598件から5万6601件に2.5倍に激増しています。

 3箇所目は、平成17年から平成18年に掛けてです、2万0143件から12万4898件に6倍以上に跳ね上がっています。

 2箇所目と3箇所目は調査方法が大きく変更されたタイミングと重なっていることも留意ください。

 さてこのグラフに3つの象徴的な悲惨ないじめによる自殺事件・死亡事件を重ねるとある事実が見えてきます。

■図2:いじめ事件件数推移と象徴的ないじめ事件の関係

f:id:kibashiri:20120712075125j:image:w640

 起こったことを時系列にトレースしておきます。

 昭和61年2月1日、岩手県盛岡市の駅近く男子トイレで東京都中野区立中野富士見中学2年生男子が首をつり自殺します。

(遺書)

 家の人、そして友達へ

突然姿を消して、申し訳ありません

(原因について)くわしいことは●●とか××とかにきけばわかると思う

俺だってまだ死にたくない。だけどこのままじゃ「生きジゴク」になっちゃうよ、ただ、俺が死んだからって他のヤツが犠牲になったんじゃいみないじゃないか、だから君達もバカな事をするのはやめてくれ、最後のお願いだ。

 10月上旬、「ふざけ」が急速にエスカレートし、顔にマジックでヒゲを書かれ、廊下で踊らされ、服にマヨネーズを掛けられます。

 11月には2日にわたってクラスメイトや教師も加わって「葬式ごっこ」が行われています。

 1月の始業式では10人ほどのグループにひざ蹴りやパンチなど暴行を加えられ、靴を便器に投げ込まれます。

 この事件は大きく報道され、「教育委員会・学校は何をしているんだ」と世論から激しい怒りとともに大批判が起こります。

 すると文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校という中央集権的ピラミッドの教育行政機関は、号令一下、いじめ撲滅を強化、昭和61年度の報告ではグラフの通り、いじめ件数は前年度比三分の一に激減することになります。

 その後いじめ件数は平成5年度の2万1598人にまで、統計上は減り続けます。

 2万1598人という数字は全学校数の半分ほどです。

 つまり2校に一校は年間を通じていじめ発生はゼロであったと報告している状態です。

 ところが、平成5年に山形県新庄市でいじめを受けた男子生徒が体操用のマットに押し込まれて死亡した事件が起こります。

 あまりに悪質で残忍な行為から、警察が同じ学校の複数の生徒を傷害致死などの疑いで逮捕したり補導したりした先駆けとなる事件でありました。

 教育行政はまたしても世間から激しい批判を受けます、「統計数字はぜんぜん現状から乖離しているのではないか」「文科省のいじめ調査はザルではないか」と批判され、教育行政はこの年大きく調査方法を変更いたします。

 翌年、いじめ件数は2.5倍に膨れ上がります。

 これからのち、数年後に文科省は「いじめを五年間で半減を目指す」という目標を掲げます。

 答申自体は以下で公開されていますが、確かにこの中で具体的な政策目標の例として、いじめ、校内暴力の五年間で半減を目指すと明記されています。

新しい時代にふさわしい

教育基本法と教育振興基本計画の在り方について

(答 申)

平成15年3月20日

中央教育審議会

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/030301.htm

 各校校長に今年度のいじめ件数を報告させ合わせて次年度のいじめ件数の「目標数値」を提示させると言う「成果主義」を導入するのです。

 結果、いじめ件数の報告は暫時減り続け、平成17年には2万0143件にまで減り続けます。

 またしても2校に一校は年間にいじめ発生がゼロという状態に報告書上はなります。

 当然ながら多くの学校が次年度のいじめ件数の「目標値」はゼロといたします。

 平成17年、大阪府富田林市立第一中学校1年の女子生徒がいじめが原因で自殺をいたします。

 北海道の中学でも同様にいじめによる自殺が発生いたします。

 文科省のレポートでは何年もいじめによる自殺は発生していないと報告されていたのにです。

 「成果主義」による虚偽に近い報告に基く統計数値はまたしても現状から乖離していたのです、世論から大批判を受けます。

 文科省は調査方法をまたしても全面的に改正します。

 翌年、いじめ件数は2万0143件から12万4898件に6倍以上に跳ね上がります。

 そして報告書上はいじめ件数は暫時減り続ける中で、今回の事件が発生したわけです。

 ・・・

 こうして過去の数値で検証する限り、文科省の統計数値が正しく学校現場におけるいじめの実態を反映しているとは、到底思えません。

 象徴的な事件が発生すると翌年件数が三分の一まで激減したり、調査方法を変更すると翌年6倍以上に件数が跳ね上がったり、どう考えても数値は統計的意味を有しているとはいえない、少なくともいったん増えた件数が毎年ほぼ減り続け事件が発生すると跳ね上がると言う繰り返しは、世論を意識してのかなり恣意的なデータの隠蔽が起きていると解釈せざるを得ません。

 ・・・

 まとめです。

 平成18年の毎日新聞記事から(リンクは切れています)

いじめ:「教育委員会は役立たず」中学校長が本音語る

 学校現場はいじめになぜ向き合わないのか。東京都内の現職の公立中学校長が、多数の都道府県に広がりつつある「成果主義」に近い人事考課制度も原因になっていると本音を語った。人事評価でバツがつくのを恐れる「事なかれ校長」がおり、そんな校長から評価される教員たちも委縮する−−との指摘だ。文部科学省の統計で「いじめ自殺ゼロ」が続いてきたが、いじめを報告し難い背景が浮かび上がった。【井上英介】

 いじめ報道を受けて取材に応じた東京都内の公立中学校長は、「親に対し、いじめがあったとはなるべく認めたくない。教育委員会にもできれば報告したくない。報告しても問題の解決には役立たない」と本音を打ち明けた。

 親に認めたくない理由は、いじめる側もいじめられる側も教え子で、一方の言い分を重視するともう一方の親から激しいクレームを受けることがあるため。自ら生徒指導の怠慢を認めることにも等しく、訴訟となった際に不利になることも懸念されるという。

 一方、教委に報告したくない理由は、いじめを報告すれば、生徒の学校生活の状況や指導方法などについて膨大な調査が学校に課され、肝心の生徒指導がおろそかになるからだ。また、人事評価への悪影響を心配し、報告を嫌がる校長や教頭も多いという。

 都教委や都内市区町村教委は95年度、都の管理職に適用された人事考課制度をそのまま教育管理職(校長、教頭)にまで広げ、評価によって給与に差をつける制度を初めて導入した。一部を除く大半の道府県教委が採用する。

 都教委の現行ルールは校長、教頭をA〜Fの6段階で相対評価し、定期昇給額について、評価A(上位10%の校長ら)では50%アップさせ、D〜F(下位20%)は昇給を25〜100%カットする。

 校長は「いじめや不登校の件数を多く報告すれば『学校経営能力』にバツが付き、相対評価が下がると言われている。考課制度は教委の顔色をうかがって現場に教委の方針を伝える『ヒラメ校長』を増やすだけ。教育現場にこれほどなじまないものはない」と嘆く。

 一方、考課制度について都教委は「年度当初に決める目標の達成度を測るもので、教委の一方的評価ではない。『いじめ解消』を掲げて実現できなければ考課に反映される。だが、例えば前年までいじめゼロだった学校が真摯(しんし)な調査で多数のいじめを報告したとしても、それで評価が下がるというのは誤解だ」(職員課)としている。

毎日新聞 2006年11月15日 3時00分

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061115k0000m040157000c.html

 東京都内の公立中学校長が「親に対し、いじめがあったとはなるべく認めたくない。教育委員会にもできれば報告したくない。報告しても問題の解決には役立たない」と本音を打ち明けたそうでありますが、「いじめや不登校の件数を多く報告すれば『学校経営能力』にバツが付き、相対評価が下がると言われている。」とは、いじめられている子供やその親からすれば無責任にもほどがある呆れた「本音」なのであります。

 しかしながら事態が深刻なのは、そもそもこのような事なかれ主義の教育行政は、この中学校長から「役立たず」と名指しされている「教育委員会」も、事なかれ主義そのものであり自分たちの評価が落ちないように「臭いモノには蓋をする」体質なのであります。

 過去に起こっていることを検証する限り、私は文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校という中央集権的ピラミッドの教育行政の人達では、いじめ問題を解決することは不可能だろうと考えます。

 調査方法や報告内容をどんなに改良しても、彼らは結局は自分の点数を下げないために「いじめ」を隠してしまうのです。

 諸悪の根源は「5年間でいじめを半減する、そのために(いじめ件数の来年度の)目標を提示させる」という「成果主義」にあると考えます。

 教育と言う現場に、しかも「いじめ」という深刻な犯罪的行為の抑制に、安直な「成果主義」を導入しても問題の解決にはならないことはこの26年間に起こっていることが証明しています。

 教育行政がこのような体たらくである以上、残念ですが警察の介入はやむを得ません。

 犯罪事件として加害者生徒、教員、教育委員会も含めて、関係者に厳しい捜査を警察によって断行していただくしかありません。



(木走まさみず)

TakahashiMasakiTakahashiMasaki 2012/07/12 10:23 男子問いrウェで <- 「男子トイレ」?

kibashirikibashiri 2012/07/12 10:26 TakahashiMasaki様
>男子問いrウェで <- 「男子トイレ」?
ご指摘ありがとうございます、早速訂正しました。

通りすがり通りすがり 2012/07/12 13:29 いろんなケース・パターンがある中で、1つはエエとこの坊ちゃん、お嬢ちゃんというのはないでしょうかね。
社長の子供には、やっぱり、個人的に気をつかいますし。
地域社会に対しても気をつかわなければいけないとなれば、ヒラの教員は手を出せないですよ。
昔に読んだ「『甘え』の構造」を思い出すことが多い昨今です。
もう、ベタベタ関係の効用を期待するのも限界でしょう。

ff 2012/07/12 13:55 私も学校・教育委・文部科学省がいじめを防ぐのは構造的に無理があると思います。
よく先生が悪い、どこが悪いといいますが、どんなやる気のない無能な人達に運営されていようが、いじめが起きにくいシステムじゃないとだめじゃないでしょうか。

bushimichibushimichi 2012/07/12 15:19 前提が間違ってると思いますね。
「いじめ」を基本的にあるものだとして、
どのくらい「いじめ」を防いだり、解決したかを評価の対象にしたほうが良い。

すべての人間がいい人だ!と同じくらい、
うちの生徒にいじめをする子はいない!という主張は無理がある気がします。
また、いじめられたほうがいじめられたと認識すればすでにいじめなので
加害者側の主観はこの場合は問題ではないですしね。

なので、外部の機関が定期的に学校の生徒にアンケートやヒアリングをして
実態の調査を常にやり続ける努力が必要。
そのために自治体は予算をつけるべきだし市民は地域ぐるみでの対策に本気になるべき。

ismaelxismaelx 2012/07/12 18:44  
いじめ件数については、いわゆる警察の犯罪認知件数で、先生や校長が報告すればカウントされるという恣意的なものですから、あまり意味がないともいえます。つまり、いじめがあっても報告しなければいいのですから、考課に影響があるので萎縮しているというのはウソ、怠惰の言い訳です。

ですからカウントされるかどうかは実は問題ではなくて、シビアないじめ事件に対して先生や校長が真摯に対応しているかどうかのほうが問題です。

「文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校という中央集権的ピラミッド」という点には違和感があります。というのも誰もいわゆる「下」に対して「命令」できません。ピラミッドではなくて、どちらかというとみんな横並びで、極端に言えば「上の指示」をごまかしてもかまわない構造です。そういう構造ですから、どこにも最終的な責任者というものがいません。命令とその責任は一体のものです、命令がないので責任もありません。

今回の事件でも、担任の先生や校長がでてきません。責任感のない人らが「教育」をしているわけです。教育が劣化していくのも尤もかなと思います。

ion2011ion2011 2012/07/12 20:41 昇進のために隠蔽というより、問題事に関わらないため傍観の態度を取るのは日本人の悪癖だからどうしようもない気がします。

学校は社会の縮図なので、社会で同様の問題の解決方法を学校教育にも持ち込めばいいと思います。
つまり改善すべき隠蔽体質を抑制するために、企業のように内部告発制度を確立すればいいと思います。
今回の少年も最後にメールで自殺連絡してきたけど、小中高校生にも利用しやすいメールやネットから始める内部告発制度が整備されれば本人やいじめを嫌と思う周囲の誰かが利用していたと思います。
内部告発の結果で過度と判断された場合は、いじめた側が強制的に転校させる制度を構築し、いじめる事が自分の人生へのリスクが高すぎると判断できるようになれば、社会人でセクハラが減ったようにいじめも減ると思いますが。
馬鹿な子供もいるだろうから嘘の報告は罰するなど、細かい部分を決める必要もあると思いますが、基本は内部告発の制度構築でいいと思います。

エントリ主の発言に全く賛同出来なかったので、持論を展開してしまいました。悪しからず。

koma2ugkoma2ug 2012/07/12 21:35 日本の組織に適合するための人材を育成する方針の中に、
「いじめをうまくかわすことができ、
 いじめを見かけても傍観してやり過ごすことができる能力の育成」
というのがあるんです。

ほら、貴方の周りにそんな能力に長けた人がいっぱいいるでしょ?
日本的組織を運営するには、
そんな人材が多数を占めることが不可欠なんです。

(もちろん皮肉です。念のため)

poppop 2012/07/12 22:00 加害者、教師が在日。言いたい事はそれだけで十分。

totsuka14totsuka14 2012/07/12 22:09 成果主義・数値目標がこのような結果を招いた,外部の調査が必要との趣旨にはおおいに賛同します.
ただ,特に今回の場合警察がそれを行うことは疑問です.なぜなら,「被害届を受理しなかった」という事実からこの件において第三者にはなりえず,恣意的な調査をするおそれがあるからです.極端な話ですが,桶川ストーカー殺人事件のように警察が自らの失態を隠すために主犯格の生徒を「自殺した」として処理しかねません.
社会全体が犯人を捜して私刑を加えようとしている現状で強制捜査となれば,必要以上の厳罰のほかに冤罪も作り出すのではないかと恐れています.

j_whiskeyj_whiskey 2012/07/13 01:03 >pop
基地外は外に出てこないでください。

ああああああ 2012/07/13 11:45 データ大変勉強になりますが、
巷にあふれる情報から考える限り、(それが事実かどうかは自分にはわかりませんが)
今回の件はかなり特殊なケースのような気がします。
むしろこのようなデータは問題の本質を失わせかねません。

加奈子加奈子 2012/07/13 15:19 男子中学生が、自殺をしたことは非常に残念な事です。学校も教育委員会も最初から本当の事を伝えて欲しいです。警察が中学校の家宅捜査をするなんて、人事られません。悪い事を隠そうとするところから、直していくべきじゃないのかと、思います。

PTA会長PTA会長 2012/07/13 15:41 教育委員、学校教師の子息がいじめにあって、万が一にも自殺などという不幸な状況にならないと、自分自身の身に火の粉が降りかからないかぎり、教育現場は変化しないのだろうか。

成果主義とは、成果を真摯に求めた失敗が成果であって最も評価されるで、偶然の成功例や数字だけでみるのは愚の骨頂であることくらい、一般企業では既にみんな知っている。

教育現場だけが、時代錯誤で一般的な時間軸から逸脱しすぎているのはもはや明白。

そういう意味では、警察介入はインパクトがあるのではないだろうか。更に、そういう事態になるような教育現場であったとことを、保護者が真剣に考えれば教育現場が少し締まるのかもしれない。

いいいいいい 2012/07/13 15:46 まず、数字って当てにならないですよね。交通死亡事故の減少は、死亡原因が交通事故によるものかどうかですが、事故がおきてから何時間以内という定義があるそうです。医療技術が発達し、事故発生から定義時間を過ぎて死亡が確認された場合は、交通死亡事故には入らないようです。
いじめに関しても、その都度定義が変わったら数字を取り比較すること自体に何の意味も持たないではないのでしょうか。
また、教育に関しては、制度の問題ではなく社会の問題だと思います。たとえば、たとえば上記の毎日新聞の引用には『学校経営能力』と有りますが、生活していくうえで必要な人格や知識を形成するのが本来の学校であり、そもそも学校に経営能力は必要ないと思います。
このような誤った視点から報道をするマスコミを国民が鵜呑みにし、社会全体が誤った方向に向かうのではないでしょうか。

るろうにんるろうにん 2012/07/13 16:26 いじめ件数についてのデータは興味深いですね。
教員や教育委員自身の評価制度の欠陥は火を見るより明らかですが、いじめを解決したことを評価できるような制度に変わって行く事が急務です。

しかしその為には、教師がいじめと対決するに必要なバックアップと、社会的なコンセンサス(社会全体として、いじめをなくしていこうとする姿勢)が不可欠なのだと感じました。

fataemi2028fataemi2028 2012/07/13 16:58 いじめ件数の報告で考課する制度が隠蔽やことなかれ校長を生む元凶になると思う。いじめがあったからといって先生の評価の対象にするのは間違いと思う。件数でなく対処の仕方やいかに迅速に対応したかを評価すべきである。また事の重要さによってとか、先生の手に負えないことは警察の手を迅速に借りる判断を下すことも評価に加える。いじめをなくする成果主義は即刻止めるべきです。又警察の手を借りたからといって評価を下げる事も即刻止めたら良い。

fataemi2028fataemi2028 2012/07/13 16:58 いじめ件数の報告で考課する制度が隠蔽やことなかれ校長を生む元凶になると思う。いじめがあったからといって先生の評価の対象にするのは間違いと思う。件数でなく対処の仕方やいかに迅速に対応したかを評価すべきである。また事の重要さによってとか、先生の手に負えないことは警察の手を迅速に借りる判断を下すことも評価に加える。いじめをなくする成果主義は即刻止めるべきです。又警察の手を借りたからといって評価を下げる事も即刻止めたら良い。

McLeninMcLenin 2012/07/13 18:47 木走さんは、中央集権的な教育行政では駄目だとおっしゃりたいようですが、
じゃあ地方分権的なら解決できるというのですか?

いじめグループが地域ボスの子弟だったらどうなるんです?
金田一耕助が何度も出張した山村や離島みたいな場所だったら?

成果主義がいけない、問題を表面化した人間はむしろ評価すべきというのには同意しますが、中央集権がいけないというのがよくわからない。

不良番長不良番長 2012/07/14 09:12 >成果主義・数値目標がこのような結果を招いた
まさにその通りです。いじめを報告すると膨大な調査報告が来る都教委。いじめ件数目標をゼロと書かないと受け取らなかった新潟市教委など、いじめを報告するなと言わんばかりの体質が隠ぺいを招いたといえます。石原や橋下のような教育行政が進めば、ヒラメ校長、もの言えぬ教師が増えますますいじめがはびこる気がします。

成果主義?成果主義? 2012/07/14 11:45 「成果主義・数値目標」が問題との傾向がありますが、「監査」さえしっかりとやっていれば、問題にはなりません。
報告書は現状をありのままに記することが前提であります。
「石原や橋下のような教育行政」と言う人もいますが、方法の問題です。
虚偽の報告に対しての処分を重くすることです。
これ「当たり前の事」ですよ。

現場の教師から現場の教師から 2012/07/14 21:30 管理人さんと同意見です。読売新聞によると保護者から「うちの子が自殺したらどうするんだ」とか激しい抗議が来て学校が調査に及び腰になったそうです。虫を食わされたとか預金を取られたとかひどい暴行を受けたとか、そういうことをする生徒だと、学校や教委が調べても本当のことは言わないでしょう(この学校を擁護するつもりはありませんが)。教師は捜査のプロではありません。無理をすれば体罰だとか人権侵害だとか開き直られるのが落ちでしょう。真相を究明するには警察が捜査するのもやむをえないと思います。(残念ですか゛)

ト 2012/07/16 03:54 現場では現場にしかできないことがあるし、上層部には上層部にしかできないことがあるんだけど、その辺が日本では上手く機能していない。上層部は単に天下りか下積みのアガリでしかなく要するに名誉職化・権益化してプロフェッショナルは居ない。予算も人材も碌な指針もなくただ「無くせ」とそんな戦略レベルの無理難題を上層部に言われても戦術しかとれない現場は困るだろう。戦術レベルで神や匠クラスがゴロゴロ居ても結局消耗して、違う方向に才能を発揮せざる得なくなるんジャマイカ?兵隊ヤクザみたいに。

Oribe012Oribe012 2012/07/23 16:34 問題の原因は複雑で、対策も難しい問題です。効果的な方法の一つは教師に対するいじめ対応研修、あるいは教職課程の中にいじめ対応指導をしっかり組み込むこと。教師がどう対応していいのか分からなくて困っているような印象を受けます。学校にカウンセラーを導入することも必要でしょう。要するに政府は教育にもっとお金をかけなければいけないということです。日本の教育は他の先進国に比べ実に安上がりになっている。このたびの惨事でも和解などせず、裁判で文部科学省の責任を追及し、勝訴すること。そこで初めて政府も本気になってくれるのではないでしょうか。

うんざり君うんざり君 2012/07/23 17:18 >成果主義・数値目標がこのような結果を招いた
左さん、教組の構成教員たちの多い論法ですね。石原・橋下憎しの公務員労組サヨク連中がまたぞろ教育改革つぶしに動いているような印象です。この手の隠ぺいはどこの組織でもあり得る事ですが、教職・教育(文教行政)の世界は特に閉鎖的。最近の成果主義の導入とか教員の再教育とか何とか無くても隠ぺいやもみ消し、黙認なんて10年前から日常茶飯事です。問題は不透明で閉鎖的な人事制度や、責任と命令権者の所在がはっきりしない学校への指導・監督制度にあると思いますし、それを変えるには戦後の教育制度の根本的な改定が必要です。まあそろそろ、この手の議論のすり替えが出てくるだろうとは思っていましたが、やっぱりですね。

うんざりにうんざりうんざりにうんざり 2012/07/23 17:37 またイデオロギーですか。自衛隊内でもいじめ自殺が多いのに何も解決しない防衛省に文句言ったらどうですか。大人になってまでいじめやってるのは、左翼嫌いのアメリカの軍隊でも起きていて、問題になってますよ。アメリカの精神科医の数と患者の発生率ご存知ないのでしょうね。
いじめにイデオロギーを持ち込みなさんな。人種や国境を問わず、なくなるわけがない。発生したら減らすにはどうしたらよいか、なのです。
成果主義で、過労死問題が悪化したりうつ病が増えているのと根っこは同じ。子供の社会は、大人の社会の鏡なのです。

現実現実 2012/07/23 18:11 完璧な制度が無いのは当たり前だが成果主義、数値目標がこの結果を招いたワケじゃない。
まず何を成果とするのか。イジメの報告数が多い校長を評価すれば些細なイジメすら報告が上がってくるし
そのイジメの継続的解決も評価の対象にすればいい。その監査はもちろんその学校の父兄が行えば学校内外の
情報共有、教員と父兄の連携等イジメ発見、撲滅もやりやすくなるだろう。
もう一度言うが数値目標、成果主義がわるいのではなく制度管理者がアホなだけ。

現実現実 2012/07/23 18:18 書き忘れ。
学校の父兄による監査結果はもちろん全国へ公開する必要はある。
プライバシーは無くなるがその結果ハイリスク過ぎてイジメなんてできなくなるし
イジメをしないように親もしっかり躾けるしね。
それができない人たちは最終的には社会から弾かれることにはなるかもしれない。
広義なイジメともとれるが自然淘汰とも言える

単に批判したいだけじゃないの?単に批判したいだけじゃないの? 2012/07/23 18:59 制度の問題?なに笑わせるの。そこまでして問題を捻じ曲げて楽しいですか?
教師の質が悪いから、問題を見逃してこういう結末にいたったんじゃないの?そこは無視?
まず日教組から解体すべきだよね、こうやって囲い込む体質を作った本丸を。
異常なのは教師達です。成果主義ではなく、教師そのものが悪。
ネットを使った偏向操作はやめたらどうですか?みっともないですよ。

うむうむ 2012/07/23 23:12 私の住んでいる都道府県は、
いじめの認知数(率?)は日本一らしいです。
ちなみに勉強も運動能力も全国トップレベルです。
それが本当なら、とても誇らしいです。

ローリング肉球ローリング肉球 2012/07/24 06:06 コメント欄を見ていると,議論が横滑りしていて。自分の意に添わないコメントが出るとすぐに「偏向」「イデオロギー」「左」「日教組」「自衛隊」ってうんざりです。
とにかくいじめにかんしては関与している変数が多すぎる。警察介入が是かどうかは保留したいが,確かに教育行政・学校当局バッシングだけで解決する問題ではないことは確か。
個人的に,究極的な解決策は閉鎖的な「学級王国」の解体しかないと思っている(つまりクラス編成という発想をなくすことですね)。
あとナイーブに体制がどうのこうのと言っている方がいますが,再帰的に自分に降りかかってくることでもございますぜ。

万能な成果主義はない万能な成果主義はない 2012/07/24 11:14 関与している変数が多い、という意見には同意します。しかし、管理の問題というが、成果主義も万能ではないのは社会人ならむしろわかるのでは。査定項目を作ったところで、それを評価する人間が全て万能ではないのだから。
成果をもとめた結果も評価されるのは、一部の企業の一部の管理職だけ。全ての企業においてそれをやっているなら、過労死やうつ病が過去に比較して何倍もの数で出ますか?あなたこそ、現実を分かっていない。
また、いじめ報告件数を評価というのはおかしい。極端な話、いじめがたくさんある方が良い、の数値になってしまいます。
人口の多少でも構成でも地域の産業構造でも、いじめの質や内容もまたそれは変わってくる。それを評価の対象にするなんて論点がめちゃくちゃ。発生件数は発生件数であって、評価はそれにどう対処し、どういう課程で改善されたかの方が大事。つまり、解決した数と中身を評価して、全国で情報共有すべき。
万能な管理者はいませんね。
また、横滑りとおっしゃる方こそイデオロギーや体制に若干の固執があるように見受けられます。左だろうが右だろうが資本主義だろうが社会主義だろうが先進国だろうが途上国だろうが、内容と質は違えど、いじめは存在すると言ったつもりでしたが、伝わっていなかったようです。

運用の問題。運用の問題。 2012/07/24 19:35 日教組とかそういうことかくと執拗に批判したり議論が横滑りとかなんとかいって話題をそらそうとか必死すぎですね。
子どもの身近にいる大人=教師であって、それを束ねているのが日教組。先生を評価して云々言うけど、それを評価してるのが日教組の先生(笑)ですよ。
いじめは見てみぬ振りしてゴマすりばかり。訴訟になったら責任逃れに鼻歌歌って全校集会欠席ですか、それで教師?人間未満ですね。
いじめを発見したり解決したら評価すればいいのに、いじめがあったら減点となるような運用方法を取ったことが問題であり、成果主義自体が問題じゃない。評価の尺度を決める権限を持ってるくせに、制度が悪いとか何様だよ。
だからこそ大元の日教組を批判して解体しろっていってんのに何がおかしいの?問題の元を断てば一番の特効薬でしょ。
そんな質の悪い教師ばかりだから公立学校よりも塾や私立のほうが質が高いって言われるんだよ、気づけ。
イデオロギーとかすぐ決め付けるけど、そういう見方するほうが偏ってるんじゃないですかね?

先生より(東京)先生より(東京) 2012/07/29 17:33 生徒が「非を認めない。」=「親も認めない。」どんなに事実があっても、「俺はやってない!」=「うちの子は家ではやさしいんです。」のように子供の「ゆがみ」について、保護者が責任をとれない。声が大きく、非論理的に感情を露わにして挑んでくる保護者がいるのです。
やくざを怖がるように、学校の中で乱暴者が隙を狙っていじめているんです。やくざのように「因縁をかけ」都合が悪くなれば「証拠は?」と「誰かみてたのかよ。」=「俺が話すからあわせろ。」というような図式で、加害者の人権というくだらないものが、我々を無力にしています。
非暴力で、指導したいですが、やくざ相手では、戦いにくいのが現状です。

先生より(東京)先生より(東京) 2012/07/29 17:33 生徒が「非を認めない。」=「親も認めない。」どんなに事実があっても、「俺はやってない!」=「うちの子は家ではやさしいんです。」のように子供の「ゆがみ」について、保護者が責任をとれない。声が大きく、非論理的に感情を露わにして挑んでくる保護者がいるのです。
やくざを怖がるように、学校の中で乱暴者が隙を狙っていじめているんです。やくざのように「因縁をかけ」都合が悪くなれば「証拠は?」と「誰かみてたのかよ。」=「俺が話すからあわせろ。」というような図式で、加害者の人権というくだらないものが、我々を無力にしています。
非暴力で、指導したいですが、やくざ相手では、戦いにくいのが現状です。

親の気持ち親の気持ち 2012/07/30 01:22 いじめを無くすことより
いじめられてる子を救うことを考えてほしい。
いじめで悩んでいる子供が一番望んでいることは
劇的に環境を変えてほしいということ。
それを大人たちは考えてあげるべき。
出来ることはあると思う。
転校とか、留学とか前向きになれる逃げ道を
選択できるシステムがあれば、命は守れるんじゃないかな。

ゆーすけゆーすけ 2012/08/05 12:19 教員と会社員は違う。ゆとり教育といい、成果主義といい、最初から失敗することが容易に予測できることを簡単に実験する神経が信じられない。

なんだかなあ?なんだかなあ? 2012/09/13 23:45 いじめは、学校だけの問題ではなく、子供の教育って観点では、親の責任は大いにあるはず。親のクレームがどうのっていう、校長のコメントがあったけど、学校に責任転嫁する親の無責任が、いじめを生む元凶でもあるのでは。今の学校は、親に対して過敏な対応を取らざるを得ないって、よく聞くけど(モンスターペアレンツとか)、教育委員会や文科省含め、毅然とした対応をとれるバックボーンが無いんでしょうね。いじめっ子になる大元の原因は、絶対に家庭にあるはず。それを認めない(気付いていない)親は、いじめた張本人の子供と同罪なはず。そして、そういう大人であり、今の社会を形成した私達、大人の罪も大きい。

基本が間違い基本が間違い 2013/01/26 22:18 まず成果主義を取り入れたがる理由を理解する必用があります。

虐めで度々問題視される隠蔽体質、学校より塾の方がよく勉強を教える、事なかれ主義、子供達に問題解決策を教えず優しさだけ押し付ける偏見教育、等々で既存の先生達は役に立っていないと、周囲が判断しているのです。

学校が聖域化されて外からでは中がわかりません。
派遣や契約など、非正規の教師が増えてます。彼らは子供と向き合わず、勉強だけ教えてさよならです。現場にいる正規の教師が声を上げ、集団で打開策を打ち出し訴えない限り、状況は好転しないと思って下さい。

親が馬鹿なら文句を言いましょう、仕事がきついなら事務員を雇わせればいいんです。それを支えやらせるために、教師は日教組という労働組合を作っているんじゃないのですか? 日教組=反日が国民(僕個人だけ??)の認識です。
集団生活の大切さを教える教師が、個人主義、身の保身に走るとは滑稽ですね。

当事者当事者 2013/02/26 12:04 いじめは私たち全員の問題ですね。全員当事者

すずきゆりこすずきゆりこ 2013/02/26 12:08 誰も言わないけど小学5年位から心理学を子供たちに教えればいいと思う。子供たちを一人の人間としてみようよ。彼らは考えている。だけど 自分の世界だけで。親も学んでいないので理論的に教えられない。世の中にはいろんな考え方があるんだと 学問的に教えたい、お説教ではなく 道徳ではなく、児童心理学を。そうするといじめている子の 幼稚、嗜虐、不幸が周りの子たちに見えて来て、あわれまれ軽蔑される。いじめはやる人の人間失格をあらわす行為だと周りが知り軽蔑することが大事。又、やっている本人もなぜやるのかと内省すると思う。

警察が警察が 2013/02/26 18:51 介入すれば解決する... だったら、旧ソ連とかは何でつぶれたんだろうね。

笑かす笑かす 2013/07/10 11:08 何でも都合の悪い事は在日の責任にしておけばおけ(≧∇≦)てか?
そんなイワシ頭だから、イジメは無くならんのだ。

報道とか報道とか 2013/07/10 11:51 実際、過度な報道や何かが、却って増長させているのではないのかな、と思うこともあります。
そして、学校側は報道に自分の所がそういったイメージダウンに繋がる事を恐れる→イジメは無い。というアンケートを作成し、自分の学校では、いじめ対策をしているという免罪符を持つ。実際、あっても、加害者には何もダメージはない。被害者は、学校側から自主退学を迫られる。結果「イジメをする人はいない」となる。
生徒って、自分の学校のいわば商品。いじめられた側は、そこの商品にそぐわないから廃棄。すごく、表現の仕方は悪い事は重々承知しています。ただ、実際にそうやって自主退学においやられたので…。
と、本題から、280度くらい逸れてしまい申し訳ない。
マスメディアに報道はしてもらいたくない。それが、却って引き金になる気がするので。

一つだけ言える事は、いじめた側は虐めた相手を忘れるけれど、いじめられた側は一生忘れないってことかな…。
乱文失礼しました。

4580.4580. 2014/09/06 02:38 教師(いじめがあったことを認めると会議が長引いて早く帰れないから報告したくない)
これが本音 知識だけ教えて人生は教えてくれないですしね

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